当ページで公開しているBVE阪急線(共通)の運転解説です。
同梱のReadMeと合わせてお読みください。
※Ver3.4までを運転したことのある方は、下記冒頭の「Ver3.4との違い」の項だけ読んでもらえれば、あとは読み飛ばして結構です。
※初めて当BVE阪急線を運転される方は、最後までお読み頂き、理解したうえで運転するとより愉しめるかと思います。
※独自調査に基づく解説ですので、実際と異なる場合があります。
<Ver3.4との違いについて>
主に3点ありますのでお読みください。ただし最後の③は、操作を忘れてもシナリオ進行に影響しません。
① 可動式ホーム柵がある駅への停車
神戸線神戸三宮駅と、宝塚線十三駅では、可動式ホーム柵が導入されています。この駅では停止範囲が±1mと他より厳しい範囲になっているので、停車にはご注意ください。
停止範囲に停まるとホーム柵と車両のドアが開きます。
発車時間が近づくと、車両のドアが閉まり、続いてホーム柵が閉まります。
ホーム柵が閉まると、前方にある青色と赤色の表示機のうち、赤色が緑色に切り替わります。すると車掌合図ベルが来て、発車できます。
車両のドアが閉まって即発車は出来ませんので、ちゃんとベルが鳴るまでお待ちください。
② ワンマン列車のドア操作
今津南線と甲陽線はワンマン運転を再現しています。
ワンマン運転ではドア操作と、乗車促進放送を流すことが出来ます。詳しい操作は複巻電動機様の「機器操作解説」をご確認ください。
以下はキーボードでのキーとその対応です。
<左ドア操作>
W:左ドア閉
E:左ドア閉予告
R :左ドア開予告
T :左ドア開
<右ドア操作>
Y :右ドア閉
U:右ドア閉予告
I :右ドア開予告
O:右ドア開
促進放送は「@」キーです(促進放送は、始発駅発車前に運転士によってたまに1回鳴らす程度です。中間駅では基本流しません)。
ドア閉めは発車時刻の10秒前程度に行うのが良いでしょう。
ちなみに終点駅では、実際は助士席側に移動してから右ドアを開けるので、到着して即開けるのではなく、移動する時間を加味して開けるとそれっぽくなります。
なお駅間の放送は自動で流れます。
③ 宝塚線の大阪梅田入線前のベル合図
宝塚線列車のみ、大阪梅田駅の場内信号機付近で、進路が開通すると運転士がベルを鳴らし、車掌がベルを返す、という操作を行います。鳴らす回数は以下の通りです。
◆偶数号線(4,6号線到着):二打・・・ドア開方向は左→右
◆奇数号線(5号線到着):一打・・・ドア開方向は右→左
これはベルの打数で車掌にどちらのドアを最初に開けるのか知らせているものです(到着号線はダイヤにより決まっているので、車掌にも開扉方向は予め分かっていることではありますが、現在も宝塚線だけ行われています)。
BVEでは場内信号機手前あたりでベルを鳴らすと、ベルが返ってきます(ベルを鳴らすボタンは通常「2」キー)。
鳴らすタイミングは場内信号が開通して進路表示が判明したあとに、場内信号機手前付近で鳴らすことが望ましく、ベル確認が終わってから車掌は終着駅の車内放送を流します(つまり、遅すぎると放送にベルが被ります)。
このベルは鳴らさなくても、また打数を間違えても、シナリオには影響はありません(設定された打数だけ返ってくる設定になっています)。
京都線と神戸線はこの合図をしていないので、鳴らしても返ってきません。
<BVE阪急線の運転方法について>
◆BVEの基本操作は公式ホームページなどで、車両の個別操作については車両作者様のホームページでご確認ください。
以下は当BVE阪急線を運転するにあたり、運転全般の基本的な操作を記します。
なお、独自調査による内容であり、実際の操作と異なる場合があります。
【走行中】
◆駅間走行時は、運転台にあるATS表示器の速度、および駅間最高速度(スタフもしくは次駅名表示の欄に記載)を超えないようにしてください。特にノッチオフ時注意。ATS表示機の照査速度を超えると、常用最大ブレーキがかかります。
次の駅間速度が低い場合は、その区間に入るまでに指定速度以下に落としてください。
◆速度制限のないカーブは駅間最高速度以下で通過できます。ただし以下の場所は運転士によっては乗り心地向上のため、一定速度以下に落とすことが多いです(BVE上では制限速度は設けていません)。
京都本線
・上新庄の先の右カーブ:約70~80km/h程度
・南方の先の左カーブ:約75~85km/h程度
・十三手前の左カーブ:約45~55km/h程度
(駅間最高速度は85~90km/hですが、手前に70km/h照査あり)
宝塚本線
・石橋阪大前手前の右カーブ:約40km/h程度
(駅間最高速度は100km/hですが、手前に70km/h照査あり)
神戸本線
・園田手前の右カーブ:約100~105km/h程度
また一部のカーブ駅では、発車後即フルノッチに入れるのではなく、最後部がカーブを抜けるまで3ノッチ程度でゆったり加速する場面もあります(京都本線西院や、宝塚本線豊中など)。
◆阪急ではレール間電流の周波数を常時検知する方式のATSのため、制限信号が変化(例:減速→進行)した場合は、即座に加速しても構いません。
なお、運転席から実際に信号が見えなくても、ATS表示器が変化すると即座に加速できます。
(補足1)
逆に、運転士は目の前の信号機が制限信号であれば、次の信号機が何の現示なのか、予想して運転することになります。
(補足2)
