グレーの木

デッキ材・梱包材

日本人的には、グレー(Gray) の木  灰色の木 ですが、
世界的には、 シルバー(Silver) の木 銀色の木 と言います

ほんとに真っ黒はー濃い色の木

材木屋の土場にころっがっている灰色の木、まん棒のなれの果てです
石原都政で、粉塵排気ガス規制が効いて、グレーになるようになった(それまでは黒っぽくなってた・個人の感想です)

雨にさらされ銀色になった木

清澄公園 火の見櫓風 時計台

グレーの木は、大体が、この手の物ですね

箪笥

なんで灰色なのか?焼き入れてるのか?

ウン十年ぶりに引っ張り出した"お琴"
もっと灰色だったような記憶があるが、これは 甲焼 (こうやき) した琴
琴 の本体 (Body) を甲という

琴は 7弦, 筝(そう)は 13弦

新箏17弦

新箏25

田園調布のヤツが「俺たちの旅 (1975年のドラマ)」に感化され、わざわざ深川まで下駄を買いに来たことがあったなぁ (今ならネット通販か)

漁具の浮きも、プールのコースロープも、今はプラスチックだが、元々桐で作られていた

木の日 - 旧々 樹種当てクイズ
下駄 (げた)
※木の日のチャリティーオークションに出品、写真は無い

旧々 樹種当てクイズ キリ (桐) 解説
軽く、狂いが少ない。タンスが有名
音をよく伝えることから琴の材料ともなる

化粧箱、ホームセンターで売っている 中国桐 は、白い木

デッキ材 (Decking)

デッキ材の変遷
濡れ縁はヒノキなどを使っていたが、公園や ペデストリアンデッキに木材を貼るムーブメント到来

基本、濃い色の木で構成される (汚れが目立たない)
レッドウッド (セコイア) から始まり、WRC

針葉樹はメンテが大変なので、資源の枯渇順に、ジャラ、イペ、ウリン、バツまで来た
次は?

一年間放置された選手村 ビレッジプラザ  2021/06/20
ナメクジくん、仕事が甘いよ

ヒノキ  (桧) 

これを外すわけにはいかない
濡れ縁 これをデッキ材と呼ぶ?

Decking floor 縁甲板 縁側に貼る奴だからあながち間違いではないかも

木材会館 7階テラス (2022年貼り替えました)
木材会館 ヒノキデッキ
どうして塗っちゃったかなぁ (キシラデコールか?)

ベイスギ (米杉 WRC)

濃い色の木 WRC
針葉樹 板目 デッキング は、木の皮 (バーク Bark) の方を裏に、バークサイドダウン (Bark side down) に貼る、要は木裏が上
ハートアップ (Heart Up) とも

反って (カップ Cup) 、板の表面に水が溜まらない様に

木の芯は、♡ (Heart Center)、HC

屋内の、デッキ (縁甲) は、もっと薄いし上下逆に貼ります
だから「木表」という (図の Cup の様に、というか、屋外が逆)
木裏には反り止め加工してあるのでそもそも間違えない

芯が下なら、ハートダウン (Heart down) 、上が木表、そして、バークサイド (Bark side up)

月報トピックス 外構施設に使用される木材 (2007) より

HC (芯持ち) は、どう貼るの?
適当に貼ってください

芯 (HC) が外れている側材が、FOHC (Free of Heart Center 芯去り)

Canadian Lumber Grading Manual Part G

Warps : 木材の 反り・ねじれワープ と呼ぶ (SF のワープと同義、時空のねじれですが)

ここで大きな疑問が

じゃないの????
サッパリわかりません

板目板を、FG  / Flat  Grain
平柾板は、VG / Vertical Grain と呼ぶ

ウリン (Ulin)

アイアンウッド (Ironwood 鉄木)

インドネシアなど、産地で名前が違うが、国内ではウリンで統一?

バクテリア、真菌、昆虫などに対する優れた耐性のために、特にデッキ材として、多くの屋外用途で高く評価されている

ボルネオテツボク (Bornean ironwood) というくらいなので、ブルネイ (Brunei) などから輸入される南洋材
インドネシア、マレーシアの サラワク (ボルネオ島) での伐採は禁止されている (2009年)

現在、デッキ材として使われる木材の、ほとんどが ウリン と言っても過言ではないくらいだが、この先はどうなることやら

Urine は、おしっこのことですよ、絶対間違えてはいけない
※Urine で検索してもデッキが出てくるが、デッキについた犬のおしっこの染みの話がほとんど

イペ (ipe)

