道
ここはすでに北極圏。 北欧ノルウェイの荒野を一直線に走る道。
キルピスヤルビ湖からロバニエミに向かって戻る旅の道中の風景だ。
(2015.9.28取材・2017.1制作)
キルピスヤルビ湖
キルピスヤルビはフィンランド・スウェーデン・ノルウェーの3国の国境にほど近い町だ。これは宿泊したホテルの裏庭から描いたものだが、雑木林の向こうにある湖はフィンランドとスウェーデンの国境を成している。(2015.9.27)
マーランゲンのコテージ
ホテルはフィヨルドに面している各オーナー形式のコテージの長屋だった。この絵の建物は泊まった場所の横のコテージだが、今回のツアーで唯一オーロラを鑑賞できた場所である。後ろに見えるのはノルウェー海が入りこんできているそのフィヨルドだ。(2015.9.27)
マーランゲンフィヨルド
ホテルのコテージテラスフィヨルドを挟んで対岸の風景を描いた。日暮前で雲も多いためはっきりは見えないが、向こうの浜辺や丘陵に家が点在しているのが確認される。(2015.9.26)
赤い自転車モニュメントのある街角
ノルウェーのセテルモエン(Setermoen)という町らしい。これもトイレ休憩で立ち寄ったガソリンスタンド売店での前の風景。天気が良ければ後方の山が高くそびえてまた違った風景に見えたのだろうが・・。(2015.9.26)
王様の散歩道トレッキング
風景の素晴らしさからKing's Trailと呼ばれているトレッキングコース。生憎の小雨が降ったりやんだりの天候の中、アビスコ川渓谷の岩場で休憩中に描いた。急峻な形状の山あり、なだらかな丘陵の中を流れ下る滝も印象的。(2015.9.26)
スウェーデンの民家
フィンランド・ロバニエミからスェーデンのアビスコへのバス移動中2度目のトイレ休憩はvittangiという町のOKQ8ガソリンスタンド。その前の北欧らしい民家を一枚。この国では赤いペンキを塗った家が多い。(2015.9.25)
川の向こうはスウェーデン(ペロ-フィンランド)
フィンランドとスウェーデンの国境を挟むトルネ川のほとりのガソリンスタンドでバスのトイレ休憩。その間に北欧らしい風景を描く。(2015.9.25)
ロウソク橋(ロバニエミ-フィンランド)
フィンランド旅行の初日は北極圏に入った町ロバニエミ。昨夜のオーロラ観察は不発に終わったが、早朝ホテル近くのロウソク橋まで散歩して描いた。この橋はボスニア湾に流れ込むケミ川に架かる橋で、中央の2本の支柱の上部の照明が松明をイメージして作られたものでこう呼ばれている。(2015.9.25)
ラ・マンチャの風車
さして高い山というわけではなく小高い丘にあるのだが、たしかに風が強く吹いていた。回りは360度見渡せる平原の中の丘だ。
タラゴナの地中海
バルセロナから程近い地中海に面した町。ローマ時代の水道橋やこの絵の中の円形劇場など古代遺跡で知られている。ここは地中海の展望台と呼ばれているらしい。まさに、紺碧の地中海が美しい。
グラナダ風景
アルハンブラ宮殿で有名なグラナダはスペインの魅力をを代表する街のひとつだ。宿舎のホテルの屋上を特別に開けてもらって日の出の写真を構えつつ、山ろくの傾斜に立ち並ぶ家並みをスケッチした。
ニュンヘンブルク宮殿
ドイツのミュンヘンから少し離れたニュンヘンブルクというところにある美しい宮殿。駆け足ツアーのため、中に入る時間は無く、少し立ち寄り、外観見物しただけだったがオーストリアのシェンブルク宮殿を思わせるような美しい庭に囲まれた宮殿だ。ここで観光バスを乗り換える間のわずかな時間にスケッチする。
湖水地方風景
イギリス北西部の湖水地方の風景である。高い山のないイギリスにあっては珍しいのだろうか、山といっても日本のように樹木に覆われているのではなく草原系の山間に湖が散在している。だが、期待していたほどの感動を受けるところではなかったのは、日本には結構見られる風景だからだろうか。
ヴィンダミア湖
