濃い色の木

  こげ茶 ~ 黒 /
 ダークブラウン ~ ブラック

シタン・コクタン・タガヤサン  (紫檀・黒檀・鉄刀木)

木の日 - 樹種当てクイズ 箸 (ケース) 、唐木三大銘木・・・熱帯地方から日本への輸入銘木全般の総称でその三大横綱
シタン (紫檀)木目は交錯、肌目はやや粗い。色調は変化に富み、美しい仕上がりが得られる。耐朽性は極めて高い。ローズウッドの一種
コクタン (黒檀)柿の木の仲間。木目はほぼ直通、肌目も緻密で光沢がある。一般に流通している木材の中では最高の強度と重さを誇る
タガヤサン (鉄刀木)非常に堅牢な木材で、日本では「鉄の刀の木」という漢字を当てている。木目は交錯、肌目も粗いが、磨くと美しい光沢を放つ

コクタン (黒檀)

真黒 (まぐろ)  

カメルーン産、African Ebony
まっ黒

シマコクタン (縞黒檀)

マッカサル エボニー (Macassar Ebony)

通常 マッカーサーエボニー と呼ばれていますが、マッカサルエボニー が正解

マッカーサー といえば、パイプがトレードマーク、パイプの材料と言えば、唐木、唐木と言えば、黒檀、マッカーサーのパイプはこれだったか~

などと思ったあなた、彼のパイプは、コーンパイプ、その名の通り、トウモロコシの芯で出来たものです

マッカーサー (McArthur) を知らない?そうですか・・・

一番上から、花梨瘤、黒檀、柿

そもそも、これが何か知ってたら凄いですよ
パイプを自分で作ったり、趣味の木工には唐木が人気
趣味で留まっていて欲しいですね、道楽になると大変

カキ (柿)

ホワイトエボニー (Black & White Ebony)

パーシモン (Persimmon) は、柿の果実
年間180ラウンドの日系人曰く
「パーシモンは、樹種のことではない、(ゴルフ道具の) ウッドに使う木を パーシモンと呼んでいる、形じゃないの?」だそう  (堅木の総称?)
メタル全盛になってからゴルフを始めた若造では、真偽はわからず仕舞いだった

木材としては、ブラック&ホワイト エボニー 、ホワイトエボニーと呼ばれる

木の日 - 新・樹種当てクイズ

新・樹種当てクイズ コクタン (シマコクタン) 解説 

インドネシア産
ホンコクタンとは異なる、縞模様入りの黒檀
木目や産地によって価値は大きく異なる
カキノキ科の超高級木材
乱伐により最高級材は希少
現在輸入されているコクタンの多くがインドネシア産の木材で原産地の地名から「マッカサル・エボニー」と呼ばれる
材は、重くて硬いがわりと加工しやすい
油分がなく、木屑は粉になる
磨くと光沢が出て美しい
木目は独特の縞の木理に特徴がある
色は、黒、茶色
黒の部分の方が多い
匂いは。ほのかに感じる程度
嫌な匂いではない
用途は、唐木細工、仏壇、床柱

一番身近なコクタンと言えば 箸

写真は、木の日での企画"箸作り体験"の荒削りした シマコクタン

鉋掛けたりヤスリで磨いたりする
(案外目がきついので鉋がけが難しい)

エボニー (Ebony)

もちろんコクタンの英語名です

エボニー&アイボリー (Ebony & Ivory )  という歌があるが、
アイボリー (象牙) はバリバリの 付属書 I(商取引禁止)
エボニーは、マダガスカルでワシントン条約付属書II
そろって CITES で規制がかかっている

2011年楽器メーカーが、インボイス不実記載により、FBI により数十万ドル相当のマダガスカル産エボニーフリッチを押収される事件があった (しょっちゅうこんなことやっている)、当初FBIに家宅捜索と報じられたが "U.S. Fish and Wildlife Service" の間違いだったとか

(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

エボニー・黒檀 の部材に関しては、産地表示がないものが多い
見た目が同じなので、ごっちゃに管理している?

リッチライト (Richlite)

人工エボニー  (FAKE)
弦楽器の指板については代替材が出回りだした
原料はは紙、紙に液剤を浸透させ、積層圧縮つるっツル

このギターのナット・サドルも、人工象牙 (FAKE) 

ジリコテ (Ziricote)

寄木細工のような見た目
グロス塗装仕上げは、天然物とは思えないほど

これは、柿 (カキノキ科) ではない、ムラサキ科 (なんじゃそれ?)
中南米の木

ラピュタに出てくる飛行戦艦みたいな名前だと思ったら、それは「ゴリアテ」だった

シャム柿

ジリコテのこと、中米の木にもかかわらず、なぜに シャム (Siam) の名がついたのだろうか?

多分高級感を出すために 「渋谷レゲエ祭 (江東区) 」的な名前を考えた知恵者がいたに違いない、手違い柿 (珍説) か

木材輸入業者が、同業他社に産地を知られないようにシャム柿と名前を付けた説もある (材木屋らしい、たぶんこれが正解) 

アフリカンブラックウッド (African blackwood )

グラナディラ (Grenadilla)

グラナディラ = アフリカンブラックウッド
おっと、ツルサイカチ属

黒い木管楽器のボディなど

ブラスバンド」のブラス (Brass) の意味は真鍮よって本来は、金管楽器  (ラッパ) 編成

木管も入った管楽器編成 (吹奏楽) は「ウインド (Wind) 」

ピッコロ (Piccolo )

フルートは、19世紀中ごろから金属製が主流となったが、ピッコロは木製の物がまだまだ主流となっている
フルートのオクターブ上なので、長さは 1/2

木管楽器は、ヨーロッパでは、グラナディア、エボニー製、ボックス (黄色い木)シカモア (白い木)製、
日本の管楽器は竹製が多い

4分割されたボディを繋げて、それにマウスピースを付ける

グラナディロ (Granadillo) は、まったくの別物で、茶色のローズ?チークみたいな木

木材工業ハンドブック - ボツの細道 によると
グレナディロ
ごっちゃにしているのでは?打ち間違い?

