がくしき【学指揮】
学生指揮者の略称。北野オケの指揮者は全員学生で、毎年1年生からおよそ二人づつ選ばれるので、同時期に大体4人いることになる。「毎年学指揮となった者の人間的成長には素晴らしいものがある」らしい。
がくねんべつがっそう【学年別合奏】*
クリスマス会、追いコンの一種の目玉。それぞれの学年がお互い当日まで内緒に練習する。期間は数日しかないのにクオリティが高い。たとえふとしたことでバレても知らんふりをすることが大事!
1年生の追いコンの学年別合奏の選曲が、おそらく一番期待されているが、それ以外でも良い曲を選ぶのが肝心。
かばん【鞄】
二年生のはじめに家庭科で作る作品。手提げかばん。詳しくは「エプロン」の項を参照。優秀な作品は文芸祭で展示、表彰される。
かんのこべや【管の小部屋】
後ろに並ぶ2つの小部屋のうち、入口から遠い方。管楽器とヴァイオリンが置いてある。
かんゆう【勧誘】*
1. 3月の合格発表後に行われるもの。北野のあらゆる部活が集まって、花道を作り、ビラを配る。もちろんオーケストラ部も参加する。ビラを配る担当の人以外で合奏し、さらにアピールする。
2. 4月の新入生オリエンテーションで行われるもの。与えられる時間が短すぎるので、勧誘の意味をなしているのかがいささか不明である。
3. 4月の始業式の後の約一週間で行われるもの。主に2年生が、昼休みに1年生の教室を回って宣伝する。行くクラスによって一年生の反応に温度差がある。
きたのおけ【北野オケ】
「北野高校オーケストラ部」の略称。外部に対して発信するときに使うことが多い。生徒間では単に「オーケストラ部」や「オケ部」、「オケ」と言う事のほうが多い。
きょうしつ【教室】*
練習場所。1年生の教室を弦と管で一日ずつ交代で使わせてもらっている。日によっては生徒がたくさん残っていて、入るのが少し気まずい。エアコンが使えないので、真夏や真冬は冷暖房完備の音楽室が恋しくなる。しかし音楽室も最近は集中管理という魔の手に侵され申告していない時間はエアコンが作動しないため、自主練や居残りをするには並々ならぬ覚悟が必要となる。
くら【クラ】
クラリネットの略称。
げねぷろ【ゲネプロ】
本番直前に行われる通し稽古のこと。止まらずやることを目指しはするが、そのようなことは出来ない。ドイツ語Generalprobe(ゲネラールプローベ)の略。
ころな【コロナ】
2019年から流行を始めた、我々から多くのものを奪った感染症の通称。オーケストラ部では、定期演奏会が中止となり、部内行事は無くなるか形態が大きく変わるなどして様々な伝統が途絶え、口伝えの引き継ぎ事項が失われるなどした。
こんさーとますたー【コンサートマスター】*
通称コンマス。「コンバス」に似ているのでしばしば間違えられることも… 指揮者と共に全員の演奏を指導する立場。「一番バイオリンのトップ奏者」とほぼ同義。バイオリン経験者で入部すると基本的にこの地位が約束される。困った時や、そうでない時でもこの人についていきましょう。(多分)正しいことを教えてくれます。
こんさーとみすとれす【コンサートミストレス】*
通称コンミス。コンサートマスターが女性の時、これを使う。*2017年度はコンミスです。
コンマス/コンミスの欠席時などにその席に代わりに座る人の事もよくコンマス/コンミスと呼ぶが、その際にはその代理の人の性別に関わりなくその年の正コンミス/コンマスと同じ呼び名(その年のいつもの人が女子なら代理の人もコンミス、男子なら代理もコンマス)で呼ばれることが多い。
こんばす【コンバス】
コントラバスの略称。吹奏楽などでは「弦バス」「ウッドベース」などと呼ばれることもあるが、オーケストラでこれらの呼び方はまず使われない。同じように木でできた弦の低音楽器であるチェロがあってややこしいためかもしれない。138期のある生徒は「コントラ」と略した(が、これもコントラバスの略称としてはあまり良いとは言えない。理由は、音楽用語としての「コントラ〇〇」は〇〇という楽器より音程が1オクターブ低い楽器を意味するからである。例えば、普通のバス(チェロなど)の1オクターブ下の音域を出す楽器がコントラバス、普通のファゴットの1オクターブ下の楽器がコントラファゴットなど。北野オケにはコントラバス以外無いからまあいいか)。