各研究科研究指導概要
文学研究科
■ 博士前期課程
原則として下記のような指導に基づいて研究を進める。
- 各セメスタの指導内容
1セメスタ
研究テーマを特定し、履修計画について指導を受ける。
研究計画を立案し、資料収集・調査など研究に必要な研究方法論を修得する。
本人の問題意識、研究テーマにかかわる研究分野の先行研究レビューのための指導を受ける。
2セメスタ
研究計画の達成状況に応じて、研究計画の再検討や見直しを行う。
研究テーマに関連した先行研究や研究方法についてプレゼンテーションと討論を経験し、研究深化のためのプレゼンテーション能力とディスカッション能力を養う。
修士論文の骨子および構成について検討する。
3セメスタ
確定した研究テーマに基づいて調査・分析などを行い、研究方法の妥当性を検証しつつ、研究成果のとりまとめを行う。また、各専攻主催の研究発表会などで構想の中間報告を行う。
4セメスタ
研究成果を修士論文にまとめ、論文構成、分析結果、論文の表現等について総合的な指導を受ける。
研究精度を高めて、修士論文を完成する。
- 論文報告会(論文発表会)等
当該セメスタに修士論文を提出予定の者は、各専攻主催の研究報告会あるいは研究発表会などで、論文執筆の進捗状況の報告あるいは論文の成果を発表する。
詳細は、各専攻の指示による。
- 特定課題研究論文
英文学専攻、教育学専攻および国際文化コミュニケーション専攻では、修士論文の提出にかえて、特定課題研究論文の提出を認めている。特定課題論文とは、特定の課題について実践的に調査・研究した論文をいう。特定課題研究論文での提出を希望するものは、以下の要件に沿って提出すること。
英文学専攻
論文の題目・内容については、主指導教授との相談により決定する。
教育現場の質の向上・改善に資する研究成果を挙げ、専修免許の取得を目指す者を対象とする。但し、博士後期課程への進学を志望する場合には、特定課題研究論文の提出は認めない。
教育学専攻
主指導教授および副指導教授と協議し、原則として第1セメスタ終了時までに、修士論文、特定課題研究論文のいずれかを選択する。
博士後期課程への進学を希望する場合には特定課題研究論文を選択することはできない。修士論文を選択すること。
特定課題研究論文を提出予定の者も、修士論文中間報告会および修士論文成果報告会で報告しなければならない。
特定課題研究論文において、カリキュラムや教材の開発、実践研究報告、作品や演奏等、自らの実践の成果を研究テーマにした場合は、それらの成果についても論文の枚数および字数に含めることができる。
国際文化コミュニケーション専攻
論文の題目・内容については、主指導教授との相談により決定する。
特定課題研究論文を提出できる者は、英語教育(専修免許状の取得を目指す者)または日本語教育の教育現場において、カリキュラムや教材の開発、実践研究報告等、教育の向上に資する実践的な成果を有する者とする。但し、博士後期課程への進学を志望する場合には、特定課題研究論文の提出は認めない。
特定課題研究論文の提出を希望する者も修士論文中間報告会および修士論文成果発表会に参加する。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
本人の問題意識やこれまでの研究経過をふまえ、主指導教授の指導と副指導教授の助言を受けて研究テーマおよび研究方法を決める。
研究計画を立案し、資料収集・調査等の詳細および研究スケジュールを決定する。
2セメスタ
研究テーマに関連ある先行研究レビューを行い、先行研究の成果と課題を整理する。
研究計画の達成状況に応じて、自己の研究計画の再検討や見直しを行う。
研究テーマに関連した研究方法および資料分析についてプレゼンテーションや討議を経験し、研究の深化を図る。
学会発表並びにレフェリー制のある学会誌への研究論文の執筆計画を立案する。
3セメスタ
主指導教授と相談しながら、研究計画の再確認・再検討を行い、必要に応じて修正案を練る。
学会発表並びに研究論文の投稿に向けて、草稿を作成する。
4セメスタ
研究成果を論文等にまとめ、論文構成、分析結果、論文の表現等について総合的な指導を受ける。
国内外での学会発表や論文投稿等に向けた指導を受け、発表を行う。
5セメスタ
国内外での学会発表や論文投稿を行い、そこで得られた助言や批判にもとづいて、論文の修正と推敲を行う。
6セメスタ
指導教授および副指導教授の指導助言にもとづいて、博士学位請求論文を提出する。
2.論文報告会(論文発表会)等
博士(甲)論文を提出しようとする者は、専攻等の主催する報告会等において、研究の進捗状況および論文等の概要を論文提出前に発表する。
詳細は、各専攻の指示による。
社会学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
指導教授の決定・「学位論文題目届」を提出する。(4月)
指導教授と修士論文のテーマ・方法などについて相談する。