ケボニー (Kebony)

名前が、エボニーっぽい、というかパチモンですって自己主張しなくても・・・良いものです、普及してほしい

元は針葉樹 (なんでもあり)
フルフリルアルコール (なんじゃそれ) 注入・加熱処理木材をケボニーという
Kebony はノルウェーの法人名、商品名

アコヤ同様トリートメントされたものが輸入される

主に外壁に使う
日本では、外壁のほとんどが窒業系サイディングなので (やっぱり白いお家が好き)、あまり聞かれない

比重が大きくなるらしく、針葉樹ながら、堅木 (楽器用材 トーンウッド)  の代替材に使う猛者が現れる
さすがに無理だな、あえて買う人いる?

サーモウッド と呼ばれているヤツのこと?
いや、違う

昔、南京下見、今、ベベルサイディング (Bevel Siding)
この写真は、サーモウッド?なんだかわからない、よろしく

タガヤサン (鉄刀木)

サイアミーズ カッシア (Siamese Cassia) などと、かっこいい名前で呼ばれていることも
Senna (読めない) 属

ウエンジ (ウェンジ Wenge) 

アフリカンローズ (African rosewood) とも 、ローズウッドではない、Millettia (読めない) 属 

タガヤサンだと言われれば、タガヤサンにしか見えない
タガヤサン代替 (失礼か)

アフリカンローズ は、便利な言葉で、それっぽければ皆アフリカンローズ、ブビンガも・・あまり使うべきではない

どっちですかねぇ?

床柱

左から

1, 2, スギ

3, 4, 5, エンジュ

6, イチイ

7, 8, グラナディロ

9, 10, チンチャン

グラナディロ (Granadillo) 

7, 8 は、グラナディロ
赤い ローズウッドで、これが 紅木 (コウキ)

真っ黒の、グラナディラ (Grenadilla) とは、まったく別の木

左) グラナディロ (Granadillo)  右) グラナディラ (Grenadilla) 共に CITES 付属書 II 

ローズウッド (Rosewood)

紫檀

はっきり言って、~ローズという木は、インボイス見ても、なんだかわからない ぁゃしぃ
全日本検数協会 (今の全日検) の原木図鑑も "ローズウッド" とだけ記載だし

左から

ローズウッドの類は、すべて CITES 付属書 II 以上

名前だけローズウッドの木が多く、これは学名で確認しなくてはと、属名を覚えるのに、大河ドラマのタイトルに寄せて「猿か市」サルカイチ で覚えてしまい、大恥をかく
正しくは、なんだ? 正しくは「ツルサイカチ」

そして和名だけ、わかっていてもしょうがない事に気づく
属名 Dalbergia ・・読めない、ネットの時代でよかった

楽器(完成品) なら国境を跨げる?
2019年11/26 CITES 改正附属書発効で、輸出入手続きが変更になり、楽器の規制が免除になった模様
但し、ブラジリアンローズウッド (付属書 I ) については、引き続き規制対象
完成品なので、素材と扱う材木屋には関係ない

これだけ各国にローズウッド・紫檀があるのだから、コスモポリタン (Cosmopolitan、汎存種) じゃないか?と材木屋は考えるが、木材は地域変種の固有種 (Endemism) だらけなので、CITES の項目が多い 
日本では、スギ属・カシ類が固有種 (ほぼ日本にしか生えてない)

よもやま話 - ワシントン条約

ボツの細道 - CITES

これぞ紫檀 木の日 箸作り の素材

ブラジリアンローズ (ハカランダ Jacaranda)

みんなカッコつけて、 ハカランダ と読む (スペイン語読み、なんでブラジルなのに?)、ジャカランダって読んでも、もちろんOK
CITES 付属書I 、国境跨げない
木材では他に、パタゴニアサイプレス (アレルセ・チリヒノキ) のみが、付属書I

最近では、指板用材 などでしか見なくなった
国内の古参ギター製作者が廃業すると、
在庫だったハカランダが出回ることもある

ハカランダを、ボディ材に使った楽器は
立ち上がりの早い = 歯切れがイイ、 抜けが良い乾いた音、パワフル など誉め言葉しか聞かない
※弾いたことがある人の感想です

もちろんブックマッチ (現在入手不可能です)
ギターのサイド、バック材の、最高峰

ホンジュラスローズ (Honduras Rosewood)

ニューハカランダのこと
何でニューなのかはわからないが・・・

※もちろん ニューハカランダ は日本でしか、しかも特定の業界でしか通用しない

マダガスカルローズ (Madagascar Rosewood)

以前 NHK で、マダガスカルの村人が、5人で3日かけて一本の紫檀を盗みに行くという番組をやっていた、目を付けていた紫檀は伐採に失敗、しょうがないので細いのを村まで持って帰って、2万円の上りとか、みんながっかり
集めるブローカーが悪いに決まっているが、合法証明を出す役人もひどい

ダマされて買った方も罰金を払うという (超有名ギターメーカーです)

ということで一時流通したが、最近見なくなった

パリサンドラ (Palisander)

ローズウッド  (ツルサイカチ属一般) を、ドイツ語では、パリサンドラ という (パリサンダーとも)

赤い木 - パリサンダー

インディアンローズ (Indian  Rosewood)

