イノベーションフロンティア分科会のミッション

Post date: 2015/10/19 11:20:18

第二代分科会主査に就任した久野美和子氏が次の提案をされました。

<ミッション>

イノベーションフロンティア分科会は、新しい時代に向けて意欲的な経済産業と豊かな社会生活を創出するため、「研究~イノベーション」に意欲をもって取り組むため、設立されました。

時代が激変している中で、参加者が意義を感じ、役に立つ学会への変革(進化)が求められておりますが、まだ、十分実現出来てはおりません。 その理由は、

①      学術研究と実践が離れていること、結ぶプロセスが解明できていないこと。

②      科学技術、産業・経済・社会は複雑に連動しているにもかかわらず、各分野、テーマごとの研究がそれぞれスタンドアローン型に行われていること等であります。

現状の問題点・課題の克服のためには、様々なニーズに的確に効果的に応えうる、多面的なイノベーションの学術研究、そして、その成果を実践に結びつける構造の研究、更には、複数の研究会を「つなぐ」俯瞰的な視座をも獲得し、 (その範囲は本学会研究会に限らず他学会にも及びうること等)、必要に応じて分野ごと、テーマごとの連携・融合が必要であります。

当分科会では、自然科学分野、社会科学分野等、学術の総合的な観点と企業・地域での実践の場をつなぎ、 研究・技術・イノベーションについて最前線(フロンティア)を研究する。また、分科会は、各学会・人材の連携・融合の拠点とし、 「イノベーションプラットホーム」構造としております。

具体的には、各メンバーが取り組みたいテーマを定め、必要に応じて連携・融合を図り、研究~実証活動をし、世の中の変革(進化)に結びつけていくことが望まれています。

また、「インキュベーション」機能があり、多くの若手~熟年・産学官の「意欲ある人材」(予備人材含む)が当イノベーションフロンティア分科会に入り、サブ分科会を立ち上げ活躍すること、熟した「サブ分科会」が、新たな「分科会」として飛び立っていくことも可能です。

構想・企画~調査・実践(多様性、複合性)、を大きなイノベーションのしくみに結びつけていくこと、

是非、皆様のご知見と情熱で、意欲のある人を誘い、この分科会活動を盛り上げ、

研究・イノベーション学会、世の中の進化に貢献出来れば幸いです。

<参考> 設立経緯と課題まとめ

就任に先立ち、10月11日開催された分科会総会で、設立経緯を振り返り、分科会の目的及び既存の分科会・研究懇談会では充分な取り組みがなされていない理由について次のような議論されました。

 

新しい時代に向けて意欲的な経済産業と豊かな社会生活を創出するための研究・技術計画に意欲をもって取り組むため、

入会している学会員に対し、現状では、特に企業人材のニーズに応えられていない状況があり、学会に対する期待が薄れている。

時代が激変している中で、参加者が意義を感じ、役に立つ学会への変革(進化)が求められているが、まだ、実現出来ていない。

その理由は、

①      学術研究と実践が離れていること、結ぶプロセスが解明できていないこと。

②      科学技術、産業・経済・社会は複雑に連動しているにもかかわらず、各分野、テーマ

ごとの研究がそれぞれスタンドアローン型に行われていること等である。

現状の問題点・課題の克服のためには、様々なニーズに的確に効果的に応えうる、

多面的なイノベーションの学術研究、そして、その成果を実践に結びつける構造の研究、更には、複数の研究会を「つなぐ」俯瞰的な視座をも獲得し

(その範囲は本学会研究会に限らず他学会にも及びうること等)、必要に応じて分野ごと、テーマごとの連携・融合が必要である。

当分科会では、自然科学分野、社会科学分野等、学術の総合的な観点と企業・地域での実践の場をつなぎ、

研究・技術・イノベーションについて最前線(フロンティア)を研究する。また、分科会は、各学会・人材の連携・融合の拠点とし、

「イノベーションプラットホーム」構造とする。

なお、「イノベーションフロンティア分科会」設立にあたっては、「地域イノベーション分科会」の主旨・内容をも引き継ぐこととする。