ブラジル産
この木は、雨ざらしのデッキ材にするにはもったいない、

月報トピックス 外構施設に使用される木材 (2007) より
現在流通量は、ほぼゼロ

楽器にも使われている
イペ の バイオリン の弓 は,、メジャー 

ギターの指板にも使う (マイナー)

チーク  (TEAK)

濃い色の木 チーク (TEAK) 参照

アピトン (Apitong)

クルイン (Keruing)

まとめてアピトン
トラックの荷台、船舶のデッキやら、土足の床材

昔の小学校の床はアピトン、定期的にワックス(オイル) を塗るので、匂いで気持ちよくなる奴も

アピトンの荷台にアピトン (ボディ材) を積む

昔から、トラックの甲板 (デッキ) に使われてきた
もちろん船舶のデッキにも

ユーカリ (Eucalyptus)

ジャラ (Jarrah)

ケンパス (Kempus)

オーストラリア原産

コアラが食べるということで、上野動物園にコアラを誘致しようと、オーストラリア政府の誘致条件を満たすために、餌用のユーカリ畑を作ったが、失敗 (多摩動物園に来た)
夢の島に植林されたユーカリはその名残
※「コアラが食べる種ではなかった」とかいう話は、都市伝説です

2020 東京オリンピックに向けて、夢の島公園にアーチェリー会場を新設する際、植林したユーカリを一部伐採することになった
ただ捨てるのでは、環境にやさしくないってことで、製材加工して、ベンチやらMDFやらにした (どこかに行っちゃった)

FSC認定は、公園内の木材では下りないのだが、施設用ではないので,、いいのだろう 

ユーカリはパルプ用に植林がが進み、中国、南米にプランテーションが出来ている
写真はアルゼンチンの製材所

ユーカリだけで、500種はあるというので、これが何かは 不明

ジャラ

ユーカリです、和名はない  (マルバユーカリとは違う模様)

月報トピックス 外構施設に使用される木材 (2007) より
現在流通量は、ほぼゼロ

ケンパス

よくユーカリ枕木と混同されるが (クレ オソート処理したら、わからない)、ユーカリではない
マメ科クームパッシア属、ユーカリはフトモモ科ユーカリ属

ケンパス、ユーカリの枕木は、厚さが薄い

サイズは 2100 x 130 x 200 の物が多い (小売りのサイズ)
これを防腐注入した物、中古はめったに来ない

ユーカリ枕木は 2100 × 130 x 225

出回っている 中古枕木 (濃い色の木) は、ベイマツ で、
8’ X 6" x 8" (2400 x 150 x 200)

マサランドゥバ (Massaranduba)

ジャラはオセアニア、マサランドゥバ は ブラジルジャラ・アマゾンジャラ とも、アマゾンチェリーとも
もちろんユーカリでもサクラでもない、アカテツ科
なんじゃそれ?

若者「マサランってもってます?」

 爺「ワシは まさるん

若者「ダメだこりゃ、AI に聞いてみるか」

1. もしかしてマゼラン?
2. Massaranduba
3. ブラジルのリジョン(地区)

まあそんなもんで、くじけてはいけない
とにかく長い名前を詰めて呼ぶのは、やめたほうがイイ

リブ (Rib) 

デッキ材では、滑り止め的な用語になっている (Anti-Slip だが) リブ加工は日本語?

マサランドゥバ リブ加工

デッキ材は、リブ加工できる硬い木が主流

リブは、本来 (溝ありの) 本実などの加工をした、板のことを言う
10枚 幅はぎ は、10 (Piece) Ribs と言う (ダミーの溝は考慮しない)

幅 (幅接ぎ)に対しては、Rib リブ
厚み (積層)に対しては、Ply プライ を使う

本実加工 は、 英語で T&G と表記する
Tongue & Groove 直訳「ベロと 溝」

Tongue は、焼き肉屋でのタン、舌のこと
Groove グルーブ、「溝」です、音楽でいうところのノリと同じ綴り

スペアリブ (Spare Ribs) という料理があり、あばら骨の周りの肉を美味しく頂けるのだが、Ribs = あばら であることから、Rib が溝 (Groove) では無いことは明白

9v (6P) 電池は、6 ply なので、積層電池  (1.5V x 6 = 9V )
6P チーズは、ピース (piece) の P
木材丁数で見かける PCS は  pieces  の省略形
平和の  ピース (peace) ではない  

高級ステーキハウス

イタウバ (Itauba)

イタウバフィエラ (クワ科) 南米産 ?
イタウバ (クスノキ科) 南米産 ?