シタン (紫檀)

インドローズってやつ
いわゆる 紫檀 の代表格

なんだかわからないローズウッドは、たいていインドローズ

ギターをケースから出すと、ローズウッドの香り
ちょっと鼻につく臭いで、ローズ (薔薇) の香りではない
よくバラの香りの木だから、ローズウッドと言われるが、香料は、別の同名 ローズウッド (クスノキ系統) から採る

インドローズ
(ギターの) バック・サイド用材

写真を上手く撮れない

グロス仕上げだと映り込み、無塗装で色味が違うし、フラッシュ使うと、これまた違うに見える

ギター内部の無塗装面を
フラッシュありで、真上から撮る

グロス塗装面 フラッシュあり

※個人の感想であり、実際何なのかは誰もわかりません

フラッシュなし これが見た目に近い

たぶん、たぶんですよ、これはインドローズ
ハカランダだともうちょっと赤い (臙脂色?)

インドネシアローズ (Indonesia Rosewood)

ソノケリン (Sono Keling)
ソノウッド (Sono Wood)

通常ソノケリンと呼ばれている、ローズウッド

インドネシア に インドローズ の苗を持ち込み、商業的に植林したらしい  (誰がいつ?オランダ人?)
なのに、CITES 付属書 II

家具になったものが、インドローズ で流通していたこともあるとか (今でも?種としては合っているが)

輸入書類を見ないとわからないって事?

蘭領東印度 が、インドネシア

オランダ (Holland) は、2020年から正式に ネザーランド (Netherlands) となったそうな
Nederland ネーデルランド ではない、外務省は頑なに オランダ王国

海外領土を含めて複数形の (s) がつく

ソノウッド  (Sono wood)という名で、キッチンウェア などとして加工されているのは (上)、インドネシアローズ

そして、下のは Gum (ゴム) 系の サウォウッド (Sawo Wood)  、サポジラ (Sapodilla), チクル (chicle) のことらしいですよ

余談ですが、ウェア (Wear) を使うのは、服だけ、キッチンウェア, ソフトウェアのウェアは、Ware  (用品・製品)です

※Golf Wear は服、Golf Ware は用具など、共に ゴルフウェア と呼ぶ

インド (India)

Indian 「インドの」
東南アジアは、East India (東インド)
West India (西インド ) は、なんと中南米
アメリカの東にあるのに、西インド諸島 とかありますよね
コロンブスが、インドと勘違いしたせいです、そして、そこで生活していた人はインディアンと呼ばれることになった
ポカホンタス の先祖達ですね

昔 エスキモー、ちょっと前は イヌイット、今は カナディアンファーストネーション、全部まとめてインディアンと呼んでいる雰囲気

これからも呼び名が変わっていく?のだろうか

シャム (Siam)

Siamは、タイの旧名
サイアミーズ (Siamese) は、「シャムってこと、動植物の品種・商品名にやたらと出てくる
East Indian (東インドの) とも

シャムネコは、Siamese Cat (サイアミーズキャット)

ホンシタン (本紫檀)

座卓は、黒檀か紫檀・花梨など唐木が多い
一体全体、紫檀とは何かというと、ローズウッド全般のことらしい (そんなったろう とは思っていた)

ところで、本紫檀とは、何ぞや

サイアミーズローズ  (Siamese Rosewood)

イーストインディアンローズ (East Indian Rosewood)

こんなのインドローズと違いが分からないよ
塗装してなかったら黒くて、さらにわからない

最近はきっちり樹種が書いてある East Indian Rosewood

チンチャン (Chingchan)

バーミーズローズ (Burmese Rosewood)

シマシタン (縞紫檀)
テチガイシタン (手違い紫檀)  なんですかこれは?

Burmese は、 ビルマ (Burma) のって意味

タイの ローズウッドとも、 サイアミーズローズって事か?

(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

チャンチン (よく見て!) は、別の木 橙色の木

キングウッド (Kingwood)

王様の木 ローズウッド
種族の長の神器に使われるって本当?
たしか、王女の木 (プリンセスウッド)と呼ばれる木も、どっかにあったような

もちろん、青年の木、幸福の木 の様な観葉植物ではありませんよ

ブラジル産で、ブラジリアンローズ (ハカランダ) とは違うローズ

--- Dalbergia (ツルサイカチ属) の Rosewood はここまで ---

オバンコール (Ovangkol)

縞模様の濃いめの木のイメージ
産地は、西アフリカ
ブビンガの仲間なので、ローズウッドではない

ココボロ (Cocobolo)

ホンジュラスローズ (Honduras Rosewood)と違うのか?
ゼブラウッド (板目) の様な感じの物がココボロ?
中米産

産地 (?) で、色が同じ木とは思えないくらい違う

チューリップウッド (Tulipwood)

大抵は、ブラジリアンチューリップウッド (Brazilian Tulipwood) のことを指す、赤い木に
ココボロの別名? いや、違うか・・
もちろん南米産 

ブビンガ (Bubinga)

アフリカンローズ (African Rosewood) と呼ばれたり
ローズウッドではない、赤い木に 

ゼブラウッド (Zebrawood)

ゼブラ (Zebrano)

ほとんど家具・楽器
西アフリカの木

目が紋でいて (Interlock Grain) 加工が難しい
非常にきれいな物は、たいてい 印刷

ゼブラノ (Zebrano)
(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

ゼブラノ FAKE (偽物)
ゼブラノ風 プリントシートと呼ぶべきか 

アマゾンローズウッド (Amazon Rosewood)

パウローサ (Pau Rosa)

Pau はポルトガル語で ”棒・木”、Rosa は Rose (ピンク) のこと
英語に超訳すると、Rose Wood か・・・

パウローサ の 弓

ブラジルだけに、ブラジリアンローズ (ハカランダ) とは別名にして、アマゾンローズとか呼ばれたりして

ローズウッドではない、これがクスノキ科の 「ローズの香りの ローズウッド」?

