第5回(H23.9.15-16)大学評価担当者集会2011

大学評価コンソーシアム主催

大学評価担当者集会2011

(平成23年9月15日-16日:九州大学箱崎キャンパスおよび西新プラザ)

○タイムテーブル


<プレ・イベント>

「勉強会:Is This IR ?」

日時:平成23年9月15日(木)13:00~18:00

場所:九州大学箱崎キャンパス 理系地区21世紀交流プラザI 1階・多目的ホール


大学評価担当者集会2011

日時:平成23年9月16日(金)13:00~17:40

場所:九州大学 西新プラザ

13:00~13:20 開催校挨拶、趣旨説明

13:00~16:30 分科会

16:45~17:10 全体総括

17:10~17:40 相互交流の時間

※今回は、内外の事情にかんがみ、懇親会は実施いたしませんでした。 代わりに、全体総括の後、相互交流の時間を30分程度設けさせていただきました。

○プレイベント「勉強会:Is This IR ?」(15日)

昨今、IR(Institutional Research)という言葉を、多くの高等教育関係者が耳にする機会が増えている一方、IRとは何かについて、はっきりしたイメージを持つことができない方も多くいらっしゃると思います。

 この勉強会では、IRを発展させてきた米国の実例をもとに「IRとはいったい何か?」ということを、整理したいと思います。その題材として、米国IR協会(AIR)が発行するIR担当者(中級者)向けハンドブックの内容や、実際に米国の大学を訪問し、肌で感じた現地のIRに関する報告を取り上げ、報告者及び参加者を交えた総合討論(長めの質疑応答)を行います。この議論を通じて、IRに対する理解を深めるとともに、IRの日本への適応可能性に関するヒントをお持ち帰りいただくことを目標に進めさせていただきました。


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大学評価担当者集会2011(1日)

○第一分科会「評価とIR」

 大学における評価業務やIR業務では、1)データの収集、2)ある目的に従ったデータから情報への変換、3)その情報の活用(多くは大学の諸活動の改善)、が求められます。日本の高等教育関係者の間でも、米国での成功事例をもとに、IR部門を作りさえすれば、前述の1)から3)が首尾よく回り、何もかもがうまくいくのではないか、という安易な期待が寄せられています。

 しかし、理想と現実との壁は厚く、多くの大学では、1)のデータの収集、という最初のステップで躓いている現状が多く見受けられます。そこで、今年度は、1)のデータの収集について、なぜうまくいかないのか、課題は何なのか、そしてそれはどのようにすれば解決できるのか、ということをグループで議論していただきます。その結果をポスターにまとめ、 それらを題材に参加者間で議論を深めることを通じて、解決の糸口をお持ち帰りいただくことを目標に開催させていただきました。


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○第二分科会「はじめて評価の仕事に携わる方々のために」

・この分科会では、評価関連の部署や委員会に加わったものの、まだ実際に評価書を書いたり根拠資料を集めたりという経験がほとんどあるいは全くない方々を対象に、入門的研修を ワークショップ形式で実施しました。

・短い時間ですので、細かな面での技術の習得よりも、評価に対する姿勢や評価作業の勘所を《体感》していただくことを獲得目標にしました。

○第三分科会「大学評価・IRに必要なITスキル」

・この分科会では、大学評価・IRに必要なスキルのうち、特にITスキルに焦点を絞って、実務的・実践的な内容の研修を行いました。

・ある程度、大学評価・IRに必要なデータに触れた経験のある方を対象として、ITに関する課題の意見交換と情報共有、情報処理スキルの講習などを行いました。

・当分科会参加ご希望の方は、Microsoft Office(Excel)がインストールされたノートパソコンをご持参いただきました。


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