「純水館文化」への思い

私は、1年前まで純水館を知りませんでした。「純水館茅ヶ崎製糸所」が世界屈指の生糸生産技術を持ち、従業員教育に尽力し、「糸もつくるが人間もつくる」と言われた模範工場であることを知り、感動しました。

昨年(2021年)12月に、純水館の本拠地である長野県小諸市を訪問しました。小山本家、小諸市立小山敬三美術館、小諸市立藤村記念館の皆さんとお話するなかでわかったことがあります。それは、茅ヶ崎ではほとんど知られていない小山敬三と島崎藤村、小山本家と島崎藤村の関係が小諸では広く知られているということです。

茅ヶ崎純水館研究会の規約の目的を「純水館に関する学習を通して、会員および茅ヶ崎市民に地域を愛する心(「郷土愛」)を醸成する」としました。私たち「茅ヶ崎純水館研究会」は、このホームページや「純水館・房全・敬三・藤村」学び講座等で学びの場を作ります。「純水館文化」の魅力、広がりと奥深さを知ることで、人が幸せになる方法が見つけられるように感じています。茅ヶ崎市民の皆さまと、この文化を共有し、皆が幸せになる方法を見つけだしましょう。

                     2022年5月

                     茅ヶ崎純水館研究会長 日下部雅彦