『走り去るロマン』発売から1年4か月、ゴダイゴデビューです。
1976年
4月1日 シングル『僕のサラダガール』
7月25日 アルバム『新創世記』
10月1日 シングル『いろはの“い”』
11月25日 アルバム『いろはの“い”』
メンバーは、
キーボード ミッキー吉野(以下、『ミッキー』)
ボーカル タケカワユキヒデ(同、『タケ』)
ベース スティーヴ・フォックス(『スティーヴ』)
ギター 浅野孝已(『浅野氏』)
ドラム 浅野良治(『リョージ』)
デビューシングルはスマッシュヒットだったようで、このときはまだなかったバンドロゴがアルバムでは出来上がっていて、このロゴは『いろはの“い”』でも使われます。
アルバム『新創世記』発売に合わせて出された分の歌詞カードには、追加でアルバムの宣伝が印刷されました。
サントラ『いろはの“い”』もゴダイゴ名義で出されているところが興味深いです。ミッキー主導のサントラもゴダイゴ作品とすることで、バンドの間口を広げていて、この方針は翌年も続きます。
1977年
6月1日 シングル『ハウスのテーマ』(映画『ハウス』オープニングテーマでシングルではB面)
9月1日 シングル『君は恋のチェリー』(映画『ハウス』劇中歌)
11月1日 アルバム『デッド・エンド』発売
このあたりからドラムがトミー・スナイダー(以下、『トミー』)にチェンジ、よりワールドワイドなサウンドになっていきます。『ゴダイゴ』の名の入ったレコードも、どんどん世の中に出ていきます。
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さて、日本語曲の出番なんですが、まだ出てきません。
タケのアルバム『走り去るロマン』を引き継いで発売されたゴダイゴデビューアルバム『新創世記』は、同じように全曲英語詞、英語タイトルで、邦題付きというスタイルです。
2枚目の『デッド・エンド』も同じです。徹底しています。
さらに、『いろはの“い”』や、『ハウス』のサントラでも、同じことをしています。アルバム内ほぼ全曲インストなんですけど、邦題と洋題、各曲どちらもあるんです。
で、面白いことに、それぞれこの邦題と洋題、歌ものアルバムかインストかでどっちがピンとくるかが違ってくる気がしてきます。
歌ものだと、邦題の方が覚えやすいワードだったとしても、歌詞の流れを読み込めば洋題の方が大事に思えてくる。
インストだと、曲とタイトルが直結できるのは、日本人にとってはやっぱり日本語タイトルの方。
結果、どっちもピタッとくるのは、カタカナにしてもOKな英語タイトルもの、だなってなります。
『イエローセンターライン』、『マジックペインティング』、『(僕の)サラダガール』、
『インザシティー』、『デッドエンド』、『ラストアワー』、『パニック~イメージ』、
『イート』、『ハングリーハウスブルース』、『(君は恋の)チェリー』…
この路線、つまり、『ラッキージョー』路線が、結局一番しっくり来る。歌ものの場合は、もし分かりやすさを追求するとしたら、これでイケた方がいいんじゃないか。
アートとしての2面性タイトルのカッコよさを含め、マニアックなロックファン、音楽通を取り込んだ今、次へ向かうにはどうしたらいいか、その答えに向けてのある種また別方向への実験的アルバム、"CM SONG GRAFFITTI"が、翌年1月に発売されます。