博士前期課程における研究計画を立案し、先行研究の検討に着手する。
研究テーマに合わせ、科目履修を進め、調査・実験等の方法論を修得する。
2セメスタ
具体的な研究テーマに関して資料収集等を進め、当該分野の先行研究の検討を深め、学会での発表や論文投稿を目指し研究を具体化する。
研究課題の意義・手法・先行研究などについて報告・討論し、研究者としてのプレゼンテーション力を養う。
修士論文の方向性について指導教授と相談する(「研究指導」等)。
3セメスタ
「学位論文題目届」を提出する。(4月)
指導教授と修士論文のテーマおよび内容などについて相談・確認する。
資料収集・先行研究等の検討を続け、研究の視座・論理・手法の妥当性を検証し、必要に応じ実証的な知見を得たうえで、研究成果を取りまとめる。
4セメスタ
研究の精度を高め、修士学位論文にまとめる。
修士論文「審査願」に指導教授の署名・捺印を受け(修士論文提出時に必要・おおむね12月下旬~1月はじめ)、修士論文を「論文要旨」等とともに提出する。(1月上旬)
口述試験を受ける。(1月下旬~2月上旬)
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
社会学専攻
「研究指導」等の場で年1-2回程度、中間報告を行う。
社会心理学専攻
各学年において、年1-2回の中間報告会で進捗状況の報告を義務づける。また修士論文の提出後には、最終報告会で論文内容について報告することを義務づける。
福祉社会システム専攻
修士論文提出6か月前までに修士論文中間報告会を開催し、指導教授以外からも指導を受ける機会を設ける。理論と実践の融合を具体的な研究テーマに纏め上げた成果を修士論文中間報告会で発表する。
修士論文に代えて特定課題研究論文を提出する場合、中間報告会での報告は、1本目あるいは2本目の完成時期を目標とする。
3.特定課題研究論文
社会学専攻、福祉社会システム専攻では、修士学位論文に代えて特定課題研究論文の提出を認めている。
『特定課題研究論文』とは、「特定の課題について、実践的に調査・研究した論文」をいう。
特定課題研究論文は、12,000字以上のものを3本提出する。
修士学位論文または特定課題研究論文については、原則として入学時に選択する(2年次の7月末まで変更を認める)。
修了単位として、社会学専攻は30単位以上、福祉社会システム専攻は36単位以上修得(見込)していること。
社会学専攻
博士後期課程進学希望者は、修士学位論文を選択すること。
特定課題研究論文の1・2・3本目については、主指導教授の指示を受け、適切な時期に、主・副指導教授に直接提出すること。また、3本まとめたものを、下記の通り、修士学位論文に準じた時期に、大学院教務課に提出する必要がある。3本まとめたものの提出にあたっては、提出時期・様式とも修士学位論文に準ずる。
題目届提出締切:4月
論文提出時期(3本まとめたもの):修士学位論文提出時期に同じ
提出先:大学院教務課
特定課題研究論文を選択した場合の研究指導スケジュールは、修士学位論文を選択した場合に準ずる。
福祉社会システム専攻
特定課題研究論文の1・2本目の提出時期については、主指導教授の指示に従い、主・副指導教授に提出すること。
中間報告会での報告は、1本目あるいは2本目の完成時期を目標とする。
3本まとめたものの提出は修士学位論文提出の時期・様式と同じとする。
3本の研究課題は相互に関連するものでも、別個のテーマを扱うものでもよい。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容(モデルケース)
1セメスタ
博士後期課程における研究テーマの意義と展開を検討する。
博士後期課程における研究計画を立案する。
2セメスタ
研究テーマに即して資料収集等を進めるとともに、当該分野の先行研究の検討を深める。
指導教授と相談の上、学会での発表・論文作成を目指して研究を具体化・実施する。
3セメスタ
資料収集等を進め、かつ知見を深め広げるための先行研究等の検討を続ける。
指導教授と相談の上、学会での発表・論文作成を目指して研究を具体化・実施する。
4セメスタ
資料収集等を進め、かつ知見を深め広げるための先行研究等の検討をまとめる。
指導教授と相談の上、学会での発表・論文作成を目指して研究を具体化・実施する。
この時期までに査読付き雑誌に最低1本の論文を投稿・掲載されるよう努力する
5セメスタ
主指導教授が、研究科委員会の承認のもとに、2名以上の本学教員(原則として所属する専攻の博士後期課程研究指導担当教員)とともに課程博士論文提出指導小委員会を構成し、論文が本審査を受けるに値するかどうかの審査が行われる。
指導教授と相談の上、6月末ごろまでに博士論文の下書きを完成させる。
6セメスタ
