タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2024
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:13%
品種:ピノグリ
生産本数:本
土壌:泥灰岩、太古の海の岩盤、貝殻の化石、川石
オレンジ初心者にも◎ マイケルジャクソン “スリラー”仕込み
24時間の低温浸漬で醸し、ステンレスタンクで6ヶ月間、シュールリー&バトナージュ(滓とともに熟成・撹拌)を実施。カリン、リンゴ、白桃、ナシなど木成り果実の香り。まろやかでミルキー&クリーミーなテクスチャーに、穏やかなタンニンといきいきとした酸が骨格を支える。外観・香り・味わいすべてがチャーミング。1980年代ロックにインスパイアされた“年代シリーズ”で、本作はマイケル・ジャクソンの『スリラー』を聴かせて発酵させた遊び心満載の1本。
★マリアージュ★【11〜13℃】新玉ねぎの二杯酢、焼き鳥&つくね(塩)、ポークピカタ、柚庵焼き、いくらとなめ茸の和え物、天ぷら(塩)、豚の生姜焼き、パリパリチキンのマスタードソースなど。
GRAPE ABDUCTION COMPANY Orange
タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2023
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:11.2%
品種:ラシュキリースリング50% 、フルミント40% 、ゲヴェルツトラミネール10%
生産本数:本
土壌:泥灰岩、太古の海の岩盤、貝殻の化石、川石
まるでアイスティー!? スルスル飲めるオレンジワイン
待望のUFOオレンジが入荷!開放型の木樽で14日醸す。やや濁りが見られるオレンジがかった琥珀色。黄色い花、アイスダージリンティー、熟したリンゴやアンズ、甘やかな茶色のスパイス、ミントの清涼感、マーマレード、蜂蜜の芳醇な香り。とにかく複雑で香っているだけで楽しい!香りと味わいにギャップがあり、比較的シンプルでストレートな味わい。なので難しいことは考えなくてもスルスル飲める。口に含むとまろやかで、鼻からの風味とミネラル感が前面に出てくる。タンニンは後味に滑らかなビターさとして、また旨味も感じられる。白ワインに近いエントリーレベルのオレンジ。エチケットは晩を表している。フリー亜硫酸36㎎/ℓ
★マリアージュ★【12〜14℃】ジャーマンポテト、唐揚げの甘酢あんかけ、キャロットラぺ、スパイスキーマカレー、チャーシュー、エビとオクラのクミン炒め、エビ焼売、アップルパイ、あんずのタルト、レーズンパンなど。オールマイティにOK。
GRAPE ABDUCTION COMPANY White
タイプ:辛口白
ヴィンテージ:2024
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:11.9%
品種:ピノブラン80 、イエローミュスカ20
生産本数:本
土壌:泥灰岩、太古の海の岩盤、貝殻の化石、川石
ポカリスエットのようにゴクゴク飲める!
超絶お得な1Lボトル!ぶどうは一晩ほど醸し、ステンレスタンクで5ヶ月熟成。マスカット、ライチ、洋ナシなどのフルーツ、バラ香水のように華やかでフルーティー。ピノブランの中に20%ブレンドされているアロマティック品種イエローミュスカが、香りのふくらみと骨格にボリュームをもたらす。香りからのイメージとは裏腹に味わいは完全にドライ。酸はフレッシュでフレンドリー。軽やかで爽やかな酸味。ポカリスエットのようにゴクゴク飲めるワイン!エチケットはシュタイヤルスカの畑を“誘拐=収穫”する宇宙人の物語。シリーズ白は昼をイメージしたデザイン。フリー亜硫酸28㎎/ℓ
★マリアージュ★【11〜13℃】ホタテのマリネ、ポークパテ、レーズン入りキャラットラぺ、酢の物、南蛮漬け。生ハムメロンなど果物を使った冷たい前菜。マスカットやライチを用いたスイーツとも◎
タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2022
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:11.7%
品種:シュマールニッア
生産本数:本
土壌:石灰質土壌
禁断の品種を醸したら紹興酒になった!?