属 どころか、科 まで違うのに同じ商業名の木材で有名なのが、ローズウッド

紫檀の ローズウッドは、マメ科 (ツルサイカチ属)
バラの香りの ロースウッドは、クスノキ科

見識が無いので、近寄らないことにする
プロに教えてもらいました、南米産クスノキ科でした

バツー (Selangan batu)

バンキライ (Bangkirai)

セランガンバツ、バンキライ (産地が違う? インボイス名がバンキライ?よくわからないが、まとめて、バツー)
重量梱包の枠、パレットに使う南洋材雑木?
ウリンが不足して、梱包材から昇格、デッキ材根太だったのが、表面にも使うようになり高級品になってしまった

なんじゃこの目合、色味が揃わない、ピンホールは当たり前で、安かったのに

4.0m x 90 x 90 / 4.0m x 20 x 105

ムルレ (Murure)

モラ (Mora)

樹種名不詳ながら、ムルレ (Murure) という事にしたとの情報が

南米ボリビア で枕木に使われている木材で、マメ科らしいとの情報しかない

寸法安定性に優れていて、日に焼けると茶色になる(挽きたては黄色い)

このことだけだとチーク系 (シソ科 南洋材)、イロコ(クワ科 アフリカ材) みたいだが、多分違う

枕木は英語で Rail Ties, Railroad Ties, Sleeper
Google.image Search : Woodn+Rail+ Ties+ Sleeper+ Lumber+ Bolivia
それらしい答えが出てこない

名前がわからず ムルレ と命名したとか、こうやって樹種名が増えていくのか・・・

辞典によると本来の ムルレ (Murure)  は、クワ科  なので、どうやら違う?ペルーでは、Palo Amarillo (直訳 黄色い木 Yellow Heart )  というらしいが、逆引きだとさらに 科が違うし、枕木ではヒットしない
さっぽり分らない (福山雅治風)」
かなりマイナーな樹種か

商業ベースに乗っているとは思えない

 (辞典があったのに) 情報が少なすぎてよく分からないので、よもやま図鑑的には

このことから、モラ (Mora 樹種名) ではないか?と勝手に断定していた

商品名でも モラ が使われるが、どちらかというと Nato (ナトー) のこと
橙色の木 ナトー 目合いは全然違うが参考まで (ガイアナ産)

※ボリビアの木材で有名なのは、なんといっても  パーフェロー (Pau Ferro, これもマメ科) ですかね 
なにしろ別名  ボリビアン ローズウッド  (マメ科ツルサイカチ属ではない、代替材)  と呼ばれているし、又  モラド (Morado) とも (Initial M)
ただし、これではないと思います (色味が?)

Mora と Morado は別物です

結局 ムルレ (Murure) が正解だった、ということで

Google image serch Mora Lumber Decking (モラ)

Google image serch "Murure" Lumber Decking (ムルレ)

”信じるか信じないは、あなた次第だす" !

ボンゴシ (Bongo̱si)

アゾベ (Azobe)

ボンゴシは輸入禁止になった?
月報 - 腐らなかった木の化石・石炭より

ボンゴシという原産地では高耐朽性のアフリカの木材があり、アメリカのレッドウッド (セコイア) に代わる橋・公園遊具用材として日本に輸入されたことがあったが、日本では施工後、腐ってしまう事例が発生、公園の歩道橋が落ちることがあって国内では使われなくなった
森林総合研究所 https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/etj/karube/Mokkyo/pdf/20000921-23JSCEtai.I-A227Bongoshi.Proceedings.pdf 

日本のボンゴシを腐らす菌が、世界中にはびこらないことを祈るしかない

腐敗菌というと目に見えない感じなのだが、キノコのこと?外国のキノコを輸入したりかけ合わせたり、遺伝子操作すると腐れに強いヒノキを腐らすキノコがそのうちにできちゃうかも・・・

もう、こうなったら何の木か、わかりません

梱包材・パレット・仕組み材

Packaging

第二次世界大戦がはじまり、木材は統制下民間は取り扱えなくなり、材木屋は解散した
なんで木材が、軍事物資なのか疑問に思っていたが、銃火器、軽戦車等の梱包に使う為 (もちろん、その他 もろもろにも使われている)

※あの インディジョーンズ  が持ち帰った "失われたアーク" 、それを運搬・ラストシーンで倉庫に仕舞う際に入れた箱ですよ

もちろん食料品をはじめ、なんでも木箱に入れて運ばれていた、昭和の時代、各家庭には、"バールのような物" が必ずあった (無かったらリンゴ箱が開かない)
今や段ボールとなってしまったが

