Erminia・Oriali
エルミーニア・オリアーリ
Erminia・Oriali
エルミーニア・オリアーリ
Race:人間・魔術師
Attribute:秩序/悪
sex :♀
age:72
(肉体は17歳程度でほぼ固着)height:162cm
weight:**kg
Fav:『痛み』
Hate:己の享楽を邪魔する全て
●不死の呪い 耐久+++ 寿命++++++
不完全な呪術の力に因って
この女は歪んだ長寿と生命力を持つ。
●狡猾なる者 知能++ 精神++ 倫理--
この女の冷酷かつ計算高い思想は
自らの背徳的な享楽をいや増す術でもある。
●被虐性欲 耐久++ 倫理--
この女は、自身の歪んだ不死性の中
艶美で悍ましい享楽を貪るようになった。
●倒錯者 倫理----
この女の死生観と貞操観念は破綻している。
"赤の世界"出身の人間・貴族令嬢。
傲慢で不徳な欲に塗れた『死』に狂える麗しき女。
汚泥の如き欲望の渦巻く魔法の異世界に君臨する
背徳のヒト社会を牛耳る「支配者」の一員であり
代々続いてきた自身の家系の、ただ一人の子孫である。
外見にそぐわぬ粗暴さを持つ女で、
自身が幼き歳の時に宿した
「不完全な」不老不死の魔術を解くため
あるいは、その魔術を完璧なものとする為に
数多の古代文献からその知識を探求し続けている。
自身に掛けられた魔術の影響により、
未だ肉体は10代後半ほどのそれを維持しており
その一方でその精神は子供の感性のままに"老成"し
爛れた熱に溢れ、破綻しかけている自我と思想が
艶やかさと張りのある白き柔肌の下で蠢いている。
<<性格>>
その素性は極めて残虐かつ傍若無人。
呪いがもたらした歪んだ長寿による経験と
自身が長い年月の間に行使してきた「魔法」の副作用による
猟奇的と言って有り余るほどの人格の変容が
今の彼女の奢りと傲慢さを形作っている。
先代の賢人たちが遺した莫大な財と才を
自身の身勝手な愉悦の火としてとくべることを厭わず
しかしその長すぎる寿命の中で、自身の地位を維持する
処世術は決して蔑ろにせず、化けの皮を纏い続ける為の
狡猾で抜け目のない知性を兼ね備えている。
自身の身に宿る無限とも言える長寿のほぼ全てを
魔術の飽くなき研究の日々と
放蕩と享楽の日々に浪費し続けている。
<<性質>>
「不死の呪い」による驚異的な肉体の復元力と
それに伴う永大な長寿を兼ね備えている。
栄華の時、先代たちが召し抱える
魔術師たちが持つ莫大な魔力によって
その女は、完全なる「不老不死」を力を手に入れた筈であった。
しかし、それは"不死"と呼ぶには余にも不完全な
自らの魂と肉体を縛り上げる、正に"呪い"であった。
極端に鈍化した肉体の老化の歩みは、その傲慢な女へ
「麗しき少女の躰では居られない永劫の時」という
耐え難き永劫の時間の牢獄を与えた。
不完全で不安定な不死性は、その放蕩に耽る女の身心に
「遺灰の欠片となっても消え去らない自我」という
空間の牢獄を与えた。
ゆえに、女は自身に宿る"それ"を妬み、憎み、
そして、"死へと歩むこと"への熱を滾らせ続けている。
<<乱れ狂う世界の情緒>>
「魔法」の発見・発明によるヒト種族の世界支配から
今日の栄華と背徳蔓延る時代に至るまで、この世界を取り巻く
あらゆる文明の風紀は崩壊の一途を辿り続けている。
生存戦争の武器して、あるいは非道徳的な享楽の糧として
所構わず常用された「魔力」から生じた強い"副作用"は
劣悪な精神作用などによって精神を冒された術士たちの
肉体と自我に大きな変性を引き起こし
これが今日のヒト種族における道徳観の欠如や
突発的な凶暴化の症状、扇情的で嗜虐的な文化を生み出す
大きな原因の一つとなり果ててしまった。
『赤の世界』においては、このような凶悪な性質を
先天的・後天的に得るにいたる「魔力中毒」の症状を抱えた
ヒト種族の存在が数多く確認され続けている。
それは、赤の世界を取り巻く負の大きな一面であり
ヒトならざる者を支配する為に得た力の、
最も大きく、そしてふしだらな代償であるとされ
虐げられる半獣人たちにとっての、第二の災厄である。
「魔力」の行使による典型的な精神疾患に加え
死性愛(タナトフィリア)に侵された狂気の人格を持つ。
また倒錯しきった色情狂でもあり、
背徳の悦びに酔いしれることを何よりも望む。
自身が召し抱える多くの使用人たちとも
幾度となく深い肉体関係を築き上げ
"令嬢としての清い姿"の裏で煮詰められる
飽くなき疼きを密やかに他者へと暴露し、その劣情を誘引し続け
自らの艶やかな肉体と精神を他者に貪らせ
そして貪ることを望む、溺れる狂人。
自身の秀麗な振る舞いも、豪勢に着飾った丹精な衣装も
その奢り高ぶった態度も、領主としての華々しい地位も
自身の家系を支える有り余るほどの財産でさえも
時としては、自分の欲を満たし捨て吐く
"痴態"を彩る物として扱うことを厭わない。
「死」や「痛み」に対して捲し立てる狂った教示も
この破綻した自我を持つ女にとっては
所詮は自身の欲望を現す一端でしかない。
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