それって パウローサのことだったのか~

フェルナンブーコ (Pernambuco)

パウブラジル (Pau Brasil)

ブラジルウッド (Brazilwood)

パウローサで弓の写真を載せたが、弓 (バイオリン属) といえば、フェルナンブーコ

ブラジルウッドとも、ブラジルは赤いという意味
これは、赤い木 に書かなくては

スネークウッド (Snakewood)

見た目で2種類あって、ヘビ柄  (杢 Snake Skin) の木、ヘビのように巻き付く木  (外見) があり、どちらもスネークウッドと呼ばれている

ギターの糸巻のつまみ

もちろん、ここではヘビ柄の方の スネークウッド についてで、バイオリンの弓、ナイフの柄、ステッキ、ボタンなどに使われる

産地は中南米、ローズウッドではない
学名は  Brosimum guianense (ガイアナのクワ科 ブロシムム属)

ボリビアンローズ (Bolivian Rosewood)

パーフェロー (Pau Ferro)

ボリビアンローズウッドとパーフェローは同じ物なのか?
ローズではない、鉄木の一味
ここのところ、ギターのネックなどで、聞くようになった
※詳細不明

Pau はポルトガル語で ”棒・木”、Ferro は "鉄”

※その昔、パープルウッド (紫色の木) と呼ばれていた物らしいですよ

ローズウッド と使いが同じ

ギターの指板、サドル(ブリッジ) にも使われる

仕様書がないと、何が何だか・・・、本当かどうかも

チーク (Teak)

映画に出てくる60年代の銀行内装とかヨット内装でおなじみなのだが、塩ビプリント物も多い
なんとなくチークじゃねと言っておけばOK

製材したは黄色い (きな粉まぶしてあるみたい)、乾いてくるとおなじみの色に

この写真じゃ何が何だか・・
無塗装 ドア (無垢)

ミャンマーチークとは言わない、英語では、Burma (ビルマ) だから

月報トピックス 外構施設に使用される木材 (2007) より
外装・デッキ材としても使われる

ビルマチークが最良と言われる
一時、象に集材させて動物虐待と言ってたと思ったら、次は子供に集材させ児童虐待となった (ミャンマーの子供はそんなに力持ち?) 不買運動が起きる

合法木材の原点

アサメラ (Assamela)

アフロモジア (Afrormosia)

アフリカンチーク (African Teak)

同じ木かい!なんとなく チーク じゃない

アフロなんとか と言い伝えられている、壁面化粧合板

最近ネットでよく見る、頭字語 ASMR (Autonomous Sensory Meridian Response 耳障りの良い環境雑音)
「なんだ?アサメラ?」と、思ったあなた
残念 アサメラなら "L" ですよ

材木屋ですね

一度貼ったら、何の木なのかは自分を信じるしかない (特にアフリカの木、ラワンは論外)

アフロモジア ってこんなに明るい色だった?照明 (電灯色) の色もあるが・・・

木目がちょっとぼけてるし

じゃあ何なのかと言われても分らない

わからないので、日中に撮ってもらった

余計わからない

木材工業ハンドブック によると
アフロルモシア

そして、アサメラ

出所がはっきりしている原板

家具などの木工品、羽目板などの樹種は設計図書に載っていることが少なく、言い伝えレベル  (もちろん作った本人は知っているし、原板見せて選んでいる筈なのだが、たいてい忘れている) 位の正確さしかないことが多い

イロコ (Iroko)

まるっきり見ることが無くなってしまった
イロ子~!

そしてサンプルさえも見つからない状況
これも アフリカンチーク とか (聞いたことが無いが)

(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

何だこのまっ黄色な木は!
俺の知っているイロコじゃない

製材したては、まっ黄色、乾くと濃い茶色に
そういったところは、チークっぽい (科が違う クワ科)

西アフリカの木

経年で、サンプルのような色味になる

なかなか イロコ の写真が見つからず、奇跡的に発見された キーホルダー 記念に残すことに


イメージ的にはこんな色

ナッツ (Nut Wood)

フルーツ ツリー (Fruit Tree Wood )

エボニー (Ebony), グラナディラ (Grenadilla) の類も、フルーツ ツリー (Fruit Tree Wood)

ウォールナット (Black Walnut)

クルミとはだいぶ違う感じ
ブラックウォールナット  (クロクルミ) のことを指す
木材のはなし - ウォールナット

とにかく日本人は言いやすくするので、ブラック省いたり (チェリーも) 違う樹種だと思われがち

木工作用にもらった端材

原板、初めから濃い色

あまり長尺材はない、あっても 12’ ってとこ
プリンス オブ 家具材 (キングは?)

問屋組合 木材のはなし より  寄木フロア
仮) yunyu_walnut_photo_04.jpg
イメージ的には、こんな感じの板目

FAKE 新木場構内で発見
塩ビシート貼り、モニター架台
ほぼ針葉樹無垢の内装に、これは・・・

クルミ (胡桃)

ウォールナット はいろいろな杢を使うので、色合いも様々になるが、クルミは比較的均一な感じ

単にクルミと言っても、何とかクルミと色々とあって、何が何だか・・・

クルミのテーブル 無塗装

市〇市長が執務室に誂えたおかげで、高額すぎると、ヒンシュクを買ったテーブルトップは、クルミ の無垢板です (高額かどうかはともかく)税抜きで、机が約157万円、椅子が約23万円

2020年 市長が変わり、「ネットオークションにかけて売却し、市税に戻す」ことになった

ネットオークションといっても、官公庁オークション https://kankocho.jp です (対象物件 、リンク切れ注意)
画像は twitter から

ヒッコリー (Hickory)
ピーカン (Pecannut)

ヒッコリー・ピーカンナッツは、クルミなのだが、
黄色の木 - ヒッコリー  (Hickory)

クリ (栗)

中国あたりで栗畑を開発した時だけ大量ってほどではないが、やってくる
大体土台に使う 材木屋の木造林場の土台はほぼ栗だったか? 

