このページでは研究の背景を解説します。
生物学一般の教科書では、細胞分裂に伴う微小管の変化は動物細胞しか取り扱わないものがほとんどです。植物の細胞も微小管を持ちますが、細胞分裂や細胞の形づくりにおける微小管の役割は違った部分がたくさんあり、それに関連して微小管の変化も異なっています。(解説ページへ)
細胞分裂の分裂期(M期)は5段階に分かれますが、高校の教科書では4段階に分けています。教科書にない「前中期」は、染色体を並べ紡錘体をつくる大事な過程です。(解説ページへ)
高校の教科書ではシャジクモ藻類が陸上植物に最も近縁な生物であると紹介されていますが、最近の解析の結果、ミカヅキモなどの接合藻類が最も近縁であることが明らかになってきました。(解説ページへ)