3本糸の斜め巻き結び

この作例は太さ0,75ミリのワックスコードで作っています。

3本の糸で編む斜め巻き結びです。

糸が少ない方が簡単だと思われそうですが、芯糸の向きがコロコロ変わってややこしくなります。

芯は1本で行ったり来たりするだけなので、巻き糸として表に出る事はありませんが、スライド部分の配色を考えて巻き糸の片方の色に合わせました。

おかげで、どれが巻きでどれが芯なのか、よく見ながら編まないといけない事に。

巻き始めは芯糸の方が短いのでわかりますが、編み進めるほど同じような長さに成って、さらに間違えやすくなります。

印象的な2色の組み合わせで作る細い紐のような編み目です。

よく見ると赤、ネイビーそれぞれの巻き糸が細かく蛇行しています。巻き糸の蛇行感は斜め巻き結びならでは。

巻き糸にビーズを通すと、細いながらにしっかり本体の左右に位置が決まります。

左からスタートする斜め巻き結びです。

3本まとめて仮結びしたら、使う順に並べます。左からネイビー芯、ネイビー巻き糸、赤の巻き糸。

ネイビー、赤、それぞれ巻き結びしたら、もう折り返しです。

芯は巻き糸の上ですね。間違えると仕上がりのチッちゃい蛇行が見られませんよ。

右から左。帰り道は赤、ネイビーの順番です。

もう折り返しました。

今、どれが芯糸かわかりますか。

段もないので1本の芯糸が左右を行ったり来たり。

2結びで折り返し、2結びで折り返し。結び目は右側が赤、左がネイビーのままです。

ネイビーは引き締まって見える色なので赤の方が太く見えませんか。


そんなこんなで5センチ編みました。

ここからの5センチがブレスレットの真ん中なのでビーズを着けます。

最初は小さめのビーズです。

丸大という2ミリぐらいのビーズで、0.75の糸が通るビーズとしては最も小さいと思います。諸説あり。

次に主役の4ミリのガラスビーズです。赤紺のマーブルです。

この糸の配色はこのビーズに合わせて決めました。

また小さいビーズに戻っておしまい。この5センチぐらいが本体のサビですね。

予定の長さに成ったら仮結びを解いて、長さや左右のバランスを調整。長ければほどき、短ければ編み足します。反対側からも編みたせますが、左右が逆になります。

本体側の力玉を着けます。周囲を広げる力玉です。ひと結びで固定します。

細いデザインなのでゆったり感を出そうと本体をやや長めにしたので、スライド部分は4センチ弱と少し短めにしました。

捻れが無いよう本体を整える為に何か型に成る物に巻きます。手首ほどの周囲でぐらつかない物…って、こんな感じですね。

ジョイント用の巻き糸で平結び。

外側の力玉のを着けた後、焼き留めしてしまうともう解けないので、出来上がりを確認してからの方がいいですね。ほんとは。

周囲最大状態。掌を通すのに適度な周囲に。


締めた状態。ブレスレットとして手首に装着している周囲です。

出来上がりです。

ビーズをメタルにしたら…。