知的創造の場で「考えるための道具」
それが市川みらいアーカイブ
公的なアーカイブは、地域に根ざした伝統芸能や伝説、神話、祭、習俗などを、テキスト・画像・動画で蓄積し、保存しています。
それに対し、民間のアーカイブである市川みらいアーカイブについては、再開発や地域イベント、空き家問題、8050問題など、近い未来にコミュニティ存続に大きく影響を及ぼすと考えられるテーマごとに、コンテンツを収集し、地域事業などの知的創造に利用してもらうことを目的に運営します。
市川みらいアーカイブは、未来を考える枠組みを作るための道具です。そのため、以下の機能を必要としています。
○近い将来にまちづくりを担う人たちが、必要な情報に素早くアクセスできる
○情報が継承される
「近い将来」については、2050年を想定しています。日本では、2050年までに次の5つの変化が訪れると考えられてきました。
地方では、出生率の低下と都市部への人口流出が進行し、1万人未満の小規模自治体が増加する。
2050年には65歳以上の単身世帯が全世帯の約2割を占め、特に女性が多くなる。
生産年齢人口の減少に伴い、労働力人口は減少に転じる。
2030年代は、団塊ジュニア世代の高齢化が進み、労働力不足が深刻化する。
2050年には122万人の介護職員不足が推計される。
人口ボリュームゾーンの後期高齢者入りはマクロの消費を減少させる可能性も。
2050年には、1970~84年〈昭和45~59年〉生まれのロスジェネ世代(団塊ジュニア、氷河期世代)が高齢者となります。この年に「生産年齢人口」に当たる、ゆとり世代(さとり世代)やZ世代に、まちづくりの情報を継承する必要があるのです。
公的なアーカイブが包括的・網羅的・論理的だとしたら、市川みらいアーカイブは個別的・集中的・直感的です。未来を考える枠組みを作るための道具に過ぎません。「近い未来」を基点(ベースポイント)に現在・過去で必要な情報は何か、活用できる手段と資源は何かを考え、商店街や町丁など狭い範囲でコンテンツを収集します。
市川みらいアーカイブには、次の3種があります。
○一般公開サイト
○会員限定サイト:一般公開サイトで人気のあった記事をもう一段掘り下げた記事を掲載
○アーカイブ:データ格納
「市川みらいアーカイブも含めた市川地域広報戦略研究所の活動を、励ましてあげたい」「共感できるかも」「もうちょっと情報が欲しいな」「交流してみたい」という市民の皆さんからの会費(限定的地域通貨kawa)で運営をサポートしていただきます。
会員特典として、会員限定コンテンツ、勉強会などのイベントの優先告知、会員交流会などを検討しています。
※kawaは限定的地域通貨で、市川地域広報戦略研究所のサービスのほか、会員同士のサービスのやり取りでも使用できます。詳しくはこちら。
※会費規程はこちら。