3年生 15名
目標:先人たちの研究を再現して,同じ分析を体験してみよう!(行動経済学系)
日常の疑問をモデル化して,理論分析してみよう!(ゲーム理論系)
方法:
行動経済学
1,2人1組をつくる(第1回の演習で決定)
2,行動経済学の担当テーマ部分を読む.テーマは自由に設定してよい.
3,概念・研究方法・結果を理解し,2人で元の本や論文をみてどのように統計分析をしているか探す
4,2で調べた統計方法をエクセルでどのように行うか学ぶ.
5,2・3・4をもとに,Microsoft Formsなどでとるアンケート案を作成する.それを萩原にアポを取って確認してもらう.
6,他の学生13人(余裕がある4年生に回答依頼も可)に調査してデータを得る.
7,4をもとに分析する.
8,発表担当日に,
本に記載されている行動経済学の考え方・結果を発表(15分),
エクセルによる統計解析の方法を発表(15分),
2人で5・6の結果・本に書いてある結果との比較を発表する(15分)
合計45分
ゲーム理論
1,ゲーム理論に関する理論を学ぶ
2,日常生活の問題(ポーカー,PKなど)に当てはめて,分析する.テーマは自由に設定してよい.
エクセル
R
Rによる心理・調査データ解析 (第2版) データ・スクリプトファイルあり
Rによる統計的検定と推定 データ・スクリプトファイルあり
統計学
田中・山際 ユーザーのための教育•心理統計と実験計画法 1992
行動経済学
*本ではなく,ドライブにある論文(日本語,英語問わず)から選んでも良い.
行動経済学・心理学・脳科学
モッテルリーニ 世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ 2009
*章の番号付きは「ファスト&スロー 上」についてである.これに限る必要なし.
個人での意思決定
「少数の法則(10章)」
「アンカーリング(11章)」
「利用可能性ヒューリスティック(12,13章)」
「代表性ヒューリスティック(14,15章)」
「平均への回帰(17章)」
「損失回避(26,28章)」
「保有効果(27章)」
「小さな確率(30章)」
「選好の逆転(33章)」,「時間選好」
「フレーミング(31,34章)」
「メンタルアカウンティング(32章)」
「おとり効果」
「デフォルトの効果」
「コミットメントの効果」
「その他のナッジ」
「誘惑」
「現状維持バイアス」
「不確実性下の選択(アレのパラドックス)」
「不確実性下の選択(エルスバーグのバラドックス)」
「曖昧さ回避」
「オーバーチョイス」
「Compromise Effect(妥協効果)」
「Extra cost effect (余分な費用効果)」
「Sunk-cost effect(埋没費用効果)」
「ステレオタイプの脅威」
「ピークエンド効果」
「自我消耗」
他人との関係における意思決定
「ピア効果」
「ハーディング」
「バンドワゴン効果」
「ヴェブレ効果」
「スノッブ効果」
「ハロー効果」
「ピグマリオン効果」
第1回(4月13日,対面):ガイダンス
前半
・今後の流れの確認
・ZEMI-1の参加不参加 最終意思表示
・グループ分け・テーマ決め
・研究ノート配布(以下を参考にノートを作成し,最終日に提出)
1,興味のあるテーマ
2,なぜ興味を持った?
3,特にどのような研究に興味がある?
4,だれがどのように研究している?どこに書いてあった?
5,どうやって分析している?真似できなそうな方法使っていたら,どうやって自分で分析できる実験を行う?
6,どんなアンケートを作る?
7,結果はどうなった?どんな考察ができる?
後半
・自己分析表作成(自己紹介の代わり)
*
グループ1・2・3 行動経済学,行動経済学・心理学・脳科学・教育経済学
→テーマ,文献探しなどに困ったら萩原を遠慮なく頼ること.
グループ4・5 ゲーム理論(4=混合戦略,5=不完備情報)
グループZEMI-1
第2回(4月20日,対面):
行動経済学,行動経済学・心理学・脳科学・教育経済学グループ(グループ1,2,3)
第7章 平均に関する検定(7.3,7.5, 7.7~7.8を除く)
第9章度数に関する検定(9.2.4, 尤度比による独立性の検定の検定統計量の計算方法,9.2.6, 9.2.8, 9.4を除く)
3つのグループが発表,それぞれ30分ほど
*
自分自身がアンケート調査することを意識しながら発表するように.
**
データの種類を知っていることが前提である.覚えていない場合は,第1章を自分で参照するように.
***
本に書いてある順番で発表する必要はない.自分がわかりやすいと思えるように,工夫するように.
第3回(4月27日,対面):
ZEMI-1グループ
第15章 第1種の過誤、第2種の過誤、検出力、サンプルサイズ(検出力算出2つの方法, 15.5, 15.9, 15.10を除く)
*
自分自身がアンケート調査することを意識しながら発表するように.
**
データの種類を知っていることが前提である.覚えていない場合は,第1章を自分で参照するように.
***
本に書いてある順番で発表する必要はない.自分がわかりやすいと思えるように,工夫するように.
理論グループ(グループ4)
土橋 ゲーム理論 2018 第7章 純粋戦略と混合戦略(問題7.2も解く)
第5回(5月18日,対面):
就職ガイダンス
第9回(6月15日,対面):
行動経済学,行動経済学・心理学・脳科学・教育経済学グループ(グループ3)
「フレーミング効果」
*自分自身がアンケート調査することを意識しながら発表するように.
理論グループ(グループ4)
コロナ禍における行動戦略に関して
第10回(6月22日,対面):
行動経済学,行動経済学・心理学・脳科学・教育経済学グループ(グループ1)
「ウィンザー効果」
*自分自身がアンケート調査することを意識しながら発表するように.
理論グループ(グループ5)
第11回(6月29日,対面):
行動経済学,行動経済学・心理学・脳科学・教育経済学グループ(グループ2,3)
「時間選好」
「アンカーリング」
*自分自身がアンケート調査することを意識しながら発表するように.
第13回(7月13日,対面):
ZEMI-1組の発表練習
最終発表会に向けた準備,就職に関する注意点確認
第14回(7月20日,対面):
最終研究発表会に向けた準備,就職に関する注意点確認
第15回(7月27日,対面):
最終研究発表会2