課程博士論文提出指導小委員会からの、本審査を受けるに値すると判断した旨の通知を受け、博士論文の本審査にむけて、論文内容を修正し、学位論文を提出し(11月上旬)、審査を受ける。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
毎年1-2回の中間報告を義務づける。
論文提出後に開催される公聴会に参加し、発表する。
法学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
基本文献により研究の基礎を構築する。
文献収集・判例検索の方法等、研究の基本的手法を習得する。
研究テーマ(修士論文課題)の絞り込みを行う。
学術論文執筆に係る基礎的作法(注の付け方など)を習得する。
2セメスタ
前期の基礎的研究を踏まえて、研究テーマ(修士論文課題)をある程度確定する。
研究テーマ(修士論文課題)に係る判例および関連文献の収集を行う。
研究テーマ(修士論文課題)に係る判例分析および関連文献の検討を行う。
判例分析および関連文献の検討に基づき、必要があれば、研究テーマの修正を行う。
3セメスタ
修士論文の構成(目次の構成など)を確定する。
修士論文の一部の執筆を始める。
修士論文の内容および方向性については、随時指導教授と協議を行う。
4セメスタ
研究の精度を高め、修士学位論文の完成に向けて執筆を進める。
修士論文の内容および方向性については、随時指導教授と協議を行う。
専攻別に実施する修士論文報告会(後述)において、進捗状況を報告し、質疑応答を行うことによって、問題点を確認する。
修士論文の論理展開・文章等の推敲と最終確認を行う。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
主指導教授の研究指導を2年間履修しなければならない。
博士前期課程2年生は、原則として11月の研究科委員会終了後に開催される中間報告会で、論文の進捗状況等を報告する。疾病その他やむを得ない理由で、中間報告を行えない者は、中間報告会と近接する時期に、主指導教授その他自分の属する専攻の大学院科目担当教員等の前で報告することで中間報告に代えることができる。
報告者は、目次等を記載したレジュメを事前に提出し、10分を目処に報告を行い、さらに参加教員との質疑応答を行うものとする。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
1セメスタ
主指導教授と相談の上、研究テーマ(博士論文課題)をある程度確定する。
研究テーマに係る外国法等の研究のために、外国法の領域を確定する。
確定した研究テーマに関し、基礎的研究および外国法研究を行うとともに、判例および文献収集を行う。
原則として6月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第1回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
判例分析および関連文献の検討に基づき、必要があれば、研究テーマの修正を行う。
2セメスタ
研究テーマに関する基礎的研究または外国法研究の内容について、主指導教授等に指導を受けて論文を執筆し、大学院紀要その他の学術誌に掲載することを目指す。
原則として12月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第2回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
判例分析および関連文献の検討に基づき、必要があれば、研究テーマの修正を行う。
3セメスタ
確定した研究テーマに関し、1年次の基礎的研究および外国法研究を踏まえてさらに発展的研究を行うとともに、そのための判例および文献収集を行う。
原則として6月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第1回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
判例分析および関連文献の検討に基づき、必要があれば、研究テーマの修正を行う。
4セメスタ
前期に行った発展的研究の内容について、主指導教授等に指導を受けて論文を執筆し、大学院紀要その他の学術誌に掲載することを目指す。
原則として12月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第2回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
判例分析および関連文献の検討に基づき、必要があれば、研究テーマの修正を行う。
5セメスタ
博士学位(甲)請求論文の提出希望者は、事前審査を受けるため4 月末までに主指導教授に相談の上、事前審査申請を行う。申請に際して、提出要領に則り、本審査に提出する予定の学位論文1 篇に加えて関係書類を提出する。
