このページでは、神戸本線・伊丹線・今津線・甲陽線の公開ダイヤの解説を行っています。結構長いのでお時間ある時にお読み下さい。
※下記時刻表風画像の「シナリオ所要」は、シナリオを起動してから終着までの総合時間を表示しています。
※各項目の「停車駅」に(ノンストップ)と書いてある場合、時刻欄の停車駅間をノンストップで走行することを意味します。ただし始発駅もしくは終点駅から入換運転が存在する場合があります。
※各項目の「充当車両」はデータとして再現しているか否かに関わらず、2022年12月当時において、実際に入り得る形式を記載しております。代走の場合は記載していません。なお、列車選択ファイルにはこのうちの、公開中の対応車両のみ記載しています。
※このページに掲載しているサムネイル画像は、香風まめもち隊さまが作成されたものを許可を得て掲載しています。
特急K1508
【時刻】
新開地15:34→大阪梅田16:08
【停車駅】
高速神戸・花隈・神戸三宮・岡本・夙川・西宮北口・十三。
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
日中ダイヤの特急です。雰囲気的には基本的にこれまで公開していた神戸線A特急と同じです。
夙川で連絡する甲陽線到着が少しでも遅れると、大阪梅田行き特急に駆け込み乗車する客が多く発生する傾向があります。
また、神戸線の115km/h運転区間は西宮北口以遠のみなのでご注意ください。大阪梅田では日中は8号線と9号線を交互に使いますが、このダイヤは9号線に入ります。
【運転上のポイント】
運転ダイヤとしてはこれまでの神戸線特急と同じなので、大きく変わった神戸三宮の可動式ホーム柵駅への停車に注意していただければ、他は今までと同じ感じで運転できます。
同じ最高速度の京都本線特急よりはダイヤの余裕が少ないので、何度か再加速する場面が出てきます。
【その他】
日中の特急は2020年までは「A特急」として、最高速度110km/hの「特急」と区別されていましたが、神戸線の8両編成車の最高速度が115km/h対応に統一されたので、現在は全て特急に統一されています。
前述の通り甲陽線の連絡待ちで遅延することが多いダイヤですが、2025年のダイヤ改正で接続時間に余裕が取られるようになりました。
通勤特急3706
【時刻】
神戸三宮7:22→大阪梅田7:54
【停車駅】
停車駅:岡本・夙川・西宮北口・塚口・十三。
【充当車両】
6000系・7000系・8000系10両編成
【ダイヤの特徴】
平日朝の10両編成で運転される、神戸三宮始発の通勤特急です。
神戸三宮では高速神戸始発の通勤急行からの連絡を待ってから発車し、六甲で普通、西宮北口で通勤急行、園田で普通を追い抜きます。
十三付近で先行の準急に追いつきますが、そこ以外はよほど飛ばしていない限り、それほど詰まることは無いかと思います。
【運転上のポイント】
各停車駅は10両編成用の先端の停止位置に停車してください。西宮北口と大阪梅田では低速パターンが絡んできますので、ブレーキ扱いに特に注意してください。
ラッシュ列車ですが、全体的にノロノロ走るようなことは無いので、信号機の状況を見ながら可能な限り飛ばしてください。
【その他】
阪急では2022年改正以後、神戸線だけになってしまった10両編成です(2025年改正で10両も消滅)。
2025年の10両消滅までの末期には、6000系6016F・8000系8031F・8033F・8200系8200F・8201Fが先頭に立っていましたが、2022年12月改正直後は8200系は運用から外れており(理由は改正まで特急増結用として走っており、固定編成の通勤特急運用にはすぐに入らなかったためです。そのためVer3.5ではすれ違いでも登場しません)、当時先頭に立っていたのは6016F・7036F・7037F・8031F・8033Fでした。
この中で先頭に立つこともある6000系6016F(2両編成)は神戸本線に残っていた唯一の6000系で、これのみ110km/hまでしか出せないためか、神戸本線の通勤特急の最高速度は110km/hとなっていました(2025年改正以後は6016Fは運用から撤収しており、準特急とともに通勤特急も115km/h運転対象になっています)。
また通勤特急用10両編成は編成が2両+8両で固定されており、8両編成側は全てVVVF改造をされていない7000系で、基本的に朝の運用が終わると入庫します。分割して日中に本線運用に入ることもありません。
この列車をはじめ、10両編成の列車のスタフには、列車番号の末尾に「b」が付けられています。この小文字は10両編成を示す識別子のようです。京都線も7両編成には「c」、大阪メトロ車には「S」が付くそうですが、スタフには記載されていません。
急行650
【時刻】
神戸三宮6:41→大阪梅田7:19
【停車駅】
西宮北口までの各駅と塚口・十三。
【待避駅】
六甲[特急]
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
