1978年
10月1日 シングル『ガンダーラ』発売
10月25日 アルバム『西遊記』発売
12月25日 シングル『モンキーマジック』発売
ちなみにアルバム発売日に近い10月22日、テレビシリーズは金角銀角の回でした。
ちなみにアルバム発売日に近い10月22日、テレビシリーズは金角銀角の回でした。終盤、悟空大暴れのバックで再び流れる『モンキー・マジック』、最後の切ないシーンに流れる『サンキュー・ベイビー』、どちらも印象的です。
ベストテンでは『ガンダーラ』が12月21日に第7位で初ランクイン、翌週28日には第3位にランクアップしています。そんな中での『モンキーマジック』発売でした。
レコード屋さんにいってみたらこっちもあるじゃない、という感じです。ジャケットもアルバムの写真の別カットだから確かにこれだなと確信持てます。そして両方同時に売れてしまいました。ベストテンにも2曲同時ランクイン。
こっちは英語のままでのシングルカットです。日本語版制作はありませんでしたが、全く問題なく売れてしまいました。
日本語バージョンも作ろうという話にもなりかけたけどうまくいかなかった、ということのようですが、その方がよかったと思います。
ドラマのオープニングとしてはやっぱりこのままがかっこいいです。『西遊記』は毎週日曜夜8時、1時間枠のドラマでした。完全子供向けではないわけです。その辺が、オープニング曲が英語っていうところで絶妙にかっこいい。当時はやった1時間もののドラマのオープニング曲には、インストゥルメンタル曲(歌無し)のものも多かった。同じ日テレ系としては1972年スタートだった『太陽にほえろ!』とか。1971年スタートの『ルパン3世』もオープニングは英語ですね。歌なんかなくても、歌詞なんか分かんなくても(私、最初"third"は聞き取れてませんでした。でもそれが良かったんだよなー。)皆んな歌えた、口ずさめた曲が多かった。だからオープニングは英語でOKでした。むしろここが英語だったことが、このドラマをかっこよくしてたとも思います。この大人感がいいんだよねー、って。
大人感、とは言いつつ、最初の1行が、
♪Born from an egg on a mountain top
と、とっても分かりやすい単語が並んでるところもうまいです。タイトルになってる"Monkey"も"Magic"も、どちらもカタカナで通用しますし、サビの繰り返しも口ずさみやすい。イントロのストリングスのフレーズだけ歌っても通用するインパクトだし。とにかく『ガンダーラ』が大ヒットした以上、こっちにもヒットしてもらおう、ということで早期シングルカット、大成功です。
ゴダイゴとしても、この曲は英語のまま出せたので、『英語で歌うワールドワイドなバンド』というイメージはそのまま残りました。
アルバムの中の『ガンダーラ』は英語にしたので、逆にシングル『ガンダーラ』が日本語なのが特例。ある意味「飛び道具」的なニュアンスです。
これは、アルバム"CM SONG GRAFFITI" B面最後の『レッドシャポー』での最後の1行だけ日本語にしたのとイメージは重なります。「そこだけ日本語」ということです。
アルバム『キタキツネ物語』のおかげで、1曲通して日本語で歌うのが『ガンダーラ』がホントの初、というわけではなかったことも良かったと思います。予習はばっちりで臨めました。
日本語詞『ガンダーラ』の中でも、"They say it was in India"だけは英語を残していて、これも結局効果的でした。
実際はこれは、短く訳すのは難しかったと思います。「それはインドにあったと言われている」っていうんですけど、ガンダーラ地方は1947年からインドの一部ではなくなっていて、時制をちゃんと使わないといけない。でもあまりちゃんと使いすぎるとそこだけ堅苦しい。で、オープニングも全部英語だし、ここは残しちゃおう!ということだったかは分かりませんが、この一文は英語のまま。でもこの「インドにあったらしい」っていう一文は、このくらいぼやかしてちょうどよかったとも思います。おかげで英語版でレコーディングした女性コーラスもそのまま使えています。「♪愛の国~」だけ日本語にしたので、女性コーラスはカットされています。