始め方・留め方

ひと結び

糸を1つ結ぶ。誰にでも出来ますが。位置がキマらないとやり直すことに。ほどくのキライ。だから気をつける事。

①輪を作って中に通す。

それだけなんですが、編み終わりやビーズを留める玉結びでは結び目を作る位置が大切。


②黄色の位置で結びたい時は、巻いた糸を指で押さえてから引き締めます。

輪をそこに向かって縮めるイメージです。

③ビーズを留める時はビーズにしっかり寄せて結びましょう。

結び始め

編み始めは糸を固定すると作業がはかどります。芯糸を引っ張って張るためです。ピンで留める時、後から簡単に解ける結び方で。

ピンを使った仮結びです。あとで解く予定の結び目に。

①ひと結びをする途中、糸を通し切らないで止めます。

輪からちょっと出ている部分に通すようピンをさします。

②ピンがあるので糸を強く引いても解けません。

ピンを抜いたら、簡単に解けます。


焼き留め

小さな火でも、注意してください。燃えやすい物に囲まれて火を使うので。ライターを置く小皿とか用意してもいいですね。

ワックスコードは火で炙ると溶けます。そして、冷えると固まります。ほんの2〜3秒ですが、この時に溶けた部分を編み地に押し付けるように潰すと、くっついて糸留めが出来ます。

処理する時、糸を短く切るので初めて試す時は不安ですね。

溶けた糸は熱いので注意。手で直接触らないでね。ライターの着火部分には金属が使われているので、その平らな部分を使って整えましょう。

炙る時はなるべく火の根元部分で。だいたい2秒。もし火がついたら炙りすぎです。素早く消火。少しくらい燃えても留まりますが、黒くなるかも。火が着かないタイミングを覚えましょう。

①処理したい糸を3ミリ程度に切ります。こちらは太さ0.75ミリの糸です。

もっと細い糸なら、やや長めに切ってもいいと思います。逆に太さ1ミリの糸なら2ミリぐらいでもいいかも。

②焼き留めすると元の色よりちよっと濃い色に見えます。ちょっとプラスチックみたいな光沢も。

本体の形に響かないのが魅力の処理です。

カットする時は糸に負荷が掛からない状態になってから。

編み進んで周りの編み目が落ち着いたら処理しましょう。

①ひと結びしてから焼き留めする事も出来ます。

②結び目が小さなビーズみたいになります。デザインの一部として利用するのもいいですね。

結び目が大きいと解れ安いので注意。

焼き留めで糸継ぎが出来るかというと、うまくやれば多少引っ張っても取れません。

接着剤よりは信用出来ます。

焼き留めできる、という事はワックスコードを材料に選ぶ理由の1つです。

編んでいる途中で糸が足りなくなった場合は、

次の目から継ぐ方の糸で結んで、

糸に負荷が掛からなくなってから、両方の糸の端を一緒に焼き留めする

という方が安全かな、と思います。