モチノキ科モチノキ属

温暖な地域の常緑樹林などに生え、自生は西日本に多い。庭木や公園樹、街路樹としてして植えられる。同属のモチノキと同じく樹皮から鳥もちが採れ、新しい枝や葉柄が黒紫色を帯びるのが和名の由来。これは葉が似ているモチノキとの違いを見分けるポイントでもあり、本種の方が幅が広く、ふちが明るく見える点と併せて確認したい。また、幅広の葉がよく似ているトウネズミモチは葉の生え方が対生なのに対して本種は互生なので見分けることが出来る。クロガネモチは通常10m前後だが、まれに20mにもなることがある。