聖堂に来る時間のない皆さんのために
「こころの休憩室」のためのショートプログラムを毎週1回オンラインでお届けします。
それぞれの生活の中でこころを休めるひとときにご活用ください。
そして、いつかぜひ、聖堂にも足を運んでください。
2026年9月17日 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの聖歌
◯「優しき御母よ」(Ave Generosa)
9月17日は中世の女性神秘家ビンゲンの聖ヒルデガルト(1098-1179)の祝日。曲は彼女の歌詞による聖母マリア賛歌。作曲者はノルウェー生まれの作曲家オラ・イェイロ(1978〜)。合唱は、トゥールズのドミニコ会。
2026年9月10日 ヘルヴィムの歌
◯チャイコフスキー「ヘルヴィムの歌」
チャイコフスキーがロシア正教の典礼に作曲した「ヨハネス・クリュソストムスの聖体礼儀/9つの宗教的小品 」より、パンとぶどう酒が聖所に運び込まれる際に歌われる「ヘルヴィムの歌」です。天使たちが共に典礼に与っていることを歌うものです。
21歳の若さでケンブリッジのペンブルック・カレッジの音楽監督となり、合唱団を率いて注目されたラップウッドが礼拝のために作曲したもの。ラテン語の歌詞は「主の変容の祝日」(8月6日)の賛歌より取られている。「光よりの光」とはニカイア信条で用いられた言葉で「神の独り子キリスト」を指す。
2026年9月3日 光より生まれた光
◯アンナ・ラップウッド「おお、光より生まれた光よ」(O Nata Lux de Lumine)
21歳の若さでケンブリッジのペンブルック・カレッジの音楽監督となり、合唱団を率いて注目されたラップウッドが礼拝のために作曲したもの。ラテン語の歌詞は「主の変容の祝日」(8月6日)の賛歌より取られている。「光よりの光」とはニカイア信条で用いられた言葉で「神の独り子キリスト」を指す。
2026年8月27日 母の涙
◯アウグスティヌスと母モニカ
8月28日は古代ローマ時代最大の教会著作家(教父)といわれる聖アウグスティヌスの記念日、前日27日はその母聖モニカの記念日です。
キリスト教徒の母のもとで育ったアウグスティヌスですが、若い頃には母の宗教を離れて様々な宗教や哲学に救いを求めました。心配した母モニカから相談された聖アンブロシウスは、「母の涙で祈られた子は滅びることはない」と慰めたと言います。
この賛美歌は、19世紀にアメリカで作られた賛美歌(Your Mother is Praying for You)ですが、同じように我が子のために祈る母の姿を歌っています。
2026年8月20日 元后あわれみの母
◯聖母マリアに祈る
8月22日は聖母マリアを讃える「天の元后」の祝日です。神の子イエスの母であり、救いの業に協力した聖母マリアが「天と地の女王(元后)」であることを讃える日です。
「水のいのち」などの合唱曲の作曲家としても知られる高田三郎は、典礼聖歌をはじめとするカトリックの典礼音楽の作者でした。
2026年8月13日 聖母マリアに祈る
◯戦争と平和を思う
終戦記念日の8月15日は「聖母マリア被昇天」の祝日です。12月8日「無原罪の聖マリア」の祝日に始まった太平洋戦争は国内外で大きな犠牲をもたらしてこの日に終わったのです。戦争が人類社会の最大の罪であることを思い、祈りを捧げたいと思います。
ウェールズの作曲家ポール・メラーによる「至聖なるマリア(O Santissima)」をお届けします。
2026年8月6日 広島の祈り
◯平和を祈る
今日は、広島に原爆が投下された平和祈念日です。原爆により全滅した旧制広島県立第二中学校(現広島県立広島観音高等学校)一年生322人に捧げられたレクイエム「碑」をお届けします。
2026年7月30日 平和を祈る
◯平和を祈る
日本の夏は平和を祈る季節です。アルヴェ・ペルトによる「主よ、平和を与え給え」をお届けします。
2026年7月23日 被造物の賛歌(再)
◯被造物の賛歌
今年帰天800年を迎えるアッシジの聖フランチェスコの「被造物の賛歌」を用いたものです。
2026年7月16日 松下耕の宗教曲より
◯Ubi caritas「愛と慈しみのあるところ」
松下 耕(1962-)は日本のカトリックの作曲家・合唱指揮者・編曲家。