阪急は中継信号機が無いため、見通しの悪い信号機が「注意」になっていたら、その前の信号機は4灯式以上で「減速」を表示する等、予めその先のフラグがわかるようになっています(例:西院駅の前後など)。
(補足3)
一部の駅の場内信号機は見通しが悪くても現示が予測できるため、予め運転士はその制限信号に備えるように運転しています(例:淡路駅や仁川駅など)。
【入換運転】
◆入換信号機による入換運転を行う際は、入換信号機が開通するとATS表示が「70」になりますので、その状態で「ブレーキを非常」に入れて「PageUpキー」を押すとATS表示が「入換30」になり発車できます。
◆入換運転中の最高速度は25km/hです。次の入換信号機が開通していない場合や入換区間終了の場合、手前の「入換15」標識以降は15km/h制限となります。
◆阪急では入換運転中は起立して運転します(ほかにも終点(梅田等)に入線する際は起立します)。
【駅の停車】
駅停車時は原則として速度照査がかかります。速度照査のかかり方は駅によって異なりますが、基本的に途中駅は①②の高速パターン、終着駅は③の低速パターンがかかります。
さらにざっくり説明すると…
★場内進行の場合 : ブレーキの調整で一発停車。停まれそうにない速度の時のみブレーキアシスト。
★場内注意の場合 : A点(70km/h) → 場内注意(50km/h) → A点(30km/h) → S点(20km/h) → 停車
上記2パターンの基本を覚えておけば、ほとんどの駅で照査にかからない停車が出来ます。
【イメージ図の見方】
◆赤い線は常用最大ブレーキがかかる境界線、青い線は運転士による理想ブレーキ曲線です。
◆背景が緑の場所はなにも起きませんが、黄色の場所はブレーキがかかります。
◆ATSの欄はそのときにATS表示器に表示される内容です。
◆信号、標識の欄はその地点に立っている信号や標識です。
◆図は独自調査を元に簡略化して描いています。あくまでも参考に。
①高速パターン設置駅
◆○P標を過ぎるとチャイムが鳴って高速パターン域に入り、ATS表示が赤く点滅します。以降常用最大でも停まれない速度になると、常用最大ブレーキがかかります。
◆高速パターンはホームの先端までに停車できるようにしているため、ホーム中程などに停まる場合、パターンに当てながらの停車だとオーバーラン必至になります。
◆パターンは停車域で微速になると解除されます。また、一部路線ではキャンセルコイルを通過しても自動で解除されます(ATS表示の色が元に戻ります)。
◇神戸線のみ、速度に合わせたブレーキの目印(標識解説)がありますが、他の路線にはありません。
◇副本線がある駅(待避駅)において、副本線に入る場合は②へ。
◇京都線淡路5号線(下り本線)においては、場内信号機が「注意」の場合のみ高速パターンが作動します。
◇神戸線西宮北口3号線(上り本線)においては、第一場内信号機で一旦高速パターンが解除され、第二場内信号機で再び作動します。
◇ダイヤが「回送」の場合は高速パターンは作動しません。
②高速パターン設置駅(副本線)
◆副本線(待避線)に入る場合のみ、700mほど手前にある赤○A点において80km/h照査が行われます(一部駅を除く)。
◆それ以降は信号の制限に従って停車してください。
◆標識のある位置および制限速度は、右の図の順序とは異なる場合があります。
◇上記は基本形であり、赤○A点が無い駅もあります。信号の表示と標識をよく見て照査に備えてください。赤○A点があっても照査が無い場合もあります。
◇庄内駅・六甲駅は冒進防止のため、ホームに入るところにあるA点にて、30km/h照査がかかります。
(場内「注意」の場合はS点による20km/h照査はありません)。
◇正雀駅・相川駅は冒進防止のため、ホームに入る手前にあるループコイルにて、30km/h照査がかかります。
(標識はありません。場内「注意」の場合はその後のS点による20km/h照査はありません)
③低速パターン設置駅
◆各標識にて順に速度照査がかかります(画像は一例)。照査内容は各標識の内容に準じます。
◆S点にて20km/h照査がかかったあと、停止位置直前のP標より低速パターンとなります。低速パターンは超過してブレーキがかかると、停車するまで解除できません。
◇高速パターン標識がある駅の場合、場内「警戒」で入った場合のみ低速パターンが作動します。逆に高速パターンで入駅した場合、低速パターンは発生しません。
◇京都本線の大阪梅田において、2・3号線に進入する場合、場内信号手前の赤○A点において50km/h照査が行われます(画像のピンクと紫の線)。
④信号による階段停車駅
【該当駅】天神橋筋六丁目・高速神戸。
◆信号機の指示に従って速度を落とせば問題ありません。
◆照査は無いので、停止位置をめがけて普通に停車してください。
◇さらに下位の「警戒信号」(30km/h照査)が出る場合もあります。その場合は停止位置手前のS点照査も発生します。
<当BVE阪急線の各種ギミックについて>
◆本データはあくまでも雰囲気重視のため、各表現やギミックについてはゲーム的なアレンジを施してあり、実際と異なります。
◆時刻表をクリックしてのジャンプや、開発者機能を使用した早送り等は、各表現やギミックの動作に支障をきたしたり、場合によっては発車不能になる恐れがあるのでお勧めしません。
ジャンプしたのちに起きた不具合やエラーなどについては対処できませんのでご了承ください。
◆意図的に遅延・早発した場合や、常識外の運転をされた場合の不具合も、同様に対応いたしません。