キンモクセイ

モクセイ科モクセイ属

秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放ち、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつに数えられている。

花の形状は、がく4列、花冠は深く4列、雄しべ2本、雌しべ1本、雌雄異株となっている。日本には雄木ばかりで子房は退化し結実しない。

キンモクセイの薬用部位は花で、薬効は胃炎、低血圧症、不眠症など

和名のキンモクセイは、ギンモクセイの花が白であることに対し、橙色の花を金に例えたことから名付けられたと言われている。

キンモクセイの花を乾燥させたもの。甘い香りが高く、そのまま煎じたり、紅茶や烏龍茶などに混ぜたりする。

参考文献 日本薬学会