2026年7月9日 私の隣りにいて
◯Stay By My Side(私の隣にいて)
ジェラルド・カズンズ(Gerard Cousins 1974-)はウェールズのギタリスト。自ら作曲するほか、ウェールズの伝統音楽や現代音楽の作曲家の曲をアレンジしたアルバムを発表している。
2026年7月2日 救いのホスチア
◯「救いのホスチア」
トマス・アクィナスが作ったとされる「救いのホスチア」(伝統的な聖体賛歌)にラトビアの作曲家エリック・エセンヴァルズが作曲したもの。
(「こころの休憩室」で用いる演奏は、YouTube画像がないため、VOCES 8のものです)
2026年6月25日 ルルドのアヴェ・マリア
◯ルルドのアヴェ・マリア
日本では「天の元后(あめのきさき)」として知られる賛美歌です。
2026年6月18日 エストニアの新しい光
◯ペルト・ウースベルク「アヴェ・マリア」
内省的な宗教曲作曲家アルヴォ・ペルトで知られるエストニアの若い世代の作曲家ペルト・ウースベルクの曲です。
2026年6月11日 ラフマニノフの祈り
◯セルゲイ・ラフマニノフ「徹夜祷」より「アヴェ・マリア」
ロマンチックなピアノ協奏曲で知られるロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフも正教会の典礼のための合唱曲を作曲しています。宗教合唱曲で定評のあるラトヴィア放送合唱団の演奏です。
2026年6月4日 ロシアの宗教合唱曲
◯パーヴェル・チェスノコフ「我が魂よ、主を讃えよ」
ロシア革命前のロシアで数多くの宗教合唱曲を作曲したパーヴェル・チェスノコフ(Pavel Chesnokov 1877-1944)の作品。アメリカで設立されたロシア音楽の研究・教育施設PaTRAM Institute による合唱です。
2026年5月28日 ブルックナーのアヴェ・マリア
◯アントン・ブルックナー作曲「アヴェ・マリア」
日本では交響曲の作曲家として知られるオーストリアの作曲家ブルックナーは、生涯にわたって教会や修道院のオルガン奏者を務め、数々のミサ曲、宗教曲を作曲しています。
2026年5月21日 「愛と慈しみのあるところ」
◯オラ・イェイロ作曲「愛と慈しみのあるところ」
聖心女子大学の校歌にも用いられている「愛(と慈しみ)のあるところに神がいる」(Ubi cartas (et amor), ibi Deus)は、グレゴリオ聖歌より古い賛歌であるとされます。これはその歌詞に、現代の作曲家が曲をつけたものです。
2026年5月14日 メンデルスゾーンの「アヴェ・マリア」
◯フェリックス・メンデルスゾーン作曲「アヴェ・マリア」
ドイツの作曲家メンデルスゾーンが、1830年に作曲した「3つの教会音楽」作品23の第2曲。日本では、グノーやシューベルトほど知られていないが、「最高のアヴェ・マリア」という評価もある。
2026年5月7日 ホルストの「アヴェ・マリア」
◯グスターヴ・ホルスト作曲「アヴェ・マリア」
日本では管弦楽組曲「惑星」の作曲者としてよく知られるホルストによる「アヴェ・マリア」です。
2026年4月30日「主よ、平和を与え給え」
◯アルバム「Angel of Peace」(The Sixteen)より
「ザ・シックスティーン」は1977年にイギリスで結成されたヴォーカル・グループ。曲は「こころの休憩室」でもよく取り上げるエストニアの作曲家Arvo Pärtによるもの。歌詞は5−6世紀のラテン語の聖歌から取られている。
2026年4月23日「われに来たれ」
◯アルバム「Vocal-Calm-Music」(World Choir for Peace)より
「平和のための世界合唱団(World Choir for Peace)」は、2018 年に第一次世界大戦の終結 100周年を記念するコンサートのために結成され、その後も世界 24カ国から集まった 36人のコアメンバーで活動している合唱団です。
2026年4月16日「私の平和をあなたちに与えよう」
アルバム「My Peace I Give You」(Poor Clare Sisters, Arundel)より