原則として6月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第1回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
7 月中旬までに1 回以上の事前審査会において審査を受ける。
6セメスタ
指導教授の指示により博士学位(甲)請求論文を提出し、3月修了を目指す者は、11月の提出期間までに大学院教務課に博士学位請求論文を提出できるよう執筆を行う。
次年度以降に修了予定の者は、原則として12月の研究科委員会終了後に開催される博士論文中間報告会(第2回)において、研究テーマと研究の進捗状況について報告し、参加教員と質疑応答を行う。
1 月下旬までに2 回以上の本審査会及び最終試験を受ける。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
博士後期課程に在籍する者で博士学位(甲)請求論文の提出を希望する者は、事前審査申請後直近に開催される博士論文中間報告会のいずれか一方において、研究内容およびその進捗状況等について報告をしなければならない。博士論文中間報告会は、原則として、6月の研究科委員会終了後と12月の研究科委員会終了後に開催されるものとする。当該者は、研究内容にするレジュメを当日持参し、これをもとに各自20分を目処として報告を行い、さらに参加教員との質疑応答を行う。
なお、博士学位請求論文の進捗状況に応じて、博士論文中間報告会に代えて、または、これに加えて個別の報告会(公聴会)を実施することもできる。
経営学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
第1セメスタ
主指導教授および副指導教授が決定した後、指導教授と相談の上、研究題目届を提出する。
研究テーマに関連する分野の教員の授業を、指導教授と相談の上、履修する。
第2セメスタ
問題意識に基づいて、研究関連分野の最近の研究活動の状況等のレビュー、先行研究のサーベイなどを行う。
第3セメスタ
指導教授と相談の上、更新された研究題目届を提出する。
確定した研究テーマに基づいて先行研究のレビュー作成、フィールド調査などを行い、研究成果を中間報告会で発表する。
第4セメスタ
修士論文の骨子について検討し、本要覧掲載の『修士論文作成について』に基づいて論文を作成する。
ゼミ等でのプレゼンテーションを重ねることにより研究内容の充実を図り、修士論文を完成させる。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
中間報告会(以下、報告会)は、原則として主・副指導教授全員の出席を要する。
報告会の日時・場所は、原則として報告会開催日の2週間前迄に大学院教務課を通じて公告する。
参加者は、報告会を主宰する専攻長または研究科長の指示に従わなければならない。
報告者は原則として、質疑応答を含めて30分程度で行うこと。また、報告資料(レジュメ)の用意に関しては、事前の指示に従うこと。
報告会において、指導教授が論文の修正を指摘した場合、報告者は指導教授が指定する期日までに論文を修正の上、修正対応表とともに指導教授に提出すること。
博士前期課程在籍者は、学年等の如何を問わず報告を聞くことが可能なので、積極的に参加することが望ましい。
3.特定課題研究論文
ビジネス・会計ファイナンス専攻中小企業診断士登録養成コースでは、修士論文の提出にかえて特定課題研究論文の提出を認めている。特定課題研究論文とは、特定の課題について実践的に調査・研究した論文をいう。特定課題研究論文での提出を希望する者は、以下の要件に沿って提出すること。
特定課題研究論文を選択する場合は、原則として入学時に、主指導教授および副指導教授と協議し決定すること。
特定課題研究論文は原則40,000字以上で作成すること。ただし、主指導教授および副指導教授の承認がある場合にはこの限りではない。
特定課題研究論文の提出要件、体裁、提出時期等は「修士学位論文または特定課題研究論文の提出」を参照すること。
博士後期課程進学希望者は、修士論文を選択すること。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
第1セメスタ
主指導教授および副指導教授が決定した後、指導教授と相談の上、研究題目届を提出する。
研究テーマに関連する分野の教員の授業を、指導教授と相談の上、履修する。
第2セメスタ
指導教授の指導のもと、学会報告ないし論文執筆をし、大学院紀要その他の学術誌に掲載することを目指す。
研究報告書を提出し、中間報告会で報告を行い、参加教員と質疑応答を行う。
第3セメスタ
指導教授と相談の上、変更が必要な場合は変更した研究題目届を提出する。
研究内容をさらに深め、学会報告および学術雑誌への投稿を行っていく。
第4セメスタ
学位論文のフレームワークを決める。
研究報告書を提出し、中間報告会で報告を行い、参加教員と質疑応答を行う。
第5セメスタ