中国の栗の実は、甘栗でおなじみの甘皮がぺろりと剥けるヤツ、和栗は栗きんとんに入ってる物で、剥くのが大変
ということで、中国栗と和栗は明らかに違うが、木材ではどうなんでしょうか?区別している?

富士急行6000系 の床、栗ではないでしょうか?
京都丹後鉄道の内外装設計の水戸岡鋭治デザイン

木の日 - 樹種当てクイズ
お椀

樹種当てクイズ 北海道産広葉樹 クリ (栗) 解説 

用材のクリは実の小さなヤマグリで、食用のクリは品種改良されたもの
加工はやや困難だが、耐久性はヒノキをも凌ぐ

問屋組合のクリの正月飾り、ミカン的なものはケヤキ、三方はもちろんヒノキ

チェストナット (Chestnut)

北米産のクリの木
栗をマロン (marron)  と呼ぶのはフランス

フロア材になってる物は、すごくきれい 

クルミは、クルミでも、 ウォールナットは クログルミ という位 色が違う
チェストナット は、クリと色目が クリソツ

マカダミア (Macadamia)

マカダミアだったか、ハワイでの発音は、マカデミアナッツ

カシュー (Cashew)

カシューというと、木材より塗料のほうが有名
カシューナッツの殻を圧搾して採れたオイルを基に、日本の会社が開発販売!取り扱いの難しい漆 (うるし) の代用

Cashew Lumber Google Search

マンゴー (Mango)

トロピカルフルーツ アレルギー の人もいるが、ウルシ科 だった (ちょっと納得)
マンゴーウッドは、楽器とかに使われている

パット見、なんか硬そう

ドリアン (Durian)

あの 果物 の ドリアン の木 アオイ科
ほぼ芯材用途で流通しているそうな

ジェルトン (黄色い木) より硬いので、用途により使い分けている

一言でドリアンと言っても色々あるようだが、芯材にするくらいなので、本当の樹種名はわかりましぇん

ペルポック (橙色の木) のような見た目
もちろん 防虫済 (インドネシアで)

クサいと思われがちだが、安心してくださいクサくないです

ブラックチェリー (American Black Cherry)

普通の チェリー (黄色い木) と明らかに色・木味が違うのだが、同じ物?

同じものです

「汚れているだけ」と言われれば、まあそうかも

ほぼほぼピンク
紫外線で、黒くなるのか?
よくわからない

家具用材 No3 (個人のランク付けです)

ダークチェリーパイってこの木のサクランボなのか?まあ違うだろう
日本では、すんごく黒いものを ブラックチェリー、明るい色のは チェリーと称している?

ダークチェリー自体よく分からないが、は、サクラ属 Cerasus ケラスス)
Black Cherry は、スモモ属 (Prunus プラナス) だとか・・・じゃあ 桃 モモ は?

植物学者 (Botanist) におまかせですな、農学は Agriculture
樹木学 (木本植物学 もくほん) は Dendrology  デンドラロジィ、林学・森林学は Forestry

Wood Anatomy (木材解剖学, なんじゃそれ)
アメリカのTVドラマ グレイス・アナトミィ は、恋の解剖学

日本木材学会 は Japan Wood Research Society

6/4 FAS/1F (Prime)

これは、ちょっとした木工の端材
色目はこんなもんです

"からから" に乾いていて、たたくといい音がするが、トーンウッドとしては、あまり使われない

目がきつい (紋でいる) ので、DIYではきれいに仕上がらない

日本の 桜 は、街路樹などの伐採記念に無理やり楽器に使っている感じ?

シダー (Cedar) 

シダーというと米杉のことと思われがちだが。言葉自体は、樹種的な意味を持たない、
匂う、それもヒノキっぽい匂いの木を指す言葉のこと

POC (Port Orford Cedar ベイヒ米桧) の C は  Cypress (サイプレス) と思っていたら Cedar (シダー) だったり、

実際 スパニッシュシダー (Spanish Cedar) は広葉樹で、セドロ (Cedro ニセマホガニー) の別名、フィリピンシダー (レッドシダー)もセンダン科 (フィリピンマホガニー?)、カランタスのこと
日本で シダー は、針葉樹だと思われるので、セダーと呼んでいる、よって「シダーでしょ?」「いいえセダーです」などという不思議な会話が成り立つ

サンダルウッド (Sandalwood) 

"サイプレス" を "桧"と訳すのは、アリだと思うのだが、"シダー"を "杉"と訳すのは、無理があるのではないだろうか?間違いでしょう
Japanese Cedar だとヒノキ、ヒバ類すべて当てはまるので、日本の杉を、 Sugi Cedar と紹介するのはアリだとは思う (もちろんサイプレスではない)

杉 を名乗っていいのは、日本の杉だけ (まあいろいろな意見がありますが)

木材工業ハンドブック によると
シーダー

フェンス材で、中国で加工したスギを北米に輸出している、はじめは低評価だったが KD したりして一定のマーケットが形成されつつある

KD すると有用成分が飛んでいる筈なのだが、それでいいのだろうか・・・

クロベ (黒部、黒桧、ネズコ 鼠子)