輸出梱包に使う際は、ヒートトリート (HT 加熱処理) が必要
害虫などが、国境をまたいで広がらないようにする為

よもやま話 - ダンネジってどんなネジ

ISPM 15  (International Standards For Phytosanitary Measures No. 15)
植物検疫措置に関する国際基準 (PDF) 

こんなマークが、パレット・ダンネジ等に、スタンプされている
IPPC  は International Plant Protection Convention

植物防疫所からのお知らせ「令和5年8月5日から厳格化」

「植物を輸入するには、検査証明書 (Phytosanitary certificate) を添付して、
植物防疫官による輸入検査を受ける必要があります」と厳格化された

検査証明書を必要とする主な植物(例) に木材とあり、大雑把すぎて、動揺した人もいたようだが。
植物防疫所 FAQ  「Q8:どのような木材こん包材が検疫の対象となりますか? 」「Q9:どのような木材こん包材が検疫の対象外となりますか? 」によると何も変わらないことがわかる

「A9:植物検疫の対象とならない木材こん包材及びその他のこん包材は以下のとおりです。これらの木材こん包材については、植物防疫所への届け出、輸入検査等の必要はありません。」ここでの こん包材  は、梱包資材の事、パレット・ダンネジ・ラス・プロテクションボードのこと

すでに IPPC のルールにのっとったダンネジ、工場でできた "ベラ的な板" に代わり合板にプロテクションボードは変わっているので、今まで通り気を付けるのはラスのみ (1cm以上のラス桟は、加熱処理[HT]が必要)

昔のプロテクションボード (端材 インチ板・25mm)

IPPC では、商品と同じ梱包資材であれば、植物検疫の対象とならない・・・ らしい
例えば、Douglas Fir 製材過程でできた板を、Douglas Fir の製品に梱包資材として使うなど

もちろん輸出は、相手国のルールに従わなければならないですよ

※日本で一度燻蒸、通関許可になった丸太を、台湾に輸出したことがあるが、現地で再度燻蒸したのだろうか?わかりません

White Ash 8/4, KD-HT の 虫食いのピンホール (虫も生きていた) 即、梱包ごと処分

結局 HT は防虫処理ではないので、後々 虫が入ることがある
カメリア のフローリング(塗装品) で、「虫が喰ってる音がうるさくて眠れない」というクレームが有ったり・・・

ラディアーターパイン (Radiata Pine)

NZ松 (ニュージー)

チリ松

よく"ラジエターパイン"と呼ばれるが、"ラジエター"ではない、"ラディアーター" (カタカナ表記は統一されていない、ラジアター、ラジアーターって表記も)  NZ松・チリ松で統一されている?
アメリカのラディアーターパインを各地に植林した同じ樹種

NZ 松 230 x 230

ラミナーを作って、NZ松 3 Ply の集成柱が来た時期があったが、当時世界3位の 林産コングロマリット が、資源ファンドの手でバラバラにされると、企業と共に消滅した

クリアー材 (無節) も来るには来るが、なんとも形容しがたい目粗材
まったく売れない、枝打ちしなくてもいいんだよ

しかし、クリアー材はできてしまうので、何とか使おうとしている
アコヤ Accoya は、ラディアータ―パイン のアセチル化木材
庭に置くチェアーとかベンチとかデッキに

温泉旅館の宴会場の仕切りがラディア―ターの障子だった、アコヤだったのかも

チリ 松 板物がメイン、あらかじめ HT してある
無節の フィンガーボード も、化粧集成材芯用に輸入される

南洋材雑木 MLH

Mix Light Hardwood 名もなき南洋材ミックス

MLH合板, 仕組み材 (規格寸面 部材キット)として入ってくる

1.169m x 40 x 43 

スタイラックス (Styrax)

ポプラに替わる LVL の材料、合板材料として使われだした (Vietnam 材?)
ベトナムで製品化されて輸入される

スタイラックスと言っても 130種ぐらいある属名なので、木材として利用される種の名前は不明

ストランド系 (チップ固めた OSB みたいな物) ではないので、なりが良くて そこそこの径級があるのだろう
もちろん OSB, PB, HB も作っているのだろうが

日本名はエゴノキとか色々
東南アジアに樹脂から 安息香 がとれる アンソクコウノキ というのがあって、樹脂 (Storax balsam) を採っているので、プランテーションがあるのか?
パームヤシ畑にしなかったのには好感が持てる

フウ (楓 Gum), もこの仲間
ゴム・ガム系なので、スギ・ポプラ LVL よりも重く、且つ 濡れ (水) に強いのでは?