湖水地方シリーズ。かなり大きい湖、ウィンダミアのクルーズから。さして高くはない丘陵はほとんど樹木がない。沿岸の建物がヨーロッパ風という点が日本とはやっぱり違う風景ではある。
バイブリー
思想家ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称したという。
英国はバイブリーという村の建物。この村を含むコッツウォルズ地方は、ライムストーンという石灰岩を使った建物が多い。何ともいえない穏やかな色合いの石作りの家並みが素晴らしい場所だ。例によって安物海外ツアーだから、移動に時間の大半を使うため、ゆっくりスケッチする時間はないのだが、わずかなスキを見つけて何枚かスケッチしたうちの1枚。
アーリントンロウ
ここに描いた小さな家の左奥に見えるのはアーリントンロウの端部である。緑に囲まれ、かわいい石造りの家々がある村。時の流れがゆったりとした感覚にしばし酔いしれる想い。
アルバート・ドック1
ビートルズの街、リバプールのウォーターフロント、ピアヘッド埠頭にあるアルバート・ドック。1846年に開設されたもともと倉庫群ということだが、船着場の入江をぐるっと囲んで回廊式の建物の中に様々な店など。
アルバート・ドック2
アルバートドックのその回廊の外側にはビートルズストーリーや海事博物館など。向こうに見えるのはピアヘッドの3美神といわれるライヴァービルディング等の建物と思われる。
ボートン・オン・ザ・ウォーターの家並
コッツウォリズのベニスといわれるボートン・オン・ザ・ウォーター。正直、ベニスとは思えなかったが、小川が町の中を流れ、おりしも日曜日ということで、大勢の英国人観光客でにぎわっていた。あまりに混雑していたので、メインの場所でのスケッチはできず、バスの集合時間待ちの合間に、駐車場に隣接する建物をスケッチした。
センテンドレの街角
2007年3人展への出品作品の1枚。ハンガリーの小さな町。かわいいお伽話に出てきそうな家が並ぶ。ドナウ河はすぐこの町の下を流れている。旅情をそそる街だ。
ブダペスト街角
ドナウ河と少年たち
ヨハン・シュトラウスが「美しく青きドナウ」と愛でたこの河。100年に一度という大洪水でヨーロッパが水に浸かった。8月、洪水直後のドナウを訪れた。ここはブダペスト市内のドナウ。少年達が、増水の様子を見に来ていた。
ドナウ・ベンド
ハンガリーの首都、ブダペストからバスで2時間弱ドナウを北へさかのぼる。ドナウ河が大きくカーブしているこの場所、その名もドナウベント地方。エステルゴムという町の聖イシュトバーン大聖堂からドナウを見下ろす。このあたりは、川幅もかなり広く、河の向こうは隣国スロバキヤだ。
ザルツブルク城を遠望する
2002年8月東欧旅行の際に投宿したホテルからスケッチした。明け方、まだ日は暗く、遠くアルプスの峰が夜明けの光を帯び、ザルツブルグ城が冷たく密やかに完全な夜明けの光をまちわびている。ホテルの窓のすぐ下は鉄道の駅があり、早出の人たちの活動が始まりつつある。
絵描きにとって、フランス、スペインといった国の風景はあこがれである。ここノルマンデイのオンフルールもナイススポットの1つ。色とりどりの風情のある建物が、港に面して林立しており、港にはヨットが停泊している。
オンフルール
エリザベート宮裏庭
ブダペスト郊外のゲッデレーにあるエリザベト宮殿の裏庭。ハプスブルグ家の人気の高いエリザベト皇女が好んで過ごした宮殿とされている。通常の観光ルートからは離れているのだが、たまたま100年に一度の大雨でドナウ河クルーズが中止となったため、見物コースに入ったものである。
サン・ベネゼ橋
フランスのアビニヨンにあるサン・ベネゼ橋。橋の上で、輪になって踊ろう!子供のころに教わった歌に出てくるあの橋である。町の城壁からローヌ河に半壊したまま架かっている。
アルルの古代競技場
南仏アルルはやはり地中海に近く、明るい雰囲気。コバルトブルーの澄み切った空。白壁の建物。その街中に1千年昔の競技場が残され町を見守っている。
ベッキオ橋