次の写真のようなデザインで自分用のブレスレットを作りました。
手首の周りを測ったら15センチでした。
少しだけ余裕の有る仕上がりにしたかったので斜め巻き結びを16センチ編んで仕上げました。
でも、実際着けて見たら少し大きかったです。なぜでしょう。
回答
ジョイントの平結びの長さが加わる事を忘れてませんか。
こちらは編み上がったブレスレットの輪にまとめる前の形です。緑の部分が斜め巻き結びで作った本体部分です。
一見すると手首周り15センチの人が本体を16センチで作ったのは正解っぽいですね。ふと気が付いて、水色の力玉の径2つ分を含めた長さで16センチにするかもしれません。惜しい。
輪にして平結びでまとめ、ブレスレットに仕上げた時の形はこのような図になります。スライドを最も引き締めた最小の状態です。
本体、水色の力玉の長さだけでなく、ジョイント用の平結びの長さも含めて16センチにしないといけませんね。
と、いうわけで…
ブレスレットの仕上がりサイズの構成は、こんな感じです。
なので、本体の長さを求める時は
仕上がりサイズ(16センチ)− 力玉の径×2− 平結びの長さ
ですね。
手首の周りは15センチでしたが、手のひらの1番大きい周囲は19センチでした。
ブレスレットの仕上がりサイズは16センチにします。
手のひらをくぐらす時は19センチは必要なので、スライドを広げて最大にした時のサイズは、少し余裕の20センチにしようと思います。
スライドして4センチ広げる必要がありますが、ダブルスライドなので2で割って、各スライド用糸の長さは2センチあればいいはず。
でも、なんだか短い気がします。
装着時のサイズ(最小時)
手をくぐらすのに広げたサイズ
回答
ジョイントの平結びの中に入る長さを忘れていませんか。
もう1度この2つの図を見比べてください。
輪にまとめる前の図で本体の両側に有るスライド用の糸の長さは、それぞれピンクと水色の力玉の間の長さです。
それを平結びでまとめた時、両側のスライド糸の一部が平結びの中で重なっています。輪の図の右の水色は左のピンクと組で、上の図の左側部分です。左の水色が右のピンクと組で上の図の右側部分です。
展開したイメージはこんな感じです。
ブレスレット周囲の最大と最小の差の構成は、こんな感じです。
なので、スライドの長さに最低限必要な長さは、
最大と最小の差÷2+平結びの長さ
です。それ以上の良さげな長さに。
ジョイントをシングルスライドにする時は、スライド糸の長さはダブルジョイントの時の2倍にすればいいですか。
回答
最低限必要な長さの2倍が必要な長さです。
上の図の右側から作っていくとします。
右のピンクの力玉と本体の間にジョイント用の平結びの中に入る予定の箇所を作っておきます。輪にまとめる時、この箇所と左側のスライド用の芯糸を重ねて平結びします。
右はスライド出来ないので固定した感じになり、左側だけで調整する感じです。
スライド用の糸は常にジョイントの平結びの中に一部が入っている感じになります。平結びの長さは最小の周囲を構成する部分ですので、それを引いた長さが広げられる長さになります。
ブレスレット周囲の最大と最小の差の構成は、シングルスライドではこんな感じになります。
なので、必要最低限の長さは、
最大と最小の差+平結びの長さ
です。それ以上の良さげな長さで。