On 17 March 2023, ICOSA hosted a welcome dinner for Mr. Chanda Amaratunga, who was appointed the new President of the AOTS Alumni Association in Sri Lanka (JASTECA: Japan Sri Laka Technical & Cultural Association) and made a courtesy visit to the AOTS headquarters. The event was held at a Japanese restaurant in Kita-Senju, and was attended by JASTECA Vice Patron Mr. Dayashiri Warnakurasooriya, ICOSA President Kurose, Vice President Hirohama, Director Koga, Director Kawanami, and MD Sato.
2023年3月17日、スリランカのAOTS同窓会(JASTECA: Japan Sri Laka Technical & Cultural Association) 会長に就任し、AOTS本部を表敬訪問したチャンダ・アマラトゥンガさん( Mr. Chanda Amaratunga)の歓迎会を、北千住駅前の日本料理店で開催し、JASTECAダヤシリ顧問、ICOSA黒瀬理事長、広浜副理事長、古閑理事、川浪理事、佐藤専務理事が出席しました。
2023年1月12日、ICOSAのアジア中小企業協力委員会がベトナムの企業経営者と「中小企業の働きがい」について意見交換をしました。ベトナムからは、経営コンサルタントのCao Minh Vietさん、日系企業に支援サービスを提供するNguyen Tuan Anhさん、精密機械部品企業を経営するDo Hoang Trungさん、貿易会社を経営するTran Bao Khanhさんのいずれも日本留学経験がある4人の企業家が参加し、日本とベトナムで企業経営に対する考えに大きな違いがないことを確認しました。
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On 12 January 2023, ICOSA's Study Group on Cooperation among SMEs in Asia exchanged views with Vietnamese business owners on "Job satisfaction in SMEs". Four entrepreneurs from Vietnam, Mr Cao Minh Viet, a management consultant, Mr Nguyen Tuan Anh, who provides support services to Japanese companies in Vietnam, Mr Do Hoang Trung, who runs a precision machinery parts manufacturing company, and Mr Tran Bao Khanh, who runs a trading company, all have experience studying in Japan, and have confirmed that there are no major differences between Japanese and Vietnamese ideas on business management.
大月精工株式会社 見学会
Monday, November 7, 2022 森田喜芳 (ICOSA副理事長)
久しぶりに山の木々が紅葉している様子を見た。JR 中央本線の大月駅隣の「初狩」駅にやってきた。高尾駅を 過ぎる頃 から木々の変化が 車中の外に、緑色からこげ茶色、さらに黄色と真っ赤に紅葉し始めた景色が車窓全体に 小生 の眼に飛び込んできた。秋空の高い真っ白な雲と木々の変化をみせてくれている山々の素晴らしい景色を眺めながら日本の秋を実感して目的地に到着した。
本日は11月4日(金曜日)である。 総勢15名の工場見学会であった。「初狩駅」より徒歩で7~8分の「大月精工㈱」に到着した。すぐに3Fの会議室に案内されて、小笠原会長様よりのご挨拶と会社概況のご説明を受けた。会社の創業からの歴史や製品の紹介、関連会社として海外子会社の5工場の紹介などを詳しくご説明をいただいた。
特に日本人の海外駐在者(4名)の少なさと現地会社の社長も現地人でオペレーションしているとの説明にはかなりの国際化されているとの印象を強く持ちました。(一般的には現地 社長、経理担当、技術者、等で1つの会社には最低3人位の駐在者をおいている企業が多い!)
又、小生が少々驚いたのは生産している製品と海外進出の関係が 最初は イマイチわからなかったがお話を聴いているうちにかなりの需要があることがわかってきた。小生は 、 本日訪問させていただいている会社の製品については以前の仕事柄かなりの工場を訪問させていただいているため多少の知識はあった。しかし 、以前の小生が購買部門(調達)に働いていた時の最初は良く訪問していたが段々と一次メーカーさんのみとの取引となったために最近ではほとんど拝見していなかったのでとても興味深く工場を拝見させていただいた。
精密機械加工でのギヤー関係のお仕事が多いように、 とても肉眼では判別できないほどの精密なギヤーの加工技術は 大変 素晴らしいと感じた。また、かなり使い込んでいるドイツ製の設備など改良を加えて自社独特の 機械 として稼働させている生産技術の知恵と管理について勉強させられることが多かった。更にメンテナンスをしながら古い設備を使いこなしているしたたかさも驚きであり、当然な がら 機械 は減価償却済みであり、原価に占める設備費はメンテナンス費用のみとなり、コスト面でかなりのアドバンテージとなっていることが想定できた。
購入した設備の規格を自社で改良してさらに効率アップして使用したり、素材の投入から完成して払い出しまでの搬送装置の自社開発などの工夫も「目から鱗」の現場を見させていただいた。以上のような生産工程の加工技術や設備の有効活用などの優れた点が現場の随所に表れており、これらがすべてにおいての競争力(価格、品質、生産量、)に大いに寄与している点が素晴らしいと感心いたしました。
最近の機械加工製品(ギヤー類)などは、冷鍛加工、ファインブランキング、トランスファープレス、等によるギヤーの一次加工品のギヤーの精度仕上げの機械加工のみにみられるギヤー類の加工方法が主力のように感じていた小生でしたが、本日の工場を拝見させていただきまさに「目から鱗!」だけでなく、新しい設備や機械などを求めずに工夫と知恵による競争力の原点をみることが出来ました。
工場を拝見させていただき、できれば最初に工場のレイアウト図から原材料の搬入〜製品の加工工程を順番にご説明をいただくともっとわかりやすかっ たかな?と感じました。
また、工場の床面 は 塗料の剥がれや黄色い区画線などもすっきりしているともっと良い5S工場としてPRできるかと感じました。機械加工の工場としては床面に油がなく滑る心配もなく、煙もなく、臭いも感じなく、機械加工工場としてのイメージは全く感じられないほどきれいな工場でした。
生産管理&在庫管理面ではかなりの種類の製品を生産している状態の管理方法に大変興味がありましたが、もし今後機会があればこれらの管理方法などについても教えていただきたいと思いました。
帰りのJR中央本線で立川駅までの間に本日の見学者の2人の男性とお話をさせていただく機会がありました。本日の工場見学の感想をお伺いしたところ、両名ともにあまり本日の生産工場には詳しくなくて、どうやら技術的な点よりも会社概況や海外展開などにご興味を持たれたようでした。
本日の工場見学会は、小生は久しぶりの工場見学会でした。最近はコロナ禍の関係であまり出かける機会がなく、本日は今年で2回目の工場見学会でした。本日は素晴らしい工場の見学をさせていただき、誠にありがとうございました。この工場見学会を企画していただきました、鈴木敏文㈱松本精機社長様、ご多忙中のところ受け入れを していただきました大月精工㈱の小笠原会長様はじめ工場関係者の皆様の事前準備と対応にご配慮いただきありがとうございました。感謝申し上げます。
また次回のICOSA 工場見学会を期待しております。<以上>