指導教授と相談の上、最終の研究題目届を提出する。
原則として中間報告会で報告を行い、学位論文の修正指導を受ける。
第6セメスタ
指導教授の指示により、3月修了を目指す者は、大学院要覧に定める期限(11月初旬)までに大学院教務課に業績一覧と、博士学位(甲)請求論文の仮原稿を提出する。
公聴会で報告する。
学位請求論文を提出した者に対して、審査手続きを行う。
論文の審査および最終試験を受ける。
研究報告書を提出する。
原級
原級になった場合、原則として、毎年度の秋学期に中間報告会で報告を行い、参加教員との質疑応答を行う。
2.中間報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件
第2セメスタの終わりに、研究報告書を基にした中間報告会において報告する。
第4セメスタの終わりに、研究報告書を基にした中間報告会において報告する。
第5セメスタの終わりに、原則として中間報告会において報告する。
第6セメスタに学位請求論文を提出しない者は、研究報告書を提出し、中間報告会において報告する。
原級中には、原則として、毎年度の秋学期に中間報告会において報告する。
中間報告会(以下、報告会)は、主・副指導教授全員の出席を要する。
報告会の日時・場所は、原則として報告会開催日の2週間前迄に大学院教務課を通じて公告する。
参加者は、報告会を主宰する専攻長または研究科長の指示に従わなければならない。
報告者は、レジュメを必要部数当日持参し、質疑応答を含めて60分程度で行うこと。
報告会において、指導教授が論文の修正を指摘した場合、報告者は指導教授が指定する期日までに論文を修正し、修正対応表とともに指導教授に提出すること。
経済学研究科
■ 博士前期課程
経済学専攻
1.各セメスタの指導内容(モデルケース)
第1セメスタ
主・副指導教授との協議に基づき、研究テーマ仮設定。
論文題目に合わせ、基礎科目、専門科目の履修指導を受ける。
研究計画の作成を開始し、調査、実験等の研究方法論を修得する。
第2セメスタ
指導教員と協議しつつ研究計画を完成させ、論文・データなどのサーヴェイを進展させる。
確定した研究テーマについて、論文発表会にて計画を発表(10-12月)。
第3セメスタ
研究計画に基づき、指導教員の指導に基づき分析・考察を深める。
可能であれば、研究の主要部分について学会発表、学会誌投稿、大学院紀要投稿を行う。
論文発表会にて論文の進捗状況を発表(5-7月)。
第4セメスタ
可能であれば、研究の主要部分について学会発表、学会誌投稿を行う。
修士論文執筆、取りまとめ。
論文発表会にて修士論文の概要を発表(12月)。
修士論文を提出、審査。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等(モデルケース)
第2セメスタに、研究計画を発表(10-12月)。
第3セメスタに、研究の進捗状況を発表(5-7月)。
第4セメスタに、修士論文の概要を発表(12月)。
公民連携専攻
1.各セメスタの指導内容
標準コース
入学時に研究テーマを仮設定する。
第1・第2セメスタにおいて、主・副指導教授の指導および授業科目の履修を通じて研究を実施する基礎的能力を高める。
第3セメスタにおいて、主・副指導教授と協議しつつ研究計画を制作し、分析・考察を進める。
第4セメスタにおいて、論文報告会等を機会として活用しつつ、具体的に論文執筆を進める。
プロフェッショナルコース
出願時に、専攻所定の研究計画書を提出する。
第1セメスタにおいて、主・副指導教授と協議しつつ研究計画を確定し、分析・考察を進める。
第2セメスタにおいて、論文報告会等を機会として活用しつつ、具体的に論文執筆を進める。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
標準コース
第4セメスタの開始後速やかに中間報告会を開催する。
第4セメスタの終了前に最終報告会を開催する。
論文提出後に最終試験(口述試験)を開催する。
第1~3セメスタにおいても、報告会を開催することがある。
プロフェッショナルコース
第2セメスタの開始後速やかに中間報告会を開催する。
第2セメスタの終了前に最終報告会を開催する。
論文提出後に最終試験(口述試験)を開催する。
第1セメスタにおいても、報告会を開催することがある。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容(モデルケース)
第1セメスタ
主・副指導教授との協議に基づき、研究テーマ仮設定。
研究計画の作成開始。
第2セメスタ
研究テーマ確定、研究計画の策定、論文発表会にて計画発表(10-12月)。
第3セメスタ
研究の主要部分1を取りまとめ、学会発表、ジャーナル誌投稿。
論文発表会にて研究の進捗状況及び論文の一部を発表(5-7月)。
第4セメスタ
研究の主要部分2を取りまとめ、学会発表、ジャーナル誌投稿。
