黄色の木

黄色 黄土色 /
 レモンアンバー

ヒバ

青森ヒバ

アスナロ  (翌檜、白桧)

能登ヒバ(档 アテ)

日本三大美林 で有名な青森ヒバ
ヒバを漢字で書くと、木へんに屠 という字なのだが、漢字表にない!
しょうがない、作ってみた

木材のヒバは、こんな字です
よく 檜葉という字 を使うが、植木のヒバなのでは?

この後は、カタカナでヒバと書くことにする

木材のはなし - ヒバ

新木場駅構内

木の日 - 樹種当てクイズ
米びつ

樹種当てクイズ 日本三大美林  青森ヒバ 解説

長い年月をかけゆっくり育つため、木目が細やかで美しい
抗菌性に優れ、消臭や防虫効果もある
さわやかな香りが強い

新・樹種当てクイズ ヒバ (青森)解説

耐久性や水への強さに大変優れた性質
アスナロとその変種のアスナロヒノキを合わせてヒバの名称で流通していることがほとんど
青森県付近のアスナロヒノキは青森ヒバとして有名
材は、やや軽軟で、樹脂に殺菌性の強い精油成分を含む
木目は、年輪ははっきりとは見えない
まっすぐな木目で詰んでいる
色は、黄味がかったクリーム色
全体的に黄味が強い
匂いはヒノキチオールの匂いが強い
用途は、建築材 (土台・根太)、浴室用材、漆器素地など

木の日 - 新・樹種当てクイズ

木の日 - 樹種当てクイズ
弁当箱

樹種当てクイズ 木曽五木 アスナロ (翌桧) 解説

別名「ヒバ」とも呼ばれるが、青森ヒバや能登ヒバは変種とされる 蓄積量は少ない
独特の強い香気があり、保存性が高い

木曽五木 の、アスナロ (翌檜) 「あしたヒノキになろう」で有名なアスナロもヒバ

掛川城|静岡県掛川市
樹齢300年以上の青森ヒバを使って建設された(静岡・掛川市)(1993年08月17日) 【時事通信社】

樹種当てクイズに正解すると賞品がもらえるのだが、この箱が欲しいとか、問題用の箸が欲しいとか、旧樹種当てクイズは、結構きつかった~

青森ヒバ 木箱

これは、樹種当てクイズの問題にするためのものではなく、
木の日の道具入れに使っていたもの

能登半島には、木へんに当たるで、档 (アテ) という木があり、これは漢字を発見、能登ヒバとも (といえば、西能登 志賀町世界一長いベンチ ですな)

※2024 1月の能登半島地震の際には、たまたま工事の為外されていた (2024 3月完成予定) ので、被災を免れたが、今後どうなることやら・・・

ともに、同じ木で、淡い黄色
能登ヒバはちょっと黄色いかも、比べないとわからない

脂分がきつく、耐水性に優れ、防水・防虫性もあることから、土台・水回りの下地に使う
良材は、建具・食器などヒノキと同じ使い方
ヒノキチオール (あのヒノキの香りの成分) を抽出して、それは抗菌効果があることから化粧品などに使われる

檜葉 (庭木)

コニファー (Conifer)

カイズカイブキ (たぶん) の雌花 実は緑色

雌花 は花粉を出さないので、花粉症対策には の木を植林すればいいのでは?
(街路樹のイチョウは、銀杏がならないように、 木を植えている)

学がないので さっぱり分らないが、ヒノキの葉 の様な庭木を 檜の葉と書いて 纏めて「ヒバ」と呼ぶのだと思っていた
最近では、針葉樹の庭木全般を コニファー とか

ヒノキ科 (Google image 変な雌花で球状の実) の庭木は、ヒノキ属・クロベ属・アスナロ属

そして ビャクシン属

イブキ (伊吹)・ビャクシン(柏槙)

ネズ (杜松)

