How Lovely is Thy Tabernacle, Lord, God of Hosts.
「ああ万軍の主よ あなたの幕屋は慕わしい」
(詩編84の2)
本学の聖堂《おみどう》は、献堂以来60年以上、本学の学生、教職員、卒業生などの精神的な中心となってきたものです。キリスト教文化研究所では、これまで聖堂の建築とその歴史についての研究を進めてきました。2023年の大学創立75周年に当たり、あらためて《おみどう》の精神的価値を確認し、本学の教育と学生生活の中にさらにいっそう根づかせるために三つのプロジェクトを実施することといたしました。
プロジェクト1 聖堂ガイドブックの刊行
調査研究を踏まえ、学生や訪問者のためにガイドブックを刊行します。《おみどう》の建築とその歴史、聖像の由来などについて、写真と解説を多数収録します。
プロジェクト2 聖堂の施設設備の整備
ミサや宗教行事、授業などで《おみどう》をより活用するために、大型モニタやネット配信設備などを新たに設置します。
プロジェクト3 宗教音楽の特別講座
カトリック教会では、歌や音楽を神の賛美のために用いてきました。本学の《おみどう》は、特に優れた音楽的特性を持っています。それを体験していただく宗教音楽の特別講座を開催します。
2023年度には、聖堂のガイドブックを発行し、2回の特別講座・演奏会を実施いたしました。ご来場いただいた皆様には深く感謝申し上げます。なお、プロジェクト2については、現在、映像装置の設置などの検討を進めております。
これからも、この聖堂を本学のランドマークとして、また未来へ向けて受け継いでいくレガシーとして「活かしていく」活動をしてまいりますので、今後もよろしくお願いいたします。
《プロジェクト1》聖堂ガイドブックが刊行されました。
『聖心女子大学 聖マグダレナソフィア聖堂 「おみどう」ガイドブック』
本年6月刊行(A5版フルカラー44頁)
聖堂の歴史、建築、聖像などの解説や学生生活の思い出と、約50点のカラー写真を掲載(聖堂平面図付)。
【目次】献堂式報告書、献堂の経緯、聖堂をめぐる、聖心生と生きる聖堂
おみどうへ寄せて(宇野三惠子聖心会日本管区長・髙祖敏明聖心女子大学前学長)
*学生・大学院生・教職員には無償配布します。
*おみどうプロジェクトへのご寄付(以下をご覧ください)への返礼品として差し上げております。
《プロジェクト3》宗教音楽の特別講座が実施されました。
◯特別講座「宗教音楽・典礼音楽の世界1「クリスマスと教会音楽」
オンライン講義(講師 藤原一弘・加藤拓未・片野耕喜)
特別演奏会「クリスマス・オラトリオの集い」(2023年12月3日・本学聖堂)
第1部 聖心のクリスマス・キャロル(メンデルスゾーン、フォーレ、ブスト)
聖心女子大学聖歌隊 指揮 渡辺宏子・橋本霞
第2部 サン=サーンス「クリスマス・オラトリオ」作品12
指揮:片野耕喜(山梨大学教授・テノール歌手)
ソリスト:守木詩織(ソプラノ) 久保田里奈(メゾソプラノ) 山下牧子(アルト)
片野耕喜(テノール) 田代和久(バス)
合唱:甲府コレギウム・アウレウム
演奏:山梨バッハアカデミー・オーケストラ、長谷川朋子(ハープ)、市川沙絵(オルガン)
◯特別講演会・特別演奏会「バッハ・受難オラトリオ」(A・グリヒトリクの復元による)(2024年3月3日)
特別講演(A・グリヒトリク、加藤拓未 本学宮代ホール)
特別演奏会 J・S・バッハ「受難オラトリオ」(BWV Anh.169 グリヒトリク版)
指揮・チェンバロ :アレクサンダー・グリヒトリク
ソリスト:髙橋侑希(ソプラノ) 金成佳枝(アルト) 久保田里奈(アルト)
片野耕喜(テノール) 石川洋人(テノール) 奥村泰憲(バス) 田代和久(バス)
平尾雅子(ガンバ) 杉本周介(オルガン) 諸岡範澄(チェロ)
バッハアカデミー・バロックオーケストラ(コンサートマスター 高橋真二)
合唱団『甲府コレギウム・アウレウム』(合唱指揮:片野耕喜)
主催:合唱団甲府コレギウム・アウレウム
助成: ドイツ連邦共和国大使館 ゲーテ・インスティトゥート 文化再生財団(ミュンヘン)
山梨メセナ協会 青山音楽財団 チェンバロ振興財団クープラン 野村財団
画像はこちらからご覧いただけます(期間限定公開中)
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《おみどう》は、60年以上にわたり、聖心に集うすべての人々の祈りを天にとどけつづけてきました。
このプロジェクトでは、《おみどう》を通して、ゆかりのある方々と学生たちの思いを一つにつなぎたいと考え、2つのお願いをすることにいたしました。
寄付金をお願いします。
お寄せいただいた寄付金は、学生に対する教育活動のため《おみどう》を中心とした施設・設備の充実に使用させていただきます。
【目標額300万円】
このプロジェクトのための寄付をお申し出の場合は、本研究所までお問い合わせいただくか、聖心女子大学振興基金(USH基金)のお申込み(下の緑のボタン)から、「使途」の項目で「その他」をお選びいただき、「おみどうプロジェクトのため」とご記入ください。
(この寄付金は、寄付金控除の対象となります)
【投稿方法】(投稿内容は、個人情報に配慮の上、広報誌などで引用させて頂く場合があります)
①郵送にて、「〒150-8938 渋谷区広尾4−3−1 聖心女子大学キリスト教文化研究所」までお送りください。
②電子メールにて、kiriken@u-sacred-heart.ac.jpまでお送りください(件名を「おみどうと私」としてください)
③投稿フォーム(以下の緑のボタン)からお送りください。