イギリス南部西サセックス州アランデル(Arundel)のクララ会(Poor Clare Sisters)による2ndアルバム (2024年)。コロナ禍の2020年に発売された1stアルバム「Light for the World」は英国のクラシック音楽のチャートで19週トップになりました。
2026年4月9日 復活の木曜日
「ご復活おめでとうございます。」
今週は、ケンブリッジのキングス・カレッジ聖歌隊による復活祭の讃美歌"Jesus Christ is risen today"をお送りします。
2026年4月2日 聖木曜日
今日の聖歌は「主の食卓を囲む」ことを歌う「マラナタ」です。この曲は、昨年亡くなられたカトリックの作曲家新垣壬敏の代表曲の一つです。
本日の曲は、バッハが「枝の主日」のために作曲したカンタータ第159番「見よ、われらエルサレムに向かう」より、アリア「成し遂げられた」です。
2026年3月26日 枝の主日
本日の曲は、バッハが「枝の主日」のために作曲したカンタータ第159番「見よ、われらエルサレムに向かう」より、アリア「成し遂げられた」です。
2026年3月19日 聖ヨセフの祝日
3月19日は聖ヨセフの祝日です。「聖ヨゼフ賛歌」は、「ごらんよ空の鳥」などの作曲で知られるカトリックの作曲家新垣千敏の作品です。
2026年3月12日 「おらしょ」より
3月17日は、1865年に長崎の大浦天主堂を、潜伏キリシタンたちが訪れ、日本の信徒が「発見」された日です。日本のカトリック教会ではこの日を「日本の信徒発見の聖母」の祝日としています。信徒たちがカトリックの信仰を確かめるために、聖母のあり、かを尋ねたとされるからです。
今日の音楽は、千原英喜作曲「おらしょ〜カクレキリシタン3つの歌」の第2曲です。「おらしょ」とは、ラテン語のoratio(祈り)を語源とし、潜伏キリシタンたちが守り伝えたラテン語の祈りの言葉です。
2026年3月5日 四旬節のための合唱曲集より
「森の中へと主は入られた」は、アメリカの詩人・音楽家のSidney Lainierが作詞作曲したもの。キリストがゲッセマネの園に入り、そこから歩み出たことを歌う。)(プレイリスト「四旬節と復活祭のための合唱曲」)より。
2026年2月26日 シリア正教会の四旬節
今日お届けするのは、シリア正教会で四旬節の第2日曜日に歌われる讃歌です。シリア語で「天から降られた医師があらゆる治療薬をもたらした」と歌われています。シリア語は、イエスが話していたとされるアラム語の系統に属しています。
2026年2月19日 灰の水曜日
今年の教会のカレンダーでは、2月18日は復活祭(イースター)までの40日の準備の期間「四旬節」の一日目「灰の水曜日」でした。この期間、キリスト教徒はイエス・キリストの受難と復活の意味を黙想します。今日の讃歌は、灰の水曜日のために作られた「灰(Ashes)」です。
2026年2月12日 あめのきさき
2月11日は「ルルドの聖母」の祝日です。1858年2月11日、薪を拾っていた少女ベルナデッタの前に、白い服を着た若い婦人が現れ、「無原罪の宿り」(聖母マリアの名称の一つ)と名乗ったとされます。日本語では「あめのきさき」(天の元后)として知られる聖歌の原曲(フランス語)は「ルルドの聖母マリア」の讃歌です。
2026年2月5日 26聖人讃歌
2月5日は、戦国時代に豊臣秀吉の命による日本最初の大規模なキリシタン迫害で処刑された「日本26殉教者聖人」の記念日です。福島の郡山ジョイフルチャーチの牧師齋藤雅彦師の曲です。
2026年1月28日 トマス・アクィナスの讃美歌
1月28日は、中世のスコラ学者で、最大の教会博士とされるトマス・アクィナス(1225頃-1274)の祝日でした。Pange Lingua「パンジェ・リングゥア(舌よ、讃えよ)」は、
聖体を賛美するグレゴリオ聖歌で、ラテン語の詞はトマスによるとされています。
2026年1月21日 聖フランシスコの「被造物の讃歌」
本年は、アシジの聖フランシスコの没後800年です。先に終わったばかりの聖年(通常聖年)続いて、2026年1月10日から2027年1月10日まで「聖フランシスコの特別聖年」が交付されました。聖フランシスコの模範に従って、絶えざる平和の証人となるよう呼びかけられています。