Ренат
レナート
Ренат
レナート
人形・魔術師:Race:人間・魔術師
中立/善:Attribute:秩序/中庸
none:sex :♂
2:age:17
154cm:height:151cm
52kg:weight:47kg
甘いお菓子:Fav:家に居る時間
??:Hate:??
Кирилл
キリル
"黄の世界"出身の自動人形。 魔術師。
"郵便配達員"を務める、黒い制服を着た白髪の少年(?)。
とても素直で、大人しげで、何事にも関心深い態度で接する。
キリルのことを、いつも"キーラ"と呼ぶ。
<<外見>>
艶やかな短い白髪と、色の褪せた赤い瞳を持ち
汚れ1つない、端整で細身な黑い制服に身を包み
どことなく丈の合わない、地味な色のコートを背に纏う。
肉体は15歳程度の少年の姿をしているが
ヒトとしての性を示す肉体的な"それら"は
一切備わっておらず、代謝等の生理現象も存在しない。
<<性格>>
非常に快活で好奇心旺盛。
幼い 子供のような情緒を持ち、自身の目の前で起こる
あらゆる出来事に強く誘引され、その顛末を知りたがる性格を持つ。
"上司"であり"友達"であるレナートに対して
強い尊敬と好意を抱いており、普段の生活の中では
常に彼と共に日常の時間を過ごしている。
<<来歴>>
とある世界の縁、薄黄色の陽の光に満たされた空間の中に
大変に仲睦ましい、赤髪の目立つ双子の兄弟が居た。
二人は生まれついての力である「手紙の魔術」を繰る魔術師で
兄は"読む"ことを、弟は"書く"ことを得意としていた。
ある時、弟は不慮の事故でこの世を去った。
弟の死を甚く悲しんだ兄は、弟の"写し身"としての存在を
弟の記憶と自我を合わせ持つ、1体の自動人形を
魔術に依って創造することを決意する。
それから2年の間、兄は自身が苦手としていた
"書く"ことの鍛錬を重ね、遂に"人形"へと
ヒトの自我と意識を宿らせる術を手に入れる。
――そして現在。
日々、宛も知らぬ手紙を書き続ける兄の傍には
"かつての弟と瓜二つの顔をした、ただの友人"が、そこには居る。
"黄の世界"出身の人間、魔術師。
"郵便局員"を務める、くすんだ色の赤髪が目立つ少年。
どこか偏屈で、退屈そうで、何事にも素っ気無い態度で接する。
レナートの"上司"であり、ただ一人の教育係であり
配達以外のあらゆる雑務をこなす相棒である。
レナートのことをたまに"レーナ"と呼ぶ。
<<外見>>
褪せたように色合いを持つ短い赤髪と、輝きを湛えた赤い瞳を持ち
洋の雰囲気を多く持った半袖、半ズボンの制服を身に着け
常に眠たそうな、細く凝らされた目元を顔に浮かべている。
<<性格>>
常に眠たげな顔付きで、口数も少なく不愛想に見えるが
その実、顔付きの癖と話し下手なことに
コンプレックスを抱く、小さな恥ずかしがり屋。
<<手紙の魔術>>
レナートとキリルが用いる特別な力。
強い魔力を帯びた便箋や小切手が入った封筒を作り
それを切り開けることで、その場で様々な魔術を解放・使役する。
レナートは魔術の使役に長け、キリルは手紙の作成に長ける。
"手紙の魔術"はそれを発現させるために
「筆記」「結び」「詠唱」の3つの工程を経る。
「筆記」は、その者が持つ千差万別の言葉を
手紙へと書き上げ、綴り上げ、それを
魔術の触媒として昇華させるための、最も大切な行為。
「結び」は、筆記した手紙へと封を施す際、
詠唱の起点となる1つの結び目、目には見えない
特別な"留め糸"を魔術で施し、それを
魔術の触媒として作り上げる行為。
「詠唱」は、封がなされた手紙を、
その素質を持つ者が切り開き"読む"ことによって
手紙に込められた魔術の力を適切に開放・使役する行為である。
通常、"手紙の魔術"はこれら3つの工程全てを、
1人の魔術師が滞り無く行えるとされている。
<<世界について>>
"黄の世界"はこの多元世界構造において
三番目に位置する大次元であり、我々の「現実」とは
大きくかけ離れた、異質な力に満ち溢れた領域である。
"黄の世界"を構成する実在は
我々の「現実」とはあらゆる面で異なる、概念的で不安定な
不確実性に満ち溢れた曖昧な要素で満たされており
煌めく泡のようであり、漂う油膜のようでもあるそこは
空想と幻想の入り乱れる、夢見心地で穏やかな世界である。
"黄の世界"は一様にして「大地」を持たず
底知れぬ大空を不規則に浮遊する様々な物体が
まるで大小様々な浮島として漂う光景に満たされている。
また昼夜の概念は存在せず、ただ穏やかで温かな
薄黄色の光に満たされた昼の陽気だけが世界を照らしている。
"黄の世界"を形作る要素を
我々の歴史学的な呼称によって定めることは
大変な困難を極めるが、その中においても概ね
「近世」と表される時代と類似した文化様式を持つもの、
あるいはそれらの要素が広く混在した
多様な技術体系の様相が見て取れる。
"黄の世界"は所謂「異能」と呼ばれる
超常的な性質が支配する次元である。
それはその世界の住人たちの肉体を司る物質的なものであり
あるいは思想を司る別次元的なものであり
この世界の"魂"と"代謝"を司る、根源的な概念である。
不可思議な力溢れる『黄色の世界』には
「"物語を綴らない者"は死に至る」という摂理が存在する。
また「未完のまま棄てられた数多の"物語"の人物たちを
1つの世界観に誘拐し、共通の目的を持たせた
舞台の中で人形遊びに興じる魔女」
という逸話が、世界共通の御伽話として語られ続けている。
この世界において、万物は誕生からその死まで
己を"劇的なもの"に仕立て上げねばならず、
生という名の"物語"を相互に観測する行為が
この世界で自我と肉体を弄る為の代謝として作用している。
その生において"惰性"を孕むものは淘汰され、
自身の物語を終えたものは"寿命"を迎え、
己の人生が平坦でつまらない者だと
自覚することは"自殺"を意味する。
魔術を操るその少年は、"手紙"を綴ることによって物語を綴り続け、
また自分以外の誰かとの繋がりを得ることで"物語"を維持していた。
その中でも、己が抱く最も強い絆と欲望の対象として位置付けたのは
"生前の弟"の幸福と焦燥が入り交ざる、色鮮やかな日々であった。
自身の溺愛して止まない弟を失ってから2年の間、
彼は恐るべき執着と愛情を以て弟の再現を目指していたが、
それは単に自分の感情以上に「悲劇の主人公」を演じて
自身の存在を維持するための行為でもあった。
それは『魔女』が伸ばす不徳な指先を払いのけるが如き、狂気の壁でもあった。
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Picrew『✉』 様