ベイスギ (米杉)

ウエスタンレッドシダー (Western Red Cedar, "WRC")

クロベ・ネズコ

ネズコの漢字を調べようとすると、禰豆子ばかり (鬼滅の刃の青竹を咥えている、竈門炭治郎の妹) 社会現象である

木曽五木 木材のはなし - ネズコ

本物は、木場公園の木の日でしかお目にかかったことはない (しかも下駄)

木の日 - 樹種当てクイズ
歯下駄 

樹種当てクイズ 木曽五木 ネズコ (鼠子) 解説

別名「クロベ」(黒桧)  と呼ぶ
ベイスギと非常によく似ている
耐水性に優れ、軽く、摩耗に強い特性があり、切削加工が容易

ウエスタンレッドシダー

"Western Red Cedar" 長いので、この後は"WRC" と表記
日本名 ベイスギ (米杉)

Light Color / Mix Color と色の等級がある

アメリカ物はライトカラー (Light Color) でオレンジ色、北になるにつれピンクっぽくなる
戦後、杉代用で輸入され、総WRC造の和風住宅が建ったが、日本の杉と違い、だんだんと黒くなるので嫌われ、最近は見かけない

ツキ板にして天井板に加工、杉表記の建材として流通

もともと、アメリカ ワシントン州 オリンピック半島産が最高といわれていたが、原生林伐採禁止により、現在はカナダ産メインとなった

WRC Light Color Siding

WRC 無塗装なので、こすれたところが白くなったり、水拭きすると雑巾がこげ茶色になる、一度始めたら全面掃除しないとムラになる キリがない

絵画額 (最近 Picture Frame と言ったりして) を外して撮影、日焼けの痕が残るので、一度付けたら外せない
水彩画だったが、日に焼けて赤が飛んでしまっている、大失敗

トーンウッドとして、弦楽器に使われる、スプルースに比べ、鳴りが良くなるまでの時間が短い、甘い音になる

赤っぽいクラシックギターのトップはWRC

WRC は黒い木が好きな北米の人たちの、日本でいう杉のような立ち位置にあるが、強度がないので、構造用途での等級格付け規格では、別欄記載となっている

日本ではほとんどの場合、内外装・外構 (デッキ) に使われる

WRC Dimension 2 x 6, 8

WRC にだけ? Appearance , APP (アピアランス) というグレードがあり、日本でいう "特1等"?
再製材しないでそのまま使える、節の具合が "生節" , "死節なら小さく", "抜けてないもの" のこと
わざわざこのグレードがあるのは、死に節が多く、Shop 級でも 「投げたボールを星飛雄馬なら、節穴に通すことができる」程の大きい欠損があるからだろう

WRC 4” x 8" App
WRCは、ほぼ GRN

スラブ (Slab)

WRC をはじめ、大径木を伐採する時は、地面から 2m 上に鋸を入れる
当然高さ 2m の切り株ができるわけだが、それをスラブとしてさらに切り出す

WRC のシェイク、シングルはそこから作ったものが最高とされる

シェイク, シングル

輸送用パッケージング、
材木の梱包と同寸の大きさに纏められている
水銀灯直下で、色味が悪いが、大体こんなもん

耐水・耐腐朽性能に優れているので、外装 (屋根・外壁) によく使われる

KD と相性が悪いのか、グリーン材主体
雨に打たれて、銀色になり味が出て、ナンボらしいですよ

手割り したのが、シェイク (Shake)

鋸挽きしたのが、シングル (Shingle)

こっちの写真が、きれいすぎる

日本の瓦屋のように、WRC メンテサービス業者がいて、リペアやら、5年に1度の撥水材吹き付けとかをしてくれる そのくらいのマーケットがある
いわゆる "こけら葺き"  手割り・鉈 (ナタ) 割り(?)シェイク (shake)、鋸挽きの シングル (Shingle) を使う
もちろん手割の方が、水に強い

サイディング

クリアー (Clear Siding) 

外壁・下見板 (Siding) には、実 (さね) 加工した板を貼ることも (外壁にはシングルよりも板の方が主流か?)
本実系加工板は、もちろん内装にも

もちろん製材加工品

ノッティ・節付 (Knotty Siding)

横張り (horizontal) の外壁には、南京下見 (Bevel siding) か、ドイツ下見 (German siding)
縦張り (Vertical, Upright) には、本実 (T&G, Tongue and Groove) か、押縁 (おしぶち) あり (Board and batten) で、もろ洋風

北米では羽目板  (Siding, Paneling) を、縦貼り(Upright) にすることが多い、文化の違いか
thin panelling は、薄い羽目板のこと、tin はブリキのこと (Tin Cup というゴルフの映画があったでしょ)

某新美術館の日の光が当たるロビーのルーバーに WRC を使うので見積を出せと言われ、仕様を見てみると 
20’x2" x 5" Light Color, No-Sup, No-Wane, VG, Clear, KD, S4S  これをコンテナ4本 素人の考えることは恐ろしい、40'コンテナに20’ は縦に並ばないので、実質 8本
しかも貫は通さないので、曲がらないヤツとか ・・・

みんな逃げたな
受ける人がいなかったのだろう
なんとかカナダで、Mix Color, Green, Mix Grain, No-Supは外して、納期は出来なりで 6か月間 みてほしい、と返事したが、結局 ボツになったらしい

無理でしょ

アロマティックシダー (Aromatic Cedar)

超訳「シダーの良い香りの木」
西海岸のホームセンターで、引き出しの中敷き用の板として売っている
防虫用途らしいが、日本のクス の木 (楠)と同じ使い方
WRC ではないようで、濃いエンジ色 (まさに色々有りますが) 

日本でも卵の形や シューズキーパーに (ヒノキ・WRCの物の方がメジャー)
香りは、縄文杉っぽい  (※なんでも縄文杉にするな!)
ホームセンターは、ボツの細道

インセンスシダー (Incense Cedar)

超訳「シダーの薫る木」
鉛筆の軸は、インセンスシダーらしいのだが、アロマティックシダーと区別が付かない、というか同じでは?

