Eri tomoda
共田 愛理 (トモダ エリ)
"緑の世界"出身の人間。非異能者。
常に不安げで面立ちと、それに相反するような
明るく顕著な感情の発露が、どことない情緒の不安定さを匂わせる女。
鬱屈とした繰り返す生活の中、ふとした時に
*フタハナ*への招待券を手に入れた彼女は
己が抱く淡い好奇心と、曖昧で身勝手な破滅願望とを携え、
願いを求むる者たちの集うデスゲームへと身を投じた。
<<出自>>
ごく一般的な家庭で生まれ、それほど不自由のない幼少期を経る。
成人した間も無くの頃、自身と弟の進路に関して父親と激しく対立し
弟が都心への別居を決めたとほぼ同時に、自身も実家を失踪、
同じく都心に居を構えていた馴染みの友人が住む
マンションの一室へと転がり込み、そこで居候としての新たな生活を始める。
<<外見>>
ファッションのセンスに気を使うことは滅多に無いようで
それらは専ら、彼女と共にいるだろう"依存先"の趣味に一任される。
大抵は男性的で野暮ったい服装を身に纏うことが多い。
<<技能>>
運動能力にやや欠ける点以外、平均的なヒトのそれらとの差は無い。
目立って致命的な性質はなく、身体的には正常な人間であると言える。
高等学校を卒業した後はフリーターとして生計を立てながら
SNSブログでの小説の執筆活動などを趣味としている。
<<性格>>
幼少期より躁鬱的な気質を抱え
極端な感情の揺らぎに思い悩んでおり
性格上の大きなコンプレックスの1つとなっている。
加えて自尊心が低く、自己肯定力の欠如も甚だしいため
事ある度に自己嫌悪の念で気分を沈ませてしまう、暗い性格。
他者が自身へと向ける心情や行為に対する
過剰なほどに敏感な感受性を持ち
それらへの潜在的に強い依存体質を抱えている。
特に、親しい間柄を築いた人物との交遊関係においては
自身よりも相手の感情や損益を意識した行動と言動を優先し
自身へと向けられる否定的な感情表現に対する強い恐怖感を抱く。
<<会話>>
激しい気分の浮き沈みを持つ人物だが、
会話能力そのものに際立った欠陥は無い。
気分が高揚している中では、積極的に他者と打ち解けようと
会話を弾ませるが、平時における鬱屈とした状態では
極めて受け身に終始し、如何なる場合においても
自身より相手の「欲求」に付き従うかのような行動を
常としてコミュニケーションを取る。
<<異能>>
彼女は異能を持たないごく一般的な人間である。
"緑の世界"において、彼女は至って平凡で、
普遍的で、取るに足らない存在の1人だ。
<<他次元への到達>>
"緑の世界"の多様なアプローチによる「異能」の研究が進むにつれ
その性質は唯一の起点を持つものであることが解明される。
曰く、この世界の生物が偶発的に発現する異能とは
「"他次元から漏出した電波"を脳が受信した際に起こる異常」
であるとされ、その不可思議な原理を用いた様々な技術が発明され
やがてそれは"ヒトの精神力"を基盤とした一科学として発展していった。
随時加筆....
<<"招かざるもの"との邂逅>>
色の世界の"壁"を穿ち広げた先に待っていたのは
自らの世界を喰らい尽くして尚、数百年の永きに渡って
際限無き肉体的進化を遂げた未知の敵対生物に支配された
死と極寒に満ち溢れる、自身の世界とよく似た別次元であった。
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