2021年8月1日の報告書(PDF)
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会の2021年度大会と同時に開催するSIG (Special Interest Group) の企画
MHBインターナショナルスクール (IS) SIGとの合同会合
2021年8月1日18:00〜20:30(日本標準時)
オンライン開催(Zoomミーティング使用)
今回のMHB年次大会の週間の中で開催するSIGの会では、ご自分の言語教育実践について
ざっくばらんに情報交換をしたいと考えます。学ぶ対象となる言語が何語であるかを超えて実践を交流できる機会はそう多くはありません。昨年度同様、会員からの情報提供を受けてご一緒に考え意見交流をする場としたいと思います。
今回は「到達目標の視点から」という副題をつけました。所属していらっしゃる教育機関には、それぞれに設定された目標設定が(詳細まで明示的に示されているかどうかは別として)あろうと思います。その「設定に基づいてこのような言語教育を行っている」、「設定はこうだけれど、これでよいのだろうかと自問しつつやっているので他の先生がたの意見が聞きたい」、「このような目標に移行しようという議論があるがこれまでの教育実践内容を考えて判断しかねている」などといったざっくばらんな情報交流の場になればと考えています。
つきましては、情報提供者を若干名募ります。完成した研究の発表の場というよりは、対象言語やそれを取り巻く社会的状況、教育機関の状況など多様な視点から言語教育と到達目標について考えるための情報提供をしていただけるとありがたいです。
1件のご発表は20分以内といたします。その時間内で以下のような点を含む情報提供をお願いしたいと思います。(④の情報については教えている言語が初修外国語の場合のみ)
① 何語をどの年齢層の学習者がどこで(どんな学校やその他の教育機関で)何人くらいで学んでいるのか
② その機関では、当該言語を教える意義をどのように考えているか、それは③に反映されているか(CEFRに言及も可、CEFRについては
https://tufs-sgu.com/cefr/)
③ 教えている機関ではどのように目標を設定しているか、それは機関の方針か個人の工夫か
④ 初修外国語に登録している完全な初学者を対象にして、CEFRのA1レベルの下位分類を想定するとしたら、CEFR-J に照らして、あるいはそれ以外の分類を用いてどんなふうにそのレベルを描写できるか。
⑤ 教材や教え方の特色