ヴィティスラブルスカ系のフォクシーフレーバーのある品種。通常は醸さない(以前は白ワインで好評だった)かつては禁断のぶどうと言われていたが、2017年より醸造が認められた。今回は42日間醸してみた。熟成はスラボニアンオークの古大樽を使用。味わいがしっかりのフルボディのオレンジ。プラム、白桃、黄リンゴ、ドライ無花果やアンズ、ハーブの香り。アフターに梅のフレーバーとタンニンを感じる。酢酸などの酸化的ニュアンスもあるので、軽めの紹興酒を彷彿とさせる。個性の豊かなワイン。フリーSO2は20㎎/ℓワイン名のホワイトラビットは、Jefferson Airplane(ジェファーソン・エアプレイン)の不思議の国のアリスから。https://youtu.be/FG9dDJzWiO4
★マリアージュ★【15〜18℃】濃いめの珍味。鰯の蒲焼、 鯖の味噌煮などの缶つま、帆立のアヒージョ、 スモークチーズ、ミルクチョコレート。
タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2022
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:12%
品種:ピノグリ
生産本数:-
土壌:泥灰岩、貝殻の化石 河口の岩
アイスティーと赤ワイン好きにおすすめ!ぶっ飛んだワイン!
満月の日に収穫。醸し期間は42日。月光のもとで圧搾し、スラボニアンオークで15ヶ月シュールリー。オレンジがかった紅茶色。 ドライフルーツ、漢方などのスパイス香、ドライハーブなどの複雑な香り。フレッシュではなくドライな印象。酸はまろやか、アルコールのボリューム感とぶどうのエキス分が満載。アフターには紅茶の渋味(こなれたタンニン)を感じる。赤ワインのようなオレンジワイン。醸造中はニールヤングのハーベストムーンを聴かせて造っている。フリー亜硫酸15mg/ℓ
★マリアージュ★ 【17℃】鹿や鴨などのジビエ(フォンドボーソース)、ビーフシチュー、グラーシュ、複雑な煮込み料理やソース、炭で焼いた鰻の蒲焼き。ワインだけで楽しめる。
タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2022
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:12.9%
品種:リースリング50 、シャルドネ50
生産本数:-
土壌:泥灰岩、貝殻の化石 河口の岩
退屈させません。個性派オレンジワイン!
満月で収穫し、天然酵母を使用してリースリングとシャルドネを42日間醸す。月光の下で圧搾し、スラボニアンオークで14ヶ月シュールリーを施す。濁りのあるゴールドカラー。完熟した黄桃、カリン、天草、ハーブの香り。味わいもタンニンもパンチがあって、アルコール感もパワフルな印象。デイビッドボーイのスターマンを聴かせて醸造している。エチケットにも "I don't know where I'm going from here, but I promise it won't be boring."(これからの方向性はわからないけど、退屈させないことだけは約束するよ)と記載。 コルクにもメッセージが書かれている。フリー亜硫酸23mg/ℓ
★マリアージュ★【16~18℃】イサキの塩焼き、コショウダイのムニエル、かしらの煮付け、のどぐろの唐揚げ、ムール貝の酒蒸し。青魚などの味の濃いシーフードが抜群に合う!
タイプ:辛口オレンジ
ヴィンテージ:2021
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:12%
品種:イエローミュスカ
生産本数:-
土壌:石灰質土壌
ワイン好きが飛びつかないはずがない!超マニアックワイン!
