キンモクセイ
キンモクセイ
モクセイ科モクセイ属
秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放ち、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつに数えられている。
花の形状は、がく4列、花冠は深く4列、雄しべ2本、雌しべ1本、雌雄異株となっている。日本には雄木ばかりで子房は退化し結実しない。
キンモクセイの薬用部位は花で、薬効は胃炎、低血圧症、不眠症など。
和名のキンモクセイは、ギンモクセイの花が白であることに対し、橙色の花を金に例えたことから名付けられたと言われている。
キンモクセイの花を乾燥させたもの。甘い香りが高く、そのまま煎じたり、紅茶や烏龍茶などに混ぜたりする。
参考文献 日本薬学会
モクセイ科モクセイ属
日本に生育するヒイラギは関東以西から台湾の山地に自生するか、庭木や垣根に植えられている常緑の小高木。葉の周辺部はノコギリ状で、各側が1~3カ所ずつ先が鋭く尖ってとげのようになっており、老樹になるとノコギリ状の切れ込みをもたない丸みのある葉が多く見られる。
参考文献 Yomeishu 元気通信
プリペット
モクセイ科イボタノキ属
中国及びヨーロッパを原産とする常緑低木。軽やかな印象の葉が密生するため、公園や商業地の植え込みなどに多用される。欧米では生垣として使用されることの最も多い樹種の一つ。
生育の旺盛なネズミモチやイボタノキの仲間であり、性質は野生的であり、かなり強い。
刈り込みをせずに放任すれば、初夏に写真のような白い花を咲かせる。ただし、可憐とはいいがたく、花の観賞を目的にするような木ではない。花には栗と似たような精臭があり、人によっては臭いと感じる。
参考文献 庭木図鑑 植木ペディア