単板の厚みが2種類、なんかヨレている
まあ梱包用だし・・・

レッドメランティ (Red Meranti)

名前がついた雑木

2.084m x 42.5 x 52

杭丸太・足場丸太・杉丸太

杭丸太は、大抵は杉で、LVL 原料のベニヤを剥いた残りの芯だったりして?  

おお~ 使ってますなぁ、街路樹のは細い
新木場、若洲の空き地を見回すといっぱいあります

もちろんグレーになっている (なる)

足場丸太は、もうほとんど見ることがない、鯉のぼりの竿と言った方が分かってくれる

茅葺の裏側 屋根組み (杉丸太という?)

天然木

ホームセンターで売っているラティス、仕様を見ると天然木になっていることが多く、なんだかわからない雑木
入手できる木だったらなんでもいいって事だろう
白い木は、木地 もしくはオレンジ・茶色に、赤い木は茶色に塗ってある (キシラデコール?AAC?)

エクステリア材は、経年で シルバーになってなんぼ なのだが、日本人は塗料を塗る傾向にあり、なんだかわからん

TDL の Pooh's Hunny Hunt でも観てみて

炭 (Charcoal チャコール)

関税率表44類 (木材及びその製品並びに木炭) 仲間ですね、チャコールグレー ってことで、グレーの木
炭で焼いたステーキはおいしいですよね~、 林野庁・木炭の種類

製法で、大きく分けて

白炭 (しろずみ、Hard charcoal) は、高温製法  (1,000度以上)
黒炭 (くろずみ、Soft charcoal) は、低音製法 (とはいえ 500度以上)
オガ炭は、オガクズ固めた物を炭焼きした物、 焼肉屋とかBBQの穴が開いてる炭はオガ炭

石炭は全くの別物
組合月報「腐らなかった木の化石・石炭」 

備長炭は、カシで作る白炭
もちろん紀州備長炭使用の看板はカシだろうと思い、ちょっと調べたら アマゾソ で売っている! 世も末である

想定外、ペンキ塗ってあった、ビス止めだし
「仮」 どっかで写真撮ってくる

その時々で、看板の樹種は変わる、カシだけではないらしい

カシ (樫) 橙色の木 

中国からの木炭輸入量が急拡大、ちっちゃい段ボールに詰まった炭が、コンテナにみっちり詰まってやってくる
まさに「手下ろしだよ全員集合」である (全員中国人、さすが人海戦術発祥の国)

中国の堅木が切られまくったらしく、2004年には、中国が木炭の完全輸出禁止とした
新木場で寝泊まりしていた彼らは、国に帰れたのだろうか

いまだに、備長炭という名前で木炭が、色々な国から輸入されている
カシは日本の固有種だから輸入物は備長炭ではないハズなのだが・・・

Wood pellets (ウッドペレット) 

ちなみに、薪 (まき) は Firewood  (ファイヤーウッド)
焚火 (たきび) は Campfire (キャンプファイヤー、踊る必要はない)

Wood pellets (ウッドペレット) は、そのまま燃やすとすぐ燃え尽きてしまうので、木っ端を圧縮して体積当たりの繊維量を増やし、ペレット状にしたもの
Biomass (バイオマス) 自体は、産廃を燃料とすること
Forest Biomass (木質バイオマス) は、木材由来のウッドペレットなどを燃料とすること 

ソロキャンプが流行のようだが、そこらへんで切った 生っ木には、火は付かないよ

木酢液

蒸し焼きにした時の煙を冷やしてできた蒸留液、上澄みが木酢液となる (よって、沈殿具合で色が違う)

ホームセンターなどでペットボトルに入って売っている、竹炭製造過程でできたものは、竹酢液

ネコよけとか、殺菌、土壌改良に使う
飲んではいけない、正露丸 (征露丸) は極秘のレシピで (たぶん木酢使用) 作られるので、用法通りなら服用できる

フィトンチッド

似たようなのに、フィトンチッド (Phytoncide) がある
テレピン油の香り (松ヤニの匂い) のことらしいが、市販のボトルを開けると木酢液のかほり・・・、定義が定まっていない模様

燻煙乾燥材

炭を製造する際に、もくもくと煙が出てくる
これを利用して、燻煙乾燥 した木材がある
人工乾燥の定義に収まっているのかは不明、窯に入れないのでADになるのか?

色は、濃い目の木酢液の色 (樹種がわからないレベル)
これは、臭い、倉庫の中が木酢液の匂いで満たされる (もしかして注入?)
むろん外構用だろう、屋内に使えるのか?いろいろあるので要注意

ここは、ボツの細道に片足を突っ込んでいるかほり