Ver3.4まで公開していた早朝急行と同一で、可動式ホーム柵準備の関係で若干の時刻の違いはありますが、ほぼ同じダイヤです。六甲で特急を待避するのも同じです。
西宮北口で当駅始発の普通と連絡します。
【運転上のポイント】
西宮北口以遠はダイヤのゆとりが多いので、時刻を見ながら流して走行してください。塚口では伊丹線電車が到着してからの発車になります。
【その他】
神戸線の急行は、この休日早朝の1本以外は深夜にしか走らない種別(平日は深夜のみ)なので、京都本線同様、2022年改正時点ではマイナーな種別となっています。
2016年までは平日朝の下りにも、2001年までは夕方などにも結構走っていましたが、前者は回送に、後者は通勤急行に置き換えられたものの、その後2025年改正で朝の下り急行が復活して大増発されています。
通勤急行K3730
【時刻】
新開地6:59→大阪梅田8:00
【停車駅】
塚口までの各駅と十三。
【待避駅】
神戸三宮[通勤特急]・六甲[特急]・西宮北口[通勤特急]
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
新開地始発の通勤急行です。
神戸三宮では既に停車中の神戸三宮始発10両通特と連絡し、以後六甲で特急の通過を待ち、西宮北口でさらに次の10両通特の待ち合わせをするなど、全区間走破には1時間近く、Ver3.5の神戸線では最も時間がかかるダイヤです。
逆に途中駅での追い抜きは無く、園田付近からは普通の後追いになります。なので、宝塚線準急同様、わずかな通過駅も高速で通過できるわけではありません。
【運転上のポイント】
神戸三宮では珍しく、2号線に入ります。3号線とは停止位置が微妙に違います。
また武庫之荘では通勤急行専用の停止位置がありますので、ご注意ください。
【その他】
通勤急行という種別は、上り列車ではかつて10両編成があったり、三宮発が多かったりしていましたが、2022年当時は全区間8両編成で、神戸高速線内発のみでした。2025年改正以後は神戸三宮始発の「快速」に置き換えられ、消滅しました。
また下りは平日夕方、10分毎で神戸三宮まで頻発していましたが、2025年改正で遂に消滅し、こちらも塚口を通過する「快速」に変更になりました。
普通1120
【時刻】
神戸三宮11:02→大阪梅田11:45
【停車駅】
各駅に停まります。
【待避駅】
西宮北口[特急]
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
日中の普通車です。これまで同様、西宮北口で特急の待ち合わせがあるだけで、他は全区間先着します。
【運転上のポイント】
Ver3.4までとの違いは、細かいところになりますが若干駅の停車時間などが異なります。
最初の区間だけは時間のゆとりがありますが、そこ以外は駅間最高速度まで引っ張って運転してください。
以前のVer3.4の普通シナリオは、伊丹線回送と離合するため塚口手前で制限信号が出ていましたが、この普通車はそんなことはないのでご安心(?)ください。
【その他】
日中の神戸線普通は武庫之荘以西がかなり混みます。特に塚口はラッシュ時の停車本数と日中の停車本数の落差が激しく、日中は10分毎の普通のみしか停まらないため、伊丹線からの乗換客も普通列車に集中します。
乗降客数の多さに関しては、阪急全駅のうち、武庫之荘は特急通過駅では一位、園田が普通のみ停車の駅では一位となっています。
普通L722
【時刻】
西宮北口7:41→大阪梅田8:06
【停車駅】
各駅に停まります。
【待避駅】
園田[特急]
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
西宮北口始発の普通で、引き上げ線から4号線に入り、園田で特急の通過待ちをするダイヤです。
このダイヤは平日の朝ラッシュ時の列車で、西宮北口では通勤急行のすぐ後に発車します。通勤急行は塚口まで各停なため、武庫之荘手前でその通勤急行に追いつくことがあります。
【運転上のポイント】
各線ほかのダイヤもそうですが、待避駅に入る前の80km/h照査にはご注意ください。
朝ラッシュ時のシナリオのため、各駅のダイヤには余裕があり、昼間の列車の様に飛ばしまくると早着しがちになります。ブレーキは柔らかめにして乗り心地を考慮した運転にするのが良いでしょう。
【その他】
西宮北口の引き上げ線(11号線)から4号線に入る際、進路表示が4ではなく「10」になりますが正常です。
この列車に先行する通勤急行はシナリオ再現しているK3730列車、さらに西宮北口で通勤急行が待避している通勤特急は3706列車と、シナリオ再現ダイヤが近接しています。
さらに十三以降で並走する京都線通勤特急は、これもシナリオとして再現しているT71列車です(だからどうしたという感じですが・・・)。
2025年改正以後は、朝ラッシュ上りの普通車は園田で準急or快速と通勤特急をダブルで待避するようになったたため、所要時間が増えています。
普通14026
【時刻】
伊丹14:34→塚口14:41
【停車駅】
各駅に停まります。
【充当車両】
6000系・7000系4両編成
【ダイヤの特徴】
日中の普通車です。塚口で神戸線普通に連絡します。