論文発表会にて研究の進捗状況及び論文の一部を発表(10-12月)。
第5セメスタ
研究の主要部分3を取りまとめ、学会発表、ジャーナル誌投稿。
研究の主要部分のいずれかについて、大学院紀要に投稿。
博士論文報告会にて論文の全体像を発表(5-7月)。
6月末までに主指導教授が事前審査委員会設置申請書を研究科委員会に提出。
7月の研究科委員会で事前審査委員会設置を審議。
第6セメスタ
10月の研究科委員会で事前審査報告。
博士論文をとりまとめ、提出。
博士論文を審査、(副査を1名以上追加)。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等(モデルケース)
第2セメスタに、研究計画を発表(10-12月)。
第3セメスタに、研究の進捗状況及び論文の一部を発表。
第4セメスタに、研究の進捗状況及び論文の一部を発表(10-12月)。
第5セメスタに、博士論文報告会にて論文の全体像を発表(5-7月)。
(第5セメスタの博士論文報告会は、博士論文の提出要件)
国際学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
学生は、指導教員と密接に連絡をとりながら、履修指導ならびに研究指導を受けなければならない。なお、各セメスタにおける指導内容は下記のとおりである。
1セメスタ
指導教員と研究テーマを検討し決定して、それに基づいて研究計画を立案する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
2セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、研究計画、研究手法等を検討・確定し、調査・研究を進める。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
3セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら調査等を実施し、分析を行う。学会、学内紀要等への投稿も奨励する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
4セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、追加の調査や研究を行い、学位論文としての完成度を高めてまとめあげる。学会、学内紀要等への投稿も奨励する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
グローバル・イノベーション学専攻
春学期・秋学期ともに、全学生出席による学期中間発表会と期末発表会を行う。全学生に研究計画及び進捗状況の報告を義務づけ、研究指導のマイルストーンとするとともに、学生自身の学位論文執筆の進捗管理としても活用する。詳細は、適宜専攻から配布される資料等を参考にすること。
国際地域学専攻
春学期・秋学期ともに、全学生出席による学期中間発表会と期末発表会を行う。全学生が研究計画及び進捗状況の報告を必須とする。とくに博士前期課程においては、発表会での成果が「国際地域学特殊研究」の成績評価に大きく反映される。詳細は、適宜専攻から配布される資料等を参考にすること。
3.特定課題研究論文
社会人学生に対しては、修士学位論文に代えて特定課題研究論文の提出を認めている。特定課題研究論文とは、特定の課題について実践的に調査・研究した論文であり、下記の要件を満たしている必要がある。
グローバル・イノベーション学専攻
未来事象を予測するためのモデルを設計・構築するといった、実務に直結する実践的な研究であること。
本専攻の目的「既存のナレッジをこれまでと異なる視点や方法で再結合することにより「イノベーション」を創出できる次世代リーダーの養成」に沿っていること。
国際地域学専攻(2019年度以前入学生適用)
学会における口頭発表論文が1本以上あること。
専門誌などにおける論文発表が1本以上あること。
授業科目等について32単位以上取得(見込)していること。
※1,2については本人の貢献箇所について提出時に明らかにすること。
なお、特定課題研究論文を選択する学生は、論文を提出するセメスタの履修登録時に指導教員の了承を得た上で履修しなければならない。
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
学生は指導教員と密接に連絡をとりながら、履修指導ならびに研究指導を受けなければならない。なお、各セメスタにおける指導内容は以下のとおりである。
1セメスタ
指導教員と研究テーマを検討し決定して、それに基づいて必要な調査、研究手法、研究計画を立案する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
2セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、研究計画、研究手法等を検討・確定し、学会、学内紀要等への投稿を見据えて、その締め切りスケジュールも考慮して、調査・研究を進める。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
3セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、研究計画、研究手法等を検討・確定し、学会、学内紀要等への投稿を見据えて、その締め切りスケジュールも考慮して、調査・研究を進める。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
4セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら調査等を実施し、データ分析や取りまとめを行う。併せて、修了要件を満たすよう学内外への論文投稿を積極的に行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
5セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら調査等を実施し、引き続きデータ分析や取りまとめを行う。併せて、学内外への論文投稿を積極的に行う。
博士論文の執筆を開始する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
6セメスタ
分析の精度を高め、論文の完成度を高め、論文を提出する。予備審査および公聴会に向けて、必要な修正を行い、さらに論文の完成度を高める。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
春学期・秋学期ともに、全学生出席による学期中間発表会と期末発表会を行う。全学生に研究計画及び進捗状況の報告を義務づけ、研究指導のマイルストーンとするとともに、学生自身の学位論文執筆の進捗管理としても活用する。また、この発表会では指導教員以外からも研究内容に関する質疑応答が行われるため、様々な角度からの質問に答えられる能力を養うことが可能となる。加えて、学生間でもお互いの研究内容を知ることで切磋琢磨しあう。
詳細は、適宜専攻から配布される資料を参考にすること。
国際観光学研究科
■ 博士前期課程
1.各セメスタの指導内容
学生は、指導教授と密接に連絡をとりながら、履修指導ならびに研究指導を受けなければならない。なお、各セメスタにおける指導内容は以下である。研究発表会については、4月入学の場合で記述しており、秋入学の場合には、1セメスタずれることになる。
1セメスタ
主副指導教授を決定し、研究テーマを選定、それに基づいて必要な調査、研究手法研究計画を立案する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間(5月末)および期末(7月末)発表会での研究進捗報告を行う。
2セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、主として調査、研究を行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間(11月末)および期末(1月末)発表会での研究進捗報告を行う。
3セメスタ
調査、研究したデータ等を分析して、取りまとめを行う。
学会、学内紀要等への投稿も奨励する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間(5月末)および期末(7月末)発表会での研究進捗報告を行う。
4セメスタ
修士論文を執筆。場合に応じては、追加の調査や研究を行う。学会、学内紀要等への投稿も奨励する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
修士論文提出(1月上旬)、口述試験(1月下旬)、修了者発表(2月上旬)
(秋入学:修士論文提出(7月上旬)、口述試験(7月下旬)、修了者発表(9月上旬))
2.論文発表会等の概要と発表の要件等
学生の研鑽の場、学生相互の交流の場として、各セメスタにおいて中間と期末、2回の研究発表会を行う。研究発表会は毎回参加し、研究の経過や成果をすべての教員の前で報告する。
詳細は、適宜専攻から配布される資料を参考にすること。
3.特定課題研究論文
社会人学生(入学試験区分が「社会人」)に対しては、修士学位論文に代えて特定課題研究論文の提出を認めている。特定課題研究論文とは、特定の課題について実践的に調査・研究した論文であり、下記の3つの要件を提出時に満たす必要がある。
在籍中の業績として、学会における口頭発表論文が1本以上あること。
在籍中の業績として、専門誌などにおける論文発表が1本以上あること。
授業科目等について32単位以上取得(見込)していること。
※1、2については本人の貢献箇所について提出時に明らかにすること。
