姉川の合戦再見実行委員会 監修
本会は姉川を挟んで壮絶な戦いが繰り広げられた“姉川の合戦”を検証し、この合戦を世に知らしめ自らも学習するために平成18年に設立しました。
この合戦の全容はまだ謎に包まれたままですが、四百数十年前の当時に想いを馳せ、その真相に迫るべく活動を続けております。
平成25年度より当会にて「もう一つの姉川の合戦屏風絵」と銘打ち”浅井方から見た合戦屏風絵“を製作しようと計画し、平成24年に滋賀県の観光資源に認定された「姉川の古戦場」ですが、合戦を物語る資料は少なく一つ一つ検証を積み重ね少しでも多くの歴史や逸話を実証したいと「姉川の合戦屏風絵」の研究会を立ち上げました。
当時の鬼将織田信長に立ち向かった先人の心意気を少しでも肌に感じられるよう、歴史の真相に迫りたい思っています。
現存する「姉川の合戦」を描いた屏風絵は、福井県立歴史博物館所蔵のものが唯一と言われています。
ところが、この屏風絵の製作年台は江戸時代も後期と推定され、徳川家が自分たちの功績を喧伝するために意図的に描かせたものであることが姉川の合戦の研究を進めていく中で次第に判ってきました。ですから、真の合戦の様子が描かれているかというと、大きな疑問符を付けざるを得ません。
この合戦屏風絵の構成を考える中で更に姉川の合戦の真実を探り、この合戦に参加した美濃・尾張衆と北陸の朝倉衆・地元の浅井衆のありさまを描くことを、それぞれの子孫の方々に呼びかけ、この合戦屏風絵の作成に参加していただき、信憑性の高い資料や最新の研究に基づき、真実の姉川の合戦屏風を作り、姉川の合戦を再見したいというのが私たちの悲願です。
また、合戦屏風絵を作るからには、現代の技術の粋を極め、芸術的にも歴史的にも質の高い価値のある屏風絵を作成しました。
今まで描かれなかった真実の姉川の合戦を視覚的に再現しようという試みは、たいへんに意義のあることだと思っています。