フェンスの材料に使ったりするが、素性が悪いので、建築には使われない

画像クリックで YouTube が開きます
早回しで見る鉛筆の作り方

育ちが良かったので、噛んだりしなかったのですが、シダーの香りがするらしいですよ

レッドウッド (Redwood)

セコイア (Sequoia)

オレゴン・カルフォルニア州をまたぐように
レッドウッド国立公園 がある

Wikipedia President Tree 高さ75m 直径7m (目の高さで)
但しこれは、ジャイアントセコイア (Giant sequoia)
Wikipedia によると、雌木 (メギ) は セコイア (Wiki)  (レッドウッド) のことだとか

同じ木なのか、さっぱりわからない?

もちろん原生林伐採禁止で国有林はもとより私有林からも出材されない
、植林しなかったのか、植林材もない おわった・・・
まさか植林はしていて、300年待とうと云うのか?

アメリカの縄文杉的な木材、某県木連が レッドウッド国立公園 に視察旅行に行ったらしいが、私も誰か連れて行って

レッドウッドの根元をくりぬいた車が通れるトンネルがあるのは、ヨセミテ国立公園 (Yosemite National Park) です

和名は 赤杉 (ヒノキ系だが)

STARWARS EP 6 Return of the Jedi
スターウォーズ エピソード6 (旧EP3) ジェダイの帰還

この映画で、森の惑星エンドア (Endor) の Redwood の森の中を スピーダーバイク (Speeder bike) に乗って戦うシーンは、カルフォルニアの Eureka (ユーレカ) の私有林で撮影された

行ってみたい

Planet of the Apes
猿の惑星 もここで撮影したのか?という問い合わせがあったので、お答えしましょう (猿は MonKey, 類人猿は Ape ですぞ)

猿の惑星 の撮影で使った森は、カルフォルニア州 Muir Woods National Monument (ミュアウッド国定公園 Muir は海の意) のRedwood の森です
サンフランシスコのすぐ北にあります

すぐ行ける (着いてからが大変)

国立公園は、National Park (パーク)
国定公園は、National Monument (モニュメント)

その昔、病院内装でレッドウッドの羽目板を使う見積もりが来たのだが、ちょうど、レッドウッドの流通量が急減てきたで、ベイスギを代替材として仕様変更したい旨頼んだところ、あっさり断られる

シダーの香りが、その原因
レッドウッドは、ほぼ無臭

Figured Redwood (Sequoia) (杢・斑)
現在、スラブから採れた板で、杢の出ているものだけ、たまに市場に出るようだ

近年 オウシュウアカマツ を、ホワイトウッドと対でレッドウッドと言いだして、大混乱
わざわざセコイアと書かないと何のレッドウッドかわからない、Sequoiaの綴りなんか書いたことなかった

一昔前の公園遊具 (木製ジャングルジム?) は、ほぼすべて、黒い レッドウッドだった

メタセコイア ( Metasequoia)

セコイアは、日本の公園にも結構植栽されている (落葉なのですぐわかる)

木材会館の目の前です

公園で銘板を発見!

公園に植わっている、落葉のセコイアは、メタセコイアだったことが判明 (知らなかったのか?)

木材利用の、カルフォルニア の レッドウッド は、セコイア (Sequoia) 、常緑で、まったくの別物です

エンジュ (槐) 

か・・・槐、これも学がないので読めない

床柱、床框に

イチイ (一位)

床柱としてだけ (?) 超有名
アララギとも、江東区大島の歌人 伊藤左千夫の「阿羅々木派」のアララギですよ

イチイ、アララギ(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

ヒノキの様な木肌、常緑針葉樹 

アカシア (Acacia)

与作は~木~を切る~・カァーッ!
ビブラスラップ (Vibra Slap) という楽器です、インボイスには、木材の項目なし、アカシアでしょ多分
※もちろんマホガニーなどの物もあります

最近はハンバーグ師匠が持ってますが

サラダボール的な物も、アカシア

とにかく、「なんか聞いたことがない木だなぁ」と思ったら、それはアカシアかも

ボーっとテレビを見ていたら、エジプトのミイラの外棺は、アカシアでできているとか
ツタンカーメンの黄金の外棺もアカシアか?

ネムノキ科アカシア属

アカシア フリー板

ふと見ると、そこかしこに アカシア が

コア (Koa, Acacia Koa)

ウクレレは、本来ハワイアンコアで作るが、東南アジアのアカシアでも作っているので、コアにこだわるなら要確認

Ukulele,  Hawaian Koa (Plywood)
わざわざハワイアンを付ける必要があるのだろうか?

