31号 巻頭言
――社会的な見方・考え方と「全体のけしき」B分科会―――― 橋本 祥夫 研究部長
(省)・・・・4年ぶりの対面開催は・・・和歌山県の先生方が集会を盛り上げて頂いた。・・・
・・・初志の会としての「全体のけしき」は指導者が単元を構想するにあたり考えるものであるが,B提案の「全体のけしき」は子ども達一人ひとりの「社会的な見方・考え方」を考えるものである。社会的認識の捉え方を尊重していることは共通している。
・・・単元終末において・・・(初志の会は)問題解決学習では「何を学んだのか」を批判されることが多い。しかし,これまでの学びを振り返り,学びを通して自分の成長を実感し,「社会的な見方・考え方」育てることが できるのであれば,問題解決学習が「社会的な見方・考え方」を育成できる学習として示すことができるのではないだろうか。・・・ (省)
目次
第1章 2023年度関西初志 和歌山集会 「集会テーマ」
第2章 授業提案(2024年集会)
Ⅰ.授業提案A 4年社会科「水はどこから」 ~知りたい,やってみたいから始まる課題探求活動~当たり前にある水のありがたさに向き合って
授業について・授業記録・座席表
Ⅱ.授業提案B 5年社会科「自動車をつくる工業」
本時授業「日本の自動車をつくる工業の全体のけしきを描こう」
単元指導計画・授業記録・ふり返りノート(3児童を追って)
Ⅲ.関西集会に参加して(A分科会参加)
(省)・・・今回も実践の一言一句を拾い上げ,子どもの思いを読み取り,「教師の出」について「こうだったかもしれない」を何時間もかけて議論した。・・・・この議論こそが,毎回一回勝負の授業の中で,子どもの言葉を的確に拾い上げられる感覚を磨くための,非常に重要なプロセスだと考えるようになった。・・・
編集後記後記 中川 義三