「CITビジネスグロッサリー」は、CIT経営開発が運営するビジネスラーニングプラットフォームです
SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)とは、コンピュータシステムの構築手法の一つで、「業務上の独立した機能(サービス)」を組み合わせてシステム全体を作る考え方のことです。
業務プロセスの可視化とあわせて語られる場合、SOAは「ビジネスの動きにシステムを素早く適応させるための仕組み」として非常に重要です。
従来のシステム開発は、一つの大きな塊としてシステムを作る「モノリス(一枚岩)」型が主流でした。これに対し、SOAでは業務を細かな**「サービス」**という単位で切り出します。
「顧客情報を照会する」「在庫を引き当てる」「決済を行う」など、それ単体で意味をなす業務機能のこと。
複数のサービスを、パズルのピースのように組み合わせて一つの業務プロセス(ワークフロー)を完成させます。
UMLなどで業務プロセスを可視化した際、SOAの考え方を取り入れると以下のようなメリットがあります。
可視化されたプロセスの各ステップを「サービス」として定義することで、他の業務でもそのステップを使い回せるようになります。
例えば「決済方法にPayPayを追加する」という変更が必要になった際、システム全体を修正するのではなく、「決済サービス」という部品だけを差し替えれば済むようになります。
各サービスが互いに依存しすぎないように設計するため、一部が故障してもシステム全体が止まりにくい構造になります。
最近ではSOAと似た概念として**「マイクロサービス」**という言葉もよく使われます。
SOA: 企業全体の巨大なシステムを、ビジネス機能単位で連携させる。少し重厚。
マイクロサービス: SOAをさらに小さく、機敏にしたもの。NetflixなどのWebサービスで、高速な開発・更新を行うために発展した。