FKOA

Figured Koa (フィギュア) のことです

なんとなく Koa と言えば、こういう木柄のイマージ
グロス仕上げを写真に撮るのは、ムズイ

コアは、アカシアです

ブラックウッド (Australian Blackwood)

なんとも安直な樹種名、ウクレレ専門店などで見かけることのできる、ブラックウッドってのは、

オーストラリアンブラックウッド (Australian Blackwood)
タスマニアンブラックウッド  (Tasmanian Blackwood) 

左:ハワイアンコア 右:ブラックウッド

オーストラリアだったり、タスマニア (Tasmanian) にしたり、何も付けなかったり

オーストラリアのアカシアです
見た目は コア とほぼ同じ、使い方も
「だってアカシアなのだもの」

但し、ブラックウッドと言う商品名の樹種は、ホワイトウッドではないものの多数存在するので、要注意

ブラック Black

もちろん色では の事なのだが、ブラックコーヒー これが、黒くて 勘違いするのだが、まじりっけのない事も ブラックという (紅茶もストレートの事をブラックという)

白い木も 混じりっ気のない単一の樹種で揃っている製品にブラックがつく
White Ash ホワイトアッシュ という樹種名があるが、Black Ash ブラックアッシュ という木材名もある、黒くない普通の Ash より白いくらい
真のアッシュだけという事

もしかしたら、Black Cherry ブラックチェリー もその口か?

Myrtle wood (マートル)

Bay, Laurel (月桂樹)

いわゆる、カルフォルニアとかオレゴン産の 月桂樹 (?) のことを指すらしい クスノキ
月桂樹って Bay Tree,  Noble Laurel (En/ ローレル),  Laurier (Fr/ ローリエ) なのだが、用材はマートルと呼ぶ?

フィギュア (杢) のあるマートル FMYR は、KOA にそっくり
わざわざ似せているのかってくらい (用途を含め)
どっちに似せてるのかは知らない

針葉樹屋さんが間違えそうなのが、月桂樹 のまたの名が Noble Wood であること

ノーブル ファー のことではない

California Bay Noble wood  を直訳して
「カルフォルニア湾ノーブル」
にすると大勘違い、月桂樹  (Myrtle wood) のことです

モンキーポッド ( Monkey Pod, Suar)

「この木なんの木、気になる木~♪」
気になりますね~、この木がモンキーポッド

画像クリックで、Youtube が開きます

ネムノキ科ネムノキ属

こんな木です、ネシア産は、スアー (Suar) という名で家具などに、ウクレレに使う時は、トレンベシ (Trembesi)という名前で

オリーブ (Olive)

オリーブと言えば、「オリーブの首飾り Youtube」そうです、かの ポールモーリア楽団 の傑作です
マジシャンが手品のBGMで使いだし、"手品の曲"と言った方が分かりやすいかも

邦題を付けた人の、首飾り (ネックレス)  のイメージは、木のビーズを、数珠にした物の様ですが (ネットで当時のレコードジャケットを見た感じ、原題を知りたい人もネットでどうぞ) 、オリーブのそれはかなりマイナーな様です

ネックレスは、ネック・レース Necklace です、Neckless (首無し) ではない

入り皮が多く、一枚板にすると、割れてバラバラ事件となるので、ちぎり (千切り、リボン型の割れ留め) を打ち込み、加工する

扱いずらい木

アカシアっぽいが、モクセイ科
信じられないが、タモモクセイ科

総持寺 などの黒光りしている廊下

https://www.sojiji.jp/honzan/map/img/hyakkenroka_01.jpg

神代なんとか
Sinker (シンカー)

英語では、Sinker ~ (シンカーほにゃらら) という

大昔 (神代) に埋もれて、無酸素状態で腐らずにミネラルがしみ込んだ、ピータン状の木 (ちょっと違うな) を、掘り起こして製材したもの

まさに、宝探しである
火山湖ができて森が沈没すると出来やすいので、探しに行く時の参考まで

神代スギ
神代タモ

そして、神代ケヤキ の 玉杢

硬かったのか、鋸のシマシマの跡が見える
この状態で、玉杢を見抜く眼力のある人はスゴイ (製材する前から分かるのだろう)
表皮はもちろん残ってないし・・

これは、神代スギ
ダム湖で見つけた 流木ではないですよ!(写真が悪い)
最終的に、どう加工して、何ができたのだろうか・・・

神代 (じんだい) とは
神々が支配していた時代という意味、(かみよ) とも

神代ニュース!

令和の時代に、
神代ラワン (?) を発見
お宝なのだろうか?(そんなわけないだろ!)
樹種は、わかんないが ラワン でしょ、たぶん

木場 の 平久川 の浚渫工事にて

※言っておきますけど、新木場 の材木屋は「旧木場」 とは言いません

柿渋

柿由来のタンニンに黒い顔料を混ぜたもの (柿渋自体は、黒くないんです)、防虫殺菌効果があるらしいですよ

たいていの黒塀は柿渋が塗ってあるのかも

なんとなく、月報の食べ物屋紹介用の画像っぽい

枕木

イングリッシュガーデン ブーム到来
電柱・枕木工場から古在庫が一掃される

雨ざらしになったのを皆欲しがる
新品は、薬剤びっちょりなので売れない
(枕木用途なら売れる そりゃそうじゃ)

枕木 (クレオソート) の屋内使用は禁止されている

写真は中国からの輸入品

B,  C  グレード
角が丸くなってるのは C グレード

枕木を英語で Crosstie (クロスタイ), Railroad tie (レールロードタイ), Sleeper (スリーパー)
Tie はネクタイのタイ

基本 6" x8" x 8' (150x200x2,400 JRのは2,100) 
アメリカだと、本線のではなく引き込み線の枕木を集めている(払下げ)
本線サイズは、7" x 9" x8' (180x230x2,400)

ベイマツ (中国の枕木はヘムも混じる)

他に、アピトン  (新幹線の200角、重い)

古材

ふるざい と書いて、こざい と読む

古民家風 な見た目を醸し出すのに、見た目もそもまま使うが、最近は輸入古材の製材品もある

ペンキ汚れの 足場板 なども (もちろんソリッド材)

塗装品 オイルステン(オイルステイン Oli Stain)塗布

その名の通り 油汚れ風 な塗装で仕上がりは、マットな感じ