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コンジョイント分析(Conjoint Analysis)は、消費者が商品やサービスの「どの要素(属性)」に「どの程度の価値」を感じているかを数値化するための統計的手法です。
マーケティング調査において、「価格」「ブランド」「機能」といった複数の要素を組み合わせた複数の選択肢を提示し、消費者に優先順位をつけてもらうことで、本音のニーズを探り当てます。
通常のアンケート(例:「価格は重要ですか?」「デザインは重要ですか?」)では、回答者はすべて「重要だ」と答えがちです。しかし、実際の購買では「価格は高いがデザインが良いもの」か「デザインは普通だが安いもの」かという**トレードオフ(妥協点)**が発生します。
コンジョイント分析は、このトレードオフを擬似的に再現することで、各要素の重要度を浮き彫りにします。
分析を行う際、以下の3つの用語を理解しておく必要があります。
属性(Attribute): 商品を構成する要素(例:ブランド、価格、容量)
水準(Level): 属性の中の具体的な内容(例:価格なら 1,000円、1,500円、2,000円)
効用値(Utility): 各水準が消費者の満足度に与える影響を数値化したもの
属性と水準の決定: 調査したい商品の構成要素を洗い出します。
プロファイルの作成: 属性と水準を組み合わせた「商品サンプル(カード)」を作ります。
アンケート実施: 回答者に提示されたカードを順位付け、または選択してもらいます。
算出: 回答データから、どの属性が最も重視されたか(重要度)と、各水準の評価(効用値)を計算します。
新商品開発: どの機能を搭載すれば最も売れるか、最適なスペックを決定する。
価格戦略: ブランド力がある場合、いくらまでなら値上げしても購入されるかを予測する。
市場シミュレーション: 競合他社が新製品を出した際、自社のシェアがどう変化するかを予測する。
分析が終わると、以下のようなデータが得られます。
・(属性)価格
・(重要度)45%
・(効用値が高い水準)100円 > 150円
・(属性)デザイン
・(重要度)35%
・(効用値が高い水準)スタイリッシュ > シンプル
・(属性)容量
・(重要度)20%
・(効用値が高い水準)500ml > 300ml
ポイント: この場合、消費者は「容量」よりも「価格」を2倍以上重視していることが分かります。