これらは、梨の産地では植えてはいけない(病気を媒介する)、多摩川競艇場 周辺 (府中市是政) をぶらぶらしていると、「カイズカイブキを植えないで!」看板が立っている (多摩川対岸の稲城市とかにも・・・、新興住宅地住人への啓蒙か Google image)
協力依頼の体なので、禁止ではないのか?
ふなっしー に聞いてください

ネズ (Juniper ジュニパー 西洋ネズ) の実 (ジュニパーベリー) は紫黒色で、ジン (Gin 蒸留酒) の香り付けに使われる 

建築には使われないが、イブキ を見つけた・・・

こんな 木材 でした

あて (Compression Wood) 

能登ヒバを、档 (アテ) と呼ぶという話があったが、木の名前ではなく、すべての樹種 に 「あて」という木材の欠点がある
よもやま話 - 木のはなし

斜面に生え、まっすぐ立ち上がった木や、風に抗って立っている木が頑張っている証 (ある程度育ってから、地滑り、台風で倒れた後で大きくなると、根曲がり材になる)

丸太断面の片側の硬い方に あて染み ステインが入る、そう、「あて」 の部分は硬いんです

芯 (Heart Center) が、偏っている
踏ん張っている方が、木目が広く、硬い

よく聞く話で、山で遭難したとき、切り株を見て、「芯が寄っている方が北」という話がある  (そんなに都合よく切り株があるのか?)
「南側は成長がいいので目が開き、北側に芯が寄る」という話を、超ウケがいいので、講演会で必ずする宮大工がいた
講演会の質疑応答で、「あんたは、なにも分かっていない」とかみつき、説教した材木屋のオヤジを知っていますよ

陽疾 という漢字をあてるとか
反木 と書いたり するらしいですよ

硬い (色が濃い) ところと柔らかいところがあるので、まあ曲がります
こんなのをF/J にしたら大変、 酷いのはチップに
木口がアテで色が変わっているのを アテ染み と言う

根曲がり
組合月報 今月の読み物 新潟スギのアテの秘密 2402

ベイヒバ (米ヒバ)

イエローシダー (Yellow Cedar, YC,  Cypress,  Cyp)

黄色い木と言えば、真っ先に思い浮かべるのがベイヒバ
北に行くほど白っぽくなる、アラスカの材は土台用で丸太で輸入される、カナダ桧とも
木材のはなし - ベイヒバ

Yellow Cedar と日本では表記するが、アメリカでは Species (樹種) にCypress (サイプレス、Cyp) と書く

ベイヒバの Tag Detail (明細)

戦後カナダから、何とか日本で使えないかと商社経由で打診があり、誰かが  米ヒバ  と名付け、初めは丸太、のちに製材品の輸入が始まる  
「いわゆる カスタムカット (地挽) はこの樹種から始まった」って、じっちゃんが言っていた

バンドル (ワイヤーで縛ってある、いわゆるオランダ巻き) になっている丸太のまま、筏で買う (水面下は見えていないのに、恐ろしい)
大径木だけ分けて、社寺仏閣用にカットしたりする

まさに氷山の一角

平安の昔から、丸い丸太を四角に製材してきた、そしてこれからも 

カナダでは、基本的に賃挽き、木取り指示の書き込みさせてくれる工場は、めったにないが、無理やりやったとしても、工場にまかせた方がいい物ができることが多いかも・・・
シフト (8時間) 150,000 BM (350m3) の製材能力のある工場で、日本の工場と同じことをしようというのだから無理がある、みんなイライラしていて、次のカットの業者が怒鳴り込んでくる
英語が分からないが雰囲気は分かる、フィー (製材賃)  はもちろん割り増し

中径木は、別の工場に

どんな丸太にも芯があって、そこは土台として使われるので、でかいのから小さいものまで売れる
おかげで、いままで米ヒバのマーケットが成り立ってきたともいえる (基本、アメリカ・カナダでは流通しない)

ヒノキの土台は、ほぼ芯持ち  (HC Heart Center)
ベイヒバは、芯去り (FOHC Free of Heart Center)も多くできるので、等級分けをしている ○印は FOHC

