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総合知
人間らしさの理解のためには、様々な学問分野の共同が不可欠です。ある一つの分野からの観点に固執することなく広く多角的・俯瞰的な視点で議論を進めるためにも、参加者全員が共創的な視点を共有し、それぞれの知見についても総合的に統合を図り、共通項を探る試みが重要です。
心
心は人間にとって、我々と人間以外の動物とを分かつ(ようにみえる)特異な営みの一つであり、それゆえ「人間とは何か?」が解明されるとき、それと同時か、もしくはその手前のタイミングで心についても解明される見込みがあると想定されます。人間理解のための重要な題材の一つとして心をターゲットとすること、また、「人間とは何か?」と同じく理解できそうで理解できない、「心とは何か?」という人類最大(級)の難題を解決していくという意味においても、避けては通れないテーマです。
これらに加えて、「精神」としての心的作用も人間らしさを象徴する顕著な事例であり、宗教心や共同幻想、芸術性、創造性など、精神に紐づく人間固有な現象を具に観察し、その本質を見極めることも有用です。
意識
意識も心と同様、わたしたち人間にとって最も関心が高く、しかしながらその理解には最大級の困難を抱える、特異なテーマであると思います。意識、特に自律的な精神活動を実行する「自己意識」の謎の探究を通した人間の観察は、人間の理解と人間の創造(汎用人工知能の創造)に直接結びつく最短ルートであるかもしれません。
シンギュラリティ
「コンセプト」ページの目標項の通り、「人間とは何か?」が理解されたことの証左として、人間を人工的に創造できること、すなわちシンギュラリティを迎えられる(ような理論構築を図る)ことを議論の方向性として掲げます。