九星気学とは

「九星気学」の根源は、自然科学・天文学・哲学が一体となった統計学であり、易・風水・漢方など、様々な東洋思想の基本となった古代中国から伝わるれっきとした学問です。

中国四千年の歴史を持ったこの学問は帝王学としても知られ、古来より皇帝や貴族の支配層に伝わり、長く庶民に知らされることはありませんでした。

仏教伝来と共に日本に伝わった際も上流階級の一握りの人々だけが知ることとなり、国の統治、政治経済、祭祀において重要な役割を担っていたとされています。

この学問に「気学」という名称を与えたのは明治時代末期の人―――園田真次郎先生が最初であり、それ以降気学はその名称で呼ばれて広く親しまれるようになりました。


「大宇宙の全ての総ては、無限の活動をして止まず(森羅万象は常に変化し、活動して止まない)」この実相が、気学・易学の原理となっています。

「千古の太陽、日々新たなり」「太陽は東から出て西に沈み、翌日再び朝日となって東から昇る」ように、天地間の法則は規則正しい秩序から成り立っており、その法則のもとに無限に繰り返されています。

私達人間はこの大宇宙の一部であり、どんなに時代や世界が変わろうとも、大いなる自然界の影響を受け続け、そのルールを無視して生きていくことはできません。

そのルール―――すなわち自然の特徴的な法則(気性)に分かりやすく名称をつけたのが、現代に伝わる「九星(一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星)」であり、この気学は後に「九星術」とも呼ばれるようになりました。

九つの気性(九気性)は、毎年・毎月・毎日・毎時、一定のリズムで九つの宮を規則正しく循環しており、その実相を悟ったことにより人々は「自然の軌道に乗って己れを生かすこと」「強運を得る為のシステム」を知り、事前に運気を読み解ける理法を学びました。

(※観象派では星とは呼ばず気性とも称します。)


つまりは、自分が何か行動しようと思うとき、運を開きたいと思うとき、その年・月・日・時に、どの九気性が回っているかを知り、自身の本命気性(または月命気性)にプラスになるのかマイナスになるのかをみて、開運の方法を知り、役立てるのです。

この気学は、「運気」を事前に読み取り、自身の前途に支障がある場合にもその災いを回避して自ら軌道修正が可能であること、そして自らの行動によって進んで生成発展の道を開くことが可能であると教える占術であり、統計学にも基づいた学術であることが最大の特徴です。


占術の世界では「人間の知恵と才能、そして努力を超越した、時間と場所で起きる事件」を『運』と呼びます。

幸運なことがあると「運が良かった」と喜び、不運な事象や悲しい出来事があると「運が悪かった」と嘆くことは往々にしてあるものですが、これは決して偶然に起こる訳ではありません。

運気は天地間の法則(九気性)に影響されており、積極的に「良い方」を選択することで、多くの幸運に恵まれ、大難を小難に、小難を無難にしていくことが可能です。

皆様におかれましては、是非とも自らの行動で良い運をつかみ取っていただき、気学の知識によって、1人でも多くの方が健康で豊かな、幸運な人生を送ってくだされば幸いです。

当方も開運の一助となりますよう誠心誠意ご対応させていただきます。