Takayo kadowaki
門脇 貴代 (カドワキ タカヨ)
●異能者 精神+ 情緒-
彼女は己の自我に強い影響を与える
特異な性質を持った異能を有している。
●貪欲 積極性++ 忍耐--
彼女はの欲望の念は"節制"を良しとしない。
●破局願望 積極性++ 情緒-
彼女が持つ他者への害意は、その実
己自身への自傷欲求に根差したものである。
『赤の世界』出身の人間、異能者。
妖艶な雰囲気を漂わせる、ひどく目付きの鋭い女。
"異能者"と呼ばれる特異な性質を持った人間の1人で
フリーターとしてごく慎ましい生活を演じる傍らで
自身の異能の力によって出会う人間たちを誘惑し
己の欲望を刹那的に満たす、放蕩とした日々を送っている。
<<出自>>
生まれについてを語らず、育ちについてを悟らせず
一貫して、不気味なほどの不明瞭さを他者に示し続ける。
この女の"人としての経緯"は、謎に包まれたままである。
後天的に目覚めた"異能"
<<外見>>
くたびれた赤いマフラーを首に巻き
やや大きめなキャスケット帽を浅く被り
流れる黒い長髪と、裂け目のように細く絞られた目元から溢れる
二つの紅の瞳が、その怪し気な面立ちを際立たせる。
丈の短いトレンチコートと黒のプリーツスカート
60デニールの暗く滑らかなタイツ。
着衣の上からも意識できる胸元の膨らみと
しなやかで肉付きのよい脚周りが
艶めかしさと鋭い雰囲気を兼ね備えた
彼女の様子を容作っている。
<<技能>>
身体的な性質は平均的なヒトのそれと何ら変わり様は無い。
一般的な教養なども至って人並みのものを有するが
雑多な家事の手際の良さは一目置くものがある。
アンティークな写真を密やかな趣味としているらしく
彼女が普段抱え込む雑多な荷物の中には、必ずと言っていいほど
自らのお気に入りである古めかしいポラロイドカメラの姿が見えている。
<<性格>>
胡乱な印象を常に漂わせるその様子は
嘲りにも似た印象すら感じる鋭い目線と
零れ落ちる紅い潤いの揺らぐ様が、他者を捉えて離さない。
自身と関わりの無い喧騒を甚く嫌い、衝動的な欲望に身を任せ
自由奔放な足取りで、自堕落な生活に溺れることを良しとする。
<<会話>>
終始落ち着いた物言いと、やや不器用な敬語遣いが特徴。
他者との交遊では一切の淀みを感じさせず
関心事には自ら進んで言葉を投げかけ
自らの振る舞いに対する、相手の反応を覗くかのような
怪し気な雰囲気を好んで纏う。
歯の浮くような言葉を恥ずかしげもなく囁く傍ら
どことなく寂し気な、あるいは物欲しげそうな
暗く淡い心持ちを匂わせる仕草を紡ぎ
その様子は、己が醸し出す艶やかな雰囲気に
相手が思わず浮足立ってしまう様に
愉悦感を得ているかのような印象を与える。
<<異能>>
彼女が元いた次元でのみ持つ『異能』は
「自身と同等の破滅願望を持つ者と"引き合う"こと」。
これは彼女がその時々に抱えている感情の起伏に大きく起因し
自身が衝動的に感じた自殺願望・破滅欲求などの負の思考によって、
その都度に似合った"相手"と出会い、あるいは強く誘引する。
多種多様な性質を持ち、類似性が希薄な"緑の世界"の異能の中でも
特に「心の内面」と強く結びついた特徴を持つ能力の1つであり
これは彼女自身の性格や情緒に極めて強い影響を与えている。
<<世界について>>
"緑の世界"はこの多元世界構造において
二番目に位置する小次元の1つであり
我々の「現実」とは最も類似した文化構造を持つ領域である。
<<技術>>
"緑の世界"は我々の歴史学的な呼称として
「現代」と分類される時代の流れを汲んでおり
世界歴2018年現在、その歴史や文化構造は
我々のそれとほぼ瓜二つのものを持っている。
ただし、後述する「異能」の存在により
それらの体系に若干の相違点が見られている。
<<異能>>
"緑の世界"には『偶発的な遺伝子疾患』を原因とする
様々な効能を発現する「異能」の存在が
遥か古代の人類史から確認されて続けていることが
この世界の歴史文献などから示されている。
これらは今日の民間伝承や宗教・神話体系として、
長きに渡って語られた文献の中で散見される
「奇跡」や「魔法」と言った類の現象にも
同様のものが多数記録・証明されており
それらの非現実的な記述の少なくとも一部分が
実際の"力"を以て行使された事実であるということを示唆している。
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キャラクターデザイン原案
『饗庭淵 カスタム立ち絵ver0.86』 様