爺「土台あるかい?」
新人「は?どんな?」
爺「4寸に決まってんだろ!」
新人「怒んないで下さいよ~」
爺「怒ってねえよ、挨拶だろうが」
新人「で、ラフでいいですか?」
爺「いつものだよ」
新人「いつもの?」
爺「あんただれ?他の人を出せ!」

がんばれ~

現地サイズ (長さも) は、 偶数のみ (2 x 4 などはすべて偶数)、カスタムカットは、O&E (Odd and Even 偶数と奇数、加工伝票  Instruction に必ず書く)、そもそもアメリカサイズを日本サイズで  (4” = 102mm だったのを、 4-1/8" = 105mm 3寸5分 などで) 製材を頼むところから始まった
何故かインチサイズに小数を使わないおかげで、分数表記の分母 (これも偶数のみ) がデカくなった
1/2 だったのが、1/8、1/16 単位に、プレーナーは 1/32 単位まで、
40mm = 1-19/32” とか、暗算できない
玉切り (Bucking) 指示をしないと、12’ (Feet) の丸太が多くなり、当然 12’ の製品が大量に生産される 

カナダはメートル法採用なので、道路の速度表記も Km (キロ)、ガソリンも gal (ガロン) ではなく、L (リットル) なので分かりやすいが、製材業者はアメリカ依存なので、フィート・インチ、しょうがない
最近は、丸太の検尺も含め、メートル法の明細が増えてきた
※ギャルがスタンドにいるわけではない Gal はガロン

よもやま話 - 木材の単位

こんな丸太を切り刻んで平割を作る

洞 (うろ)、入皮 の多い樹種なので、板が全体の 30~40% できるが、建具用材として使われる
よもやま話 - 木のはなし

38 x 117mm RGH GRN VG Clear 

RGH (Rough):ラフ・荒木、かんな掛けしてないもの
GRN (Green):乾燥してないもの
VG (Vertical Grain):平柾のこと

厚物だけ欲しい、社寺材注文材は、台湾の工場に頼む
(本当に大きい、長い部材だけでは請けてくれませんが)

台湾のヤードの写真、雑だ、雑すぎる、この後どうする? 

だがしかし、おばちゃんが昼飯にあやしいチャーハンを作ってくれる

社寺仏閣のでっかい部材から何からは米ヒバ

旅館の風呂は、たいていベイヒバ、白っぽいのは桧

ビッグサイトでの展示会にて

脂分がきつく、薪にするとパチパチとはぜるが、おかげで耐水性に優れ、さらに、いわゆる  ヒノキチオール (あのヒノキの香りの成分)  がきつく防虫性もある
おかげで工場の中は製材中鼻が曲がる
「人工乾燥をかけたら有用成分が抜けてしまうのでは?」って青森の人が言ってた

北米では、米杉 (WRC) の代用で、外構材にベイヒバも流通し始めた
施工当初は黄色だが、銀鼠に色が抜けると、ほぼ同じ 

東京メトロ 新木場駅 改札内コンコース
銘鈑には ヒバ とだけ記載

建具、中途半端な掃除でムラムラに

吊り込んで15年、あめ色に

塗装しようとすると、はじく
プロに頼むが、「超カンナより粗目のサンダー仕上げなら良かったのに」と言われる DIYで塗装するのは、やめた方がいいかも

何故か表面だけに茶色のステインが、ラフ・フリッチ につく、工場のチェーンに当たってそうなるのか?油?
カンナ掛けでとれるのであまり問題にならないが、謎

イゲム (Igem)・南洋ヒバ 

あったな~ イゲム  (フィリピン)
最近見ませんね~

Podocarpus (ポドカルプス) が学属名らしく、カルプスから、カルピスウッドと呼ばれたことがあったとか (うっすら聞いたことがあるレベル)
ヒドイ・・・

(仮) ancc Illustrated Commercial Foreign Wood

コウスギ (香杉)

(ラオス?カンボジア?) なんだったのか?
メコン川にダムを造るので森を切り払いたいって話と供にやってきて、それっきり サンプルしか見たことがない

フッケンスギ (福建杉)

なんか聞いたことがある
何なの?