【運転上のポイント】
特に注意すべきところはありませんが、伊丹線各駅はホームが4両分しか無いので、ブレーキの掛け初めにご注意ください。
また塚口手前の急カーブは制限15km/hと厳しいので、速度にもご注意ください。
【その他】
伊丹線は2024年3月からワンマン運転となりましたが、当BVEは2022年12月当時の再現のため、ツーマン運転です。対向車両も当時のものとしていますのでご了承ください。
ちなみに2022年12月当時の伊丹線車両は、6001F・6004F・6008F・6012F・7034F+7035Fのいずれかが使用されていました。
普通980
【時刻】
宝塚9:56→西宮北口10:10
【停車駅】
各駅に停まります。
【充当車両】
5000系・6000系・7000系6両編成
【ダイヤの特徴】
宝塚3号線から発車する、一般的な日中の普通車です。休日ダイヤの再現で、仁川での阪神競馬開催日の運転になったり、その他特定の日の運転になったりすることがあります。
【運転上のポイント】
今津北線は下り勾配が多いので、速度調整とブレーキ扱いにご注意ください。同線は終日に渡って乗客も多いので、ブレーキも柔らかめにかけてください。
時間にはゆとりがあり、逆瀬川や仁川発車時は、35km/h程度でノッチオフして転がしていっても定着できます。
【その他】
終点を除いて各駅ホームは8両分ありますが、6両編成と8両編成で停止位置が同じなのは宝塚南口と小林のみで、それ以外は若干手前の停止位置になります。
準急3770
【時刻】
宝塚7:00→大阪梅田7:35
【停車駅】
門戸厄神までの各駅と塚口・十三。
【充当車両】
7000系・8000系・9000系・1000系8両編成
【ダイヤの特徴】
宝塚2号線から発車する神戸線直通準急です。
今津北線内は並行ダイヤのため、基本的に詰まることはありません。西宮北口では特急を先に通してから発車します。
神戸本線に入った後、先行の特急は園田で普通を追い抜きますが、我が準急は追い抜かず、普通の後ろを大阪梅田まで追う運転となります。なので、園田以後はそんなにスピードを出せません。
【運転上のポイント】
これもVer3.4以前から何度も公開しているダイヤと同じなので、経験のある方にとっては運転方法は同じです。
運転上の特徴は、西宮北口で運転停車があることです。実態は信号待ちですが、車両の有効長と一部再現の都合上、出発信号機前の停止位置まで進んでから停車してください(手前に停まると、今津北線のポイントに最後尾が掛かって今津北線が発車できなくなります)。また発車時のベルは鳴りません。
【その他】
これだけゆっくり走っても、宝塚を6分前に出た宝塚本線急行よりも先に大阪梅田に到着します。
2022年12月当時の準急は16分毎に6本設定されており、このダイヤは2本目に当たります。
2001年までは下りの準急もありましたが、そちらは今津北線内のホーム有効長の関係で6両編成が充当されていました。
2025年改正以後は西宮北口での特急待ちが無くなり、通勤特急に先行して園田でも普通を追い抜くため、所要時間が短縮されました。
普通10076
【時刻】
西宮北口10:35→今津10:38
【停車駅】
各駅に停まります。
【充当車両】
6000系3両編成
【ダイヤの特徴】
日中の今津南線普通です。ワンマン運転なのでドア操作はご自身でお願いします。
【運転上のポイント】
道中、特に注意すべき点はありませんが、飛ばしすぎに注意してください。
途中駅の阪神国道のホームは未使用部を含めると6両分ありますが、使っているのは3両分だけです。
終点今津は、ポイント部に30km/h照査を行うA標があるので、場内信号機に合わせて45km/hでポイントを通過してしまうと間に合わなくなる可能性があります。
なお、今津は過走距離に余裕があるためか、低速パターンは有りません。
【その他】
終点駅では、運転士は到着後運転台を離れ、右側の窓を開けてからドアスイッチを操作して開扉します。
普通11053
【時刻】
夙川11:17→甲陽園11:22
【停車駅】
各駅に停まります。
【充当車両】
6000系3両編成
【ダイヤの特徴】
日中の甲陽線普通です。苦楽園口で上下交換(行き違い)があります。
今津南線同様、ワンマン運転の路線です。
【運転上のポイント】
嵐山線同様単線路線なので、各駅手前で場内信号機により減速するゆえ、速度超過によるオーバーランはほぼ無いでしょう。
ただし駅構内の微妙な勾配の存在や、全線にわたるアップダウンと点在する急カーブ等、嵐山線よりも運転操作が忙しいので、スムーズに運転するには慣れが必要かと思います。
出せる速度と制限速度を見極めて、ブレーキパターンを研究してみてください。
【その他】
終点駅では、運転士は到着後運転台を離れ、右側の窓を開けてからドアスイッチを操作して開扉します。
甲陽線は神戸線特急に最短時間で連絡しているため、例えば自列車の苦楽園口着が遅れると、離合する夙川行きが遅れ、連絡の神戸線特急大阪梅田行きの発車が遅れることになります。
これらは2025年改正にて連絡時間に余裕が持たれるようになって解消されています。