解説

このページでは研究の背景を解説します。

1.教科書に書かれていない細胞分裂のしくみ(その1):植物の細胞分裂と微小管

生物学一般の教科書では、細胞分裂に伴う微小管の変化は動物細胞しか取り扱わないものがほとんどです。植物の細胞も微小管を持ちますが、細胞分裂や細胞の形づくりにおける微小管の役割は違った部分がたくさんあり、それに関連して微小管の変化も異なっています。(解説ページへ)

2.教科書に書かれていない細胞分裂のしくみ(その2):前中期って何?

細胞分裂の分裂期(M期)は5段階に分かれますが、高校の教科書では4段階に分けています。教科書にない「前中期」は、染色体を並べ紡錘体をつくる大事な過程です。(解説ページへ)

3.植物の祖先の新事実? 接合藻類の系統

高校の教科書ではシャジクモ藻類が陸上植物に最も近縁な生物であると紹介されていますが、最近の解析の結果、ミカヅキモなどの接合藻類が最も近縁であることが明らかになってきました。(解説ページへ)

4.輝く細胞 - 蛍光顕微鏡

蛍光は、蛍光マーカーや服の増白剤などにみられる身近な現象です。対象物を蛍光物質で標識してから、その蛍光を観察する蛍光顕微鏡法は、細胞のしくみを研究するためになくてはならない方法です。細胞を蛍光で見るときらきらと輝いて見えます。解説ページへ

5.最先端機器! 共焦点顕微鏡

共焦点顕微鏡は、蛍光顕微鏡を発展させた方法の1つで、見たいフォーカス面だけを見ることができます。撮影したデータから立体像をつくることもできます。最先端の研究には、なくてはならない装置です。解説ページへ