パラシュートへの誤解その10 

空中の飛行は車の走行に例えると

未舗装路の悪路走行と同じ

PJ

空中にはぶつかる障害物が何も無い!と誤解していませんか?
空中には複雑な風が流れておりその存在を無視、軽視してそこを飛行しようとする翼の飛行を阻んでいます。

ドローンを操縦していてこれまであまり風の影響を感じない と思われたらそのドローンがなぜ空中に浮かんでいるのかをいま一度考えてみてもらいたいのです。

翼が空気の上に乗っかっているからドローンが空中に浮いていられるのです。その空気の塊の移動が風なわけですが影響を感じないとい言い切れるようなら何も理解できていないと理解してもらいたいものです。

その風の影響を感じにくいということは翼1㎡当たりに掛かる重量が比較して大きく掛かっているということです。
風の影響を受けにくい翼面荷重ということは物体を持ち上げて浮かせる力が比較して弱いということです。

この翼面荷重を小さくして物体を持ち上げるドローン輸送を試みるということはそれだけ風の影響を大きく受けるようになってゆきます。ドローン輸送の際に往路は荷重が大きく、復路は貨物を下ろしているので荷重が小さい、つまり復路はその日の天気図、コース上の地形によっては車の走行に例えると未舗装の悪路走行をするかのような状態になります。


アドエアでは創業後過去10年、代表者および関係者のスカイスポーツ業務経験年数35年、スカイスポート統括団体でのモーターパラグライダーの事故対策協議業務の実績から飛行空域の気流予測を含めた航行術の学習と会得をしたうえで、さらにパラシュート使用の緊急対応知識の普及を試みていますが、残念ながら無人航空機の市場においてはまったく共感を得ていません。
翼の種類がパラグライダーと固定翼型ドローン、回転翼をもつマルチローター型ドローンは違うものかと言えば
アドエア代表者 賀家が委員長を務める委員会でのHPに記載していますが翼の種類が違えど飛行特性は変わりません、違いが出るのは翼1㎡当たりに掛かる重量の大きさの違いによる変化を執筆しています。
これをポーラーカーブという定義で表現します。
https://jhf.hangpara.or.jp/pgpc/index.htm