伊豆沼の日の出
東北伊豆沼の夜明けである。宮城県登米市にある国指定の天然記念物・鳥獣保護区であるとともに、ラムサール条約登録湿地で国際的にも重要な渡り鳥の飛来地。夜明けにかけておびただしい数の水鳥たちが一斉に飛び立ち空をうずめるので有名。幸い、この日も圧巻のその片鱗が見られた。(2023.11.2)
リンゴ畑の向こうの岩木山
弘前市鶴田町の鶴の舞橋近くのリンゴ畑から早朝の岩木山を描いた。残念ながらやや霞んだ感じの山肌であったが全容を見せてくれてうれしいスケッチとなった。すぐ横のリンゴ畑のオーナーさんに話しかけると親切に相手してくれて、商品にならない品だからと言って当方としては大変ありがたいリンゴをたくさんいただいた。(2022.10.21)
立石寺開山堂
芭蕉の「岩に染み入る蝉の声」の舞台として有名な通称「山寺」。百丈岩の上に立つこの開山堂は当寺を開かれた慈覚大師の御堂で、この崖下にある自然窟に大師の御遺骸が金棺に入れられ埋葬されているという。左の岩の上の赤い小さな堂は写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物だそうだ。(2022.10.22)
田酒
「でんしゅ」と読む。田んぼの米以外の醸造用アルコールや醸造用糖類は一切使わずに作られた日本酒ということで、国内でもなかなか手に入れるのがむつかしいレアな酒らしい。特段アルコール愛好者でもなく、むしろ下戸に属する人間なのだが、せっかく現地まで来たのだからと中等級のを2本買って帰った。確かに私のような者でも口当たりの良い美味しいと感じる酒だった。(2023.1.23)
田酒の西田酒店
青森県唯一の酒造所で、青森市の西北、津軽半島の付け根の油川という場所にある。田酒というのはその名の通り、日本の田の米のみを使って作った酒で、そのほかの醸造用アルコール、醸造用糖類は一切使わずに作られる日本酒で有名だそうだ。(2022.10.20)
秋田湾から男鹿半島を見る
秋田県潟上市天王の出戸浜あたりから男鹿半島を望んでスケッチ。このあたり、ちょうどこの絵の風景を眺める背中側には日本海に沿って風力発電のプロペラが立ち並んでいる。そういった意味で風景もずいぶん変わってきたのだろと推察する。(2022.10.19)
鳥海山夜明け
秋田県にかほ市の象潟で泊まった。翌朝日の出の鳥海山を見たくて近くの道の駅にある展望所に行ってみる。あいにく頂上付近は雲に覆われていたが、山肌に朝日が当たる鳥海山のスケールの大きさはうかがえた。展望所からは鳥海山が作った九十九島の不思議な風景も眺められた。(2022.10.19)
遠く粟島を見晴らす
山形県鶴岡市の道の駅「あつみ」から日本海を望む。はるか遠くに粟島が見える。以前にも同じ場所から同じような構図で描いた記憶がある。(2022.10.18)
鶴の舞橋日の出
青森県北津軽郡鶴田町にある全長300mの日本一の木造三連太鼓橋。通称津軽富士見湖に平成6年に架けられた橋で岩木山を背景にした舞橋の姿が鶴が空に舞う姿に見えるとも言われる。この絵では、遠方に頂上付近は雲に覆われているが八甲田山が見えている。(2022.11.30)
日本海の見える四阿
山形県鶴岡市にある道の駅「あつみ」の裏庭といおうか、日本海を望む散策路もある広場である。長時間ドライブの途中、ホッとする憩いの場所だ。右手奥に国道7号と並行して走るJR羽越線のトンネルも見えている。前回来たときは、同じ場所から反対方向(西方)を見て描いたことがある。(2022.12.22)
銀河鉄道の橋
気仙沼から遠野を経由して盛岡へ向かう途中。宮森という場所にある国道283号をまたぐ釜石線の橋(めがね橋)である。宮沢賢治の銀河鉄道の夜をイメージさせるようなたたずまいで、鉄道ファンにも人気スポットのようだ。すぐそばにある道の駅から取材。(2021.10.9)
気仙沼
早朝気仙沼大島の亀山展望台から周囲を展望した。平成31年春に完成したという気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)が風景の中のアクセントになっている。ここへ来るまで気が付かなかったのだが、時期あたかもNHKの朝ドラ「おかえりモネ」の舞台がこのあたりということで、広報的情報があちこちで見られた。(2021.12.9画2021.10.9取材)
磐梯山の見えるSA
2年ぶりにまた東北を目指した。北陸道から新潟で磐越道に入ったころ急に雨が降り出した。磐梯SAで一休みするころには雨は上がって、頂上付近わずかに雲の残る磐梯山が姿を現してくれていた。今回は時間の都合で現地スケッチできなかったが、写真から後日描き起こした。(2021.12.3画2021.10.8取材)
日本海遥か粟島
道の駅「あつみ」から日本海に浮かぶ粟島を望み描いた。地点は山形県鶴岡市の早田字戸ノ浦という場所で、海岸側に遊歩道などもある広場があって、夕日の鑑賞にふさわしい。「粟島」の存在自体初めて認識したような次第だが、大陸や北朝鮮などからの漂流物も多いと聞くと随分遠くまで来たものだと実感した。(2018.10.5)
松島曇り空
昔から日本を代表する景勝地といわれる松島である。おりしも未曽有の大雨が西日本を襲ったその時期、当地では時折降ったりやんだり程度の天気であったが、まだ言っても梅雨空。遠くの景色まではきれいには見えない。宿泊した豪華なホテルの部屋から雰囲気だけでもと描く。(2018.7.5)
北山崎海岸
「北山崎」は、高さ約200mの大断崖が約8kmに渡り連なる三陸海岸の見どころの一つ。霧雨に岸壁、岩礁が霞み、空と海の境界が判然としない風景を、誰もいない展望所から望む。(2018.7.4)
浄土ヶ浜
東北三陸海岸、宮古の景勝地、浄土ヶ浜である。別の用件を兼ねて東北を旅行してみた。大きな津波被害の痕跡がまだそこらここらに残された三陸海岸だが、この浄土ヶ浜は穏やかな波に包まれ、何事もなかったかのような、やすらぎと永遠の自然を感じさせてくれた。(2018.7.5)
葛巻ワイナリー
岩手県葛巻町のワイナリー。売店だろうかワイン樽の形状に作られた建物を右端に入れ、敷地内の様子を描いた。(2018.7.4)