なお、特定課題研究論文を選択する学生は、最終セメスタ時に指導教員の了承を得た上で申告しなければならない。
実践的に調査・研究した特定課題研究論文の審査基準は、1.および2.の基準全てを充足する必要がある。
研究の応用可能性を有していること
研究の推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関する幅広い専門的知識を有していること
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
学生は、指導教授と密接に連絡をとりながら、履修指導ならびに研究指導を受けなければならない。なお、各セメスタにおける指導内容は以下である。研究発表会については、4月入学の場合で記述しており、秋入学の場合には、1セメスタずれることになる。研究進捗報告は指導教授と協議の上、セメスタ毎に1回以上実施すること。
1セメスタ
主副指導教授を決定し、研究テーマを選定、それに基づいて必要な調査、研究手法研究計画を立案する。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間および期末発表会での研究進捗報告を行う。
2セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、主として調査、研究を行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間および期末発表会での研究進捗報告を行う。
3セメスタ
指導教授から進捗状況に応じた指導を受けながら、主として調査、研究を行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間および期末発表会での研究進捗報告を行う。
学術誌・紀要への投稿、国内外での学会発表を行う。
4セメスタ
調査、研究したデータ等を分析して、取りまとめを行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間および期末発表会での研究進捗報告を行う。
学術誌・紀要への投稿、国内外での学会発表を行う。
5セメスタ
引き続き調査、研究したデータ分析や取りまとめを中心に行う。
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
中間および期末発表会での研究進捗報告を行う。
修了要件の合致に向けて学術誌・紀要への投稿、国内外での学会発表を行う。
博士論文を作成する。
6セメスタ
履修指導に基づき必要な授業を履修する。
必要に応じて、追加の調査や研究を行う。
博士論文を提出する。
主査・副査を選定し、審査委員会が発足する。1回目(11月末)、2回目(12月末)(秋入学:1回目(6月末)、2回目(7月中旬))、場合により以降3回以上開催する。
博士公聴会(1月末)、審査結果発表(3月中旬)を行う。
(秋入学:博士公聴会(7月末)、審査結果発表(9月中旬))
2.論文発表会等の概要と発表の要件等
学生の研鑽の場、学生相互の交流の場として、研究発表会は毎回参加することが求められている(指導教授と協議の上、セメスタ毎に1 回以上の発表とすることができる)。学生は研究の経過や成果をすべての教員の前で報告する。ここでは、指導教授以外からも研究内容に関する質疑応答が行われるため、様々な角度からの質問に答えられる能力を養うことが可能となる。加えて、学生間でもお互いの研究内容を知ることで切磋琢磨しあう。詳細は、適宜専攻から配布される資料を参考にすること。
国際地域学研究科
■ 博士後期課程
1.各セメスタの指導内容
学生は、指導教員と密接に連絡をとりながら、履修指導ならびに研究指導を受けなければならない。なお、各セメスタにおける指導内容は下記のとおりである。
1セメスタ 研究テーマを決めそのテーマに合った調査、研究手法、研究計画を立案する。
2セメスタ 個々の学生の進捗状況に応じた指導を受けながら、主として調査、研究を行う。
3セメスタ 個々の学生の進捗状況に応じた指導を受けながら、主として調査、研究を行う。
4セメスタ 調査、研究したデータ等を分析して、とりまとめを行う。学会、学内紀要等への投稿も奨励する。
5セメスタ 引き続きデータ分析や取りまとめが中心となるが、併せて、修了要件を満たすよう学内外への論文投稿を積極的に行う。
6セメスタ 博士論文をまとめあげる。場合に応じては、追加の調査、研究を行う。
2.論文報告会(論文発表会)等の概要と発表の要件等
学生の研鑽の場、学生相互の交流の場として、1セメスタに2回、中間発表会、期末発表会を実施している。すべての学生が発表を行うとともに、他学生の発表を聴講して自らの研究の参考にすることを期待している。なお、最終セメスタ時の期末発表会時に博士論文の公聴会をあわせて実施している。詳細は、適宜専攻から配布される資料を参考にすること。