このページでは、宝塚本線・箕面線の公開ダイヤの解説を行っています。それなりに長いのでお時間ある時にお読み下さい。
※下記時刻表風画像の「シナリオ所要」は、シナリオを起動してから終着までの総合時間を表示しています。
※各項目の「停車駅」に(ノンストップ)と書いてある場合、時刻欄の停車駅間をノンストップで走行することを意味します。ただし始発駅もしくは終点駅から入換運転が存在する場合があります。
※各項目の「充当車両」はデータとして再現しているか否かに関わらず、2022年12月当時において、実際に入り得る形式を記載しております。代走の場合は記載していません。なお、列車選択ファイルにはこのうちの、公開中の対応車両のみ記載しています。
※このページに掲載しているサムネイル画像は、香風まめもち隊さまが作成されたものを許可を得て掲載しています。
日生特急8010
【時刻】
川西能勢口8:12→大阪梅田8:38
【停車駅】
池田・石橋阪大前・十三。
【充当車両】
8000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
平日朝の能勢電鉄日生中央発の「特急日生エクスプレス」です。案内上は愛称まで放送しますが、スタフには「日生特急」と書かれています。
運転上の注意は、曽根で雲雀丘花屋敷発普通を追い抜くこと、その先で準急の後追いになることです。そのため、ノンストップ区間をフルスピードで突っ走ることは出来ません。
また石橋阪大前で箕面線からの接続を受けるため、発車が遅れることがあります。
【運転上のポイント】
石橋以遠では、信号機の状況を見つつ、先の変化を予想して運転してみてください。混雑した車内にいる乗客のことも考え、加減速の少ない運転にしたいものです。
特に豊中の場内信号待ちで停止する際、登り坂なのでショックレスに停まってください(なかなか難しいですが)。
また制限速度のあるカーブは、乗り心地を考えて10km/hくらい低い速度で通過する運転士も居られます。
【その他】
営業列車では豊中を通過できる唯一の種別です。
日生特急はかつて川西能勢口で増結して10両編成となり梅田まで走っていましたが、今現在は8両編成のみで、1000系または8000系が充当されています(6000系は能勢電鉄線内の勾配区間の走行に支障があるのか、能勢電所有車も含め営業での乗り入れはしなくなりました)。
また登場当初は池田も通過していましたが、2003年に停車するようになりました。
通勤特急7082
【時刻】
川西能勢口8:21→大阪梅田8:47
【停車駅】
池田・石橋阪大前・豊中・十三。
【充当車両】
6000系8両編成
【ダイヤの特徴】
平日朝、日生特急と同じ時間帯に運転されている通勤特急です。
ダイヤパターン的にも日生特急に似ており、曽根で池田発普通を追い抜き、以後急行の続行運転となりますが、急行は準急と違って中津に停まらないので、日生特急よりは詰まりにくいかと思います。
【運転上のポイント】
日生特急同様、石橋以遠では、信号機の状況を見つつ、先の変化を予想して運転してみてください。
6000系は起動時にガクガク揺れる(特に雨の日)ので、あまり加減速を激しくすると乗り心地が悪くなります。
また日生特急同様、豊中の場内信号待ちでショックレスに停まるのは難しいです。かといって登り坂で再加速を何度も繰り返すのも乗り心地悪化になります。それらを踏まえてスムーズな運転をお願いします。
【その他】
宝塚線の通勤特急というのは、多分BVEでは初再現かと思いますが、2015年までは同じ停車駅で「通勤急行」として運転されていました(2025年からの通勤急行はまた停車駅が異なります)。
通勤急行が通勤特急になってからしばらくも継続して10両編成が走っていましたが、2022年改正より8両に減車されたことで、最後尾に女性専用車両ステッカーの貼ってある6000系の専属運用になっています。
この運用に入った車両は通勤特急→回送を繰り返すだけで朝のうちに平井車庫に入庫してしまいます。
余談ですがダイヤ選定の際、平井出庫の通勤特急も検討していましたが、川西能勢口の停車時間が10分近くあり、流石に長すぎるのでボツになりました。
急行1302
【時刻】
宝塚13:10→大阪梅田13:44
【停車駅】
豊中までの各駅と十三。
【充当車両】
5100系・6000系・7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
平日日中の急行で、これまで公開していた急行とほぼ同じ、と言いたいところですが2022年改正で変わった部分として、大阪梅田の到着号線が4号線ではなく、5号線に到着するようになりました。
これは先行の普通が大阪梅田手前で詰まってしまうことを防ぐ方策で、それまでは急行は4号線に入って急行へ、普通は5号線に入って普通へと同じ種別で折り返していたところを、先行の普通を4号線に入れて折り返し急行にし、続行の急行は代わりに5号線に入れて折り返し普通に充当させることで、中津→大阪梅田間のスピードダウンを少なくしたものです。
このため改正前より所要時間が1分ほど短縮しています。
【運転上のポイント】
短縮されたとはいえ、十三までの区間は詰まりにくくなったわけではないので、通過運転区間を飛ばしすぎると十三手前で制限信号が出てしまいますのでご注意ください。
ちなみに当BVE阪急宝塚線シナリオの中では、通過運転区間を「ほぼ詰まらず飛ばせる」数少ないダイヤです。
【その他】
宝塚線急行は1997年までは石橋以遠十三まで無停車でしたが、その後豊中・蛍池が停車駅に追加されました。
とはいえ、高速パターンが導入されたり、前述の梅田進入番線の変更によりスピードアップしており、1997年頃は蛍池通過でも所要時間36分だったのが、現在は34分になっています。
準急786
【時刻】
