そもそも情報というものは、引用されたり、それをもとに新しいアイデアに変わったりすることで、生かされます。「コピペは嫌だ」「引用は嫌だ」と思って自分のパソコンの中だけにデータを置いておけば、誰にも知られないで終わるので死蔵といえます。
紙に印刷された地域資料もまた、死蔵になりがちです。せっかく作成したものを後世の人々に役立ててもらいたいのであれば、デジタル化して公開したほうがよいのではないでしょうか。
ただ、紙に印刷された地域資料をPDFなどにしてネットに上げても、役立てられるかどうかは微妙です。情報は加工しなければ、なかなか価値を認められないからです。編集者という職業があるのは、そのためです。
地域資料を後で使いやすい形に加工して、整理し、必要としている人に渡す。
そのための編集技術が求められています。