遅摘みのアロマティック品種を42日醸したオレンジワイン。と聞いてワイン好きが飛びつかないはずがない。古大樽スラボニアンオークで熟成、ノンフィルノンコラ。外観アンバーカラー。香りは昨年のラムレーズンクリームから梅酢、すもも、ブランデーの芳醇なニュアンスに変化。醸し時間に反してタンニンは控えめ。甘酸っぱい杏子のような酸が骨格で果皮の良さが伝わってくる。ぶどうからくる素肌感が満載の1本。ワイン名、エチケットはBlack sabathのWar Pigsに由来。https://youtu.be/LQUXuQ6Zd9w 音楽とワインから今、世界で起きていることを伝えたい。全てのワインは醸造中にロックを聞かせている。良い音楽がなければ、良いワインが造れないのがモットー。フリー亜硫酸7㎎/ℓ
★マリアージュ★【13〜18℃】甘くない果実酒 <すもも> のよう。 小皿料理を囲みながら、それらを引き立てつつワインが主役となれる。ドライフルーツなどの自然な甘さともマッチ。酢酸のアフターも心地良い。 War Pigsを聞きながら“紅の豚”と浸って頂けたらと思う。
タイプ:辛口白
ヴィンテージ:2022
生産者:グンツ/ Gönc
アルコール度数:13.5%
品種:ケルナー
生産本数:本
土壌:泥灰岩、太古の海の岩盤、貝殻の化石、川石
ジミヘン&フルーツモンスターが君臨!
ケルナーを12時間ほど醸して造った香り高いワイン。青リンゴ、バナナ、メロン、ライチ、マスカット、白い花、吟醸香などが大きく広がる。爽やかでありながらも味わいはドライで酸がリッチ。キリッとした酸が甘い香りをまとめ上げてくれる。アフターに感じる仄かな苦みが心地良い。年代シリーズはその年のROCKミュージックからインスピレーションを受けて造られた。60年代のエチケットは、米国WOODSTOCK FESTIVALでのジミヘンことジミ・ヘンドリックスのステージを再現。 同シリーズ80’sマイケルジャクソンは完売。フリー亜硫酸32㎎/ℓ
★マリアージュ★【11〜13℃】シーフードのマリネや酢の物、イカ焼き、焼きトウモロコシ、キムチ、クリームコロッケ、エビフライ、ホタテのフライ、カキフライ、パクチーとナンプラーの甘酸っぱいサラダ、フレッシュフルーツのタルトなど。
Gönc
About Gönc(グンツ)
産地:ポドラウィエ、プトゥイ
創業:1936年
畑・生産本数:11ha
特徴:有機栽培・補糖なし
天然酵母を使用
世界一のワイン学校 Google、YouTube 卒業
今の時代のワイン造り
徹底的にエコロジーな生産活動
醸造中にロックミュージックを聞かせる
型破りの若き造り手
ペーター グンツ
“ワインのラベルデザインに制限がないよう、ワイン造りにも縛りはありません。
だから正しいと感じたことは何でもできます。
「こうあるべき」 ではなく、「こうである」 が私です” -Peter Gonc-
はじめてPeter Gonc(ペーター・グンツ)と挨拶を交わしたのは、今や出会いの場のひとつでもある、SNS・Instagram でした。
2018年9月28日のことです。
“Hello.” ”Hello, you must be wine producer, right?” と何気ない会話で物語はスタートしました。
それから暫くしてお取引がはじまったのですが、ことごとくタイミングを逃し、2022年まで顔を合わせることもなく、SNSで連絡を取り合っていました。
メール、チャット、電話で話す、そんなやりとりの中でも「繊細さん」と感じました。実際に会った時もやはりそう感じました。
ワイン造り、そしてワインにも率直に真面目さが表れています。
比較的ワイナリーの歴史は新しく、1936年に遡ります。先代の曽祖父がスロヴェニアの内陸、ハンガリーとの国境にあるDobrovnikで、ぶどうの苗木を植えたのが、最初の第一歩です。
幼少の時から父親に畑仕事を手伝わされていたペーターは、その後ワイン嫌いとなり、その反発から一旦は家を出ます。
それから年月は流れ、4代目として家業を受け継いだのが2014年。偶然にも365wineの会社創業の年でもありました。
戻ったはよいものの、父からワイン造りは教えてもらっていません。もちろん醸造学部を卒業したわけでもありません。それでも若いマインドと柔軟な発想力で、Google やYouTubeでワインを独学しました。大好きな音楽と共にワインに向き合う姿勢、また斬新なエチケットで、瞬く間にアメリカで火がつき、その後ヨーロッパに広がりました。
現在はスロヴェニア第2の都市Mariborマリボルの近く、Ptujプトゥイで日夜ワイン造りに励んでいます。
3世代、3人のGönc。
GONCファミリーが世代をこえて守り継いだのは11haの畑です。決して大きくはありませんが、めちゃくちゃ小さくもありません。ぶどう栽培から瓶詰めまでを家族で行うには丁度よいサイズです。
ドイツを彷彿とさせる急斜面の畑々。到底、機械は入れませんので、全て手作業でこなしています。『母なる自然』との結び付き、その歩みに耳を傾け、逆らうことなく従うことを心がけてきました。そんな自然と共存する姿は、天然酵母に任せたワイン造りや、添加物なしにナチュラルなワインを造ることに繋がります。自然なワイン造りこそが、土壌のポテンシャルやその年の気候、ひいては自身の情熱をも表現できると信じています。
ペーターはファンキーな性格です。宇宙が大好きで根っからのSFオタク。
大人気ワイン、グレープアブダクションカンパニーのエチケットもまさにUFO!!