宝塚7:53→大阪梅田8:37
【停車駅】
曽根までの各駅と十三・中津。
【充当車両】
5100系・6000系・7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
平日朝ラッシュ時の準急で、最後まで待避は有りませんが、3駅しか通過しないので時間がかかります(全区間待避無しの早朝普通より4分程度遅い)。
そして待避も無ければ追い抜きも無く、川西能勢口時点で2分先行している通勤特急は曽根で普通を抜くものの、当列車はその普通を抜かずに大阪梅田まで後を追うダイヤになります。
なので通過運転区間であってもあまり飛ばすことは出来ません。
【運転上のポイント】
普通の後追いの際、逆に遅すぎると後ろから追いかけてくる日生特急8010列車の邪魔になるので、通過駅区間はそのあたりの調整を上手くしながら走行する必要があります。
神戸線準急は中津を通過しますが、宝塚線準急は中津に停車します。ここもお間違えの無いようご注意ください(高速パターンは動作しますが、ラッシュ列車でこんなのを作動させてしまうと大顰蹙間違いなしです)。
【その他】
宝塚線準急も開業当初から停車駅が変わっており、現在の停車駅になったのは2003年です。2018年までは下り列車や箕面発列車も走っていましたが、現在は上り宝塚発のみになっています。
なお準急は全部で7本あるうちの、この列車は6本目です。一部列車は日生特急運用に流れるために、能勢電対応車両が限定運用されていますが、このダイヤは区別なく全形式が入ります。
普通1130
【時刻】
雲雀丘花屋敷11:03→大阪梅田11:33
【停車駅】
各駅に停まります。
【待避駅】
雲雀丘花屋敷[急行]
【充当車両】
5100系・6000系・7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
日中の普通列車で、平井車庫出庫からの運転となります。雲雀丘花屋敷で急行を待ってから発車するので、7分ほど停車します。
また中津駅を発車すると、かつてのダイヤでは急行・普通と離合して大阪梅田駅5号線に入線していましたが、2022年ダイヤ改正より、急行とのみ離合して4号線に入るようになりました。
これにより、場内信号待ちがほぼ無くなり、全体の所要時間も短くなっていますが、可動式ホーム柵設置の関係で停車時間が伸びた駅があります。
【運転上のポイント】
雲雀丘花屋敷を出ると、終点まで後続の急行に抜かれないため、テキパキと停車する必要があります。
【その他】
出庫してから、雲雀丘花屋敷で長時間停車して急行を先に行かせますが、シナリオではその間、そのままノーカットとなります(乗務員は詰め所に戻ることが多いです)。
駅ジャンプも出来ないのでご了承ください。Q&Aにも書いていますが、駅ジャンプ・早送り等をした場合の不具合は対応しかねます。
なお宝塚線では、上下とも日中に普通車を同駅に停め続けるのが基本になっています。運用に余裕を持たせているのかもしれません。
日中の普通車は、豊中までは先行の急行との間隔が短いので、乗客は少ないです。つまり座れるので、あえて混雑している急行を見送って梅田まで普通に乗る客も居ます。
普通792
【時刻】
豊中7:47→大阪梅田8:08
【停車駅】
各駅に停まります。
【待避駅】
曽根[日生特急]
【充当車両】
5100系・6000系・7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
平日朝ラッシュ時の豊中始発普通です。豊中の引き上げ線からの運転のため、入換扱いが必要になります。
豊中では豊中始発専用の停止位置がありますので、ご注意ください。
曽根で日生特急の待避がありますが、豊中駅時点では当列車が大阪梅田先着なので、豊中でほぼ座席は埋まり、岡町で立ち客が出てきて…と混んできます。
曽根以後では2分ほど後を急行が追いかけてくるため、遅延は避けたいところです。
【運転上のポイント】
ラッシュ時間帯で各駅の停車時間は長めなので、定刻通り出発していれば、大幅な遅延にはならないと思います。
駅間走行時間も日中よりゆとりがあるので、ブレーキを柔らかめにして停車することで乗り心地向上を図りましょう。
【その他】
豊中始発はかつて準急より先に豊中へ入線し、曽根で準急と日生特急の2本を待避していましたが、現在は準急と日生特急の間に割って豊中に入ることで、曽根では日生特急のみの待避となり、待避時間が短くなっています。
2025年のダイヤ改正以後は、池田発着と入れ替わるように殆どの列車が日生特急ではなく通勤特急の通過待ちに変更されています。
余談ですが2012年夏頃に節電対応のため、日中の普通を全て豊中折り返しにする計画がありましたが、結局実施されませんでした。
普通1168
【時刻】
箕面11:40→石橋阪大前11:46
【停車駅】
各駅に停まります。
【充当車両】
5100系・6000系・7000系・8000系4両編成
【ダイヤの特徴】
日中の箕面線普通です。ちょうど中間あたりで上下列車が離合し、石橋阪大前では急行に連絡しています。
【運転上のポイント】
箕面線は全体的にほぼ下り勾配なので、運転最高速度を超えないよう、ノッチオフの場所などに注意して運転してください。
途中駅の各ホームは8両分ありますが、2022年ダイヤ改正で8両編成の乗り入れは無くなったので、8両用の停止位置看板は撤去されています。
そして牧落はホーム先端が停止位置ですが、桜井はホーム真ん中あたりなのでブレーキに注意してください。
【その他】
前述の通り、箕面線は全列車4両編成の区間運転となっています。近いうちにワンマン化が予定されています。
2022年12月当時の箕面線車両は、5132F・5134F・6024F・7031F・8040F+8041Fのいずれかが使用されていました。