ツツジ科の植物の一種。学名 Enkianthus perulatus. 花期:4〜5月
ドウダンツツジ(灯台躑躅)は壺状の白い花を下向きに咲かせる高さ1.5m〜3mほどの落葉低木である。丈夫な性質を持っているため刈り込みや生垣にも用いられている。他にも明るい緑で小さな葉の新芽秋には真っ赤に紅葉します。もち病やグンバイムシなどの病害虫が寄りにくい。
名前の由来は、枝が昔の室内照明器具の灯台に似ているからとされている。
参考文献 ドウダンツツジ(灯台躑躅) 花と緑の図鑑
サツキ
ツツジ科の植物の一種。学名 Rhododendron indicum 花期:5月〜6月
サツキは漏斗形のピンクの花を咲かせる日本固有の低木である。この花は花の色がピンクだけでなく、赤色や紫色などの色も存在している。
・関東西南部より西の本州~九州(屋久島含む)に分布するツツジ科ツツジ属の常緑低木。サツキは日本で最も多く植えられている庭木であり公園や街路、盆栽等に多用される。
・「サツキとツツジの違いは?」と話題になりやすいが、サツキはツツジの一種であり、本来はサツキツツジと呼ぶのが正しい。
・自生は太平洋側の深山にある渓流の川岸や岩場。増水によって水を被るような場所に根を張って育ち、水流によって折れた枝や、流出した根の一部が新たな株を作る。サツキが植木や盆栽として広く栽培されるのは、この丈夫な性質によるところが大きい。
・剪定や移植にも強くて扱いやすいため、園芸用として人気が高まり、栽培のブームが起きた江戸時代にはツツジと区別されるようになった。サツキは海外にも普及しており、オランダでは1682年以前から栽培されている記録がある。
名前の由来は5月頃に花を咲かせるため旧暦の5月が元になっている。