ワイン名グレープアブダクションカンパニーを直訳すると「ワイン誘拐会社」です。
宇宙人がUFOに乗って畑のぶどうを盗みに来るというストーリー。
ちょっと変わり者ですが、生真面目で温厚、それからとても繊細な男性です。なので収穫の時期はデリケートで気が張っているがゆえ、大体いつも音信不通になります。
彼を支えるパートナーであるエリザベータと2019年に結婚。2023年の暮れには娘のアナが誕生。家族にも恵まれ、一児のパパとして、また醸造家として、さらに勢いを増してきました。
弊社とも商品開発やクリエイティブなアイディアを語り合っています。彼と共創できることに、わくわくと心を躍らせています。
さて、GONCを語るにひとつ面白い話があります。ワイナリー名の誕生の秘話です。GONCの名前は、彼らがプロデュースしたハンガリー産の樽の名に由来しています。樽の容量は136Lと小樽です。この136という数字がキーナンバーとなり、GONCワインのエチケット(=ラベル)にも頻繁に登場します。
例えば、「G」「1」「3」「6」という英数字が描かれているエチケットでは、数字は136個の点で表されています。
アイコンや水玉が描かれたエチケットも136個で表されていたりします。点(ドット)の数はワイナリー名に由来する樽のリッター数「136」に辿り着きます。疑うつもりはありませんでしたが、鉛筆で×印を付けながら、地道に点やアイコンをカウントしました。はたから見たら相当おかしな人です。数えたら本当に136個ありました。ワインは136のドットからできており、1つのドットは1Lを示します。
彼のワインのエチケットには色々な意味があります。それぞれに物語りがあり、ワイン名は曲名や音楽に由来していることが多いです。眺めれば眺めるほど興味深く、毎回のように新しい発見があります。エチケットは見飽きることがありません。
もうひとつGONCのユニークな一面をご紹介します。ペーターは典型的なロックミュージックのファンです。彼のクリエイティブなワイン造りに“良い音楽”は不可欠です。Toploader、Steppenwolf、Ram Jamなどを発酵中のワインに聞かせています。ノリノリのリズムでワインを造っている当主を想像しました。ワインが音楽と出会えば、それは鼓動が高鳴るようなドキドキ感にしびれる瞬間です。
「良い曲なくしては、良いワインは造れない」とペーターは言います。マジですか。
ならばペーターには良い音楽を沢山聴かせなければ!笑
彼の造るワインは燃料(ガソリン)のようで、容赦なく人々の心と舌にかがり火を灯します。躍動感やエネルギーが半端ありません。
さあ、段々とGONCのワインが飲みたくなってきた頃だと思います。この辺りで結びに入りましょう。ここまで書いておきながらですが、彼が伝えたいのはワインの解説ではありません。実際にワインを飲んでその声を聴けば、きっと貴方だけのGONCの音色を聴くことでしょう。最高のワインラバーは最高のワインに値する。もう多くは語りません、先ずは飲んで感じてみて下さい!!