英文学専攻
こちらでは英文学専攻の最新ニュースを中心にお伝えします。
【専攻長メッセージ】
英語を本気で学び、ことばを通して人を知る
本英文学専攻は、伝統的な「英文科」の流れを汲み、歴史のある専攻課程です。専門分野としてはイギリス文学・アメリカ文学・英語学の三分野に分かれますが、いずれの分野を専攻しようとも、「英語」という共通の道具が不可欠であり、高度な英語力が求められます。英文学専攻では、テキストを丁寧にかつしっかり、深く読み込むことで、その英語力を磨き、伸ばします。そして、この英語力を基盤として、それぞれの分野での研鑽を積むことになります。三分野はバラバラに存在するのではなく、互いに有機的な関連があります。イギリス文学であれアメリカ文学であれ、それを味読するには英語学の知識が大いに役に立ちます。また、英語学を理解するにあたっては英米文学を読み解く力が欠かせません。本専攻では個人指導が徹底しています。少人数制による普段の演習・講義に加えて、指導教授による研究指導がなされます。1対1で懇切丁寧に指導を行います。受講生は、得心が行くまで質問をし、議論をし、問題を追究し、解明することができます。
本学英文学専攻は、東京の11大学(青山学院大、上智大、聖心女子大、津田塾大、東京女子大、東洋大、日本女子大、法政大、明治大、明治学院大、立教大)及び仙台の東北学院大の計12大学院から成る「大学院英文学専攻課程協議会」(以下、英専協と略す)の一員となっています。これらの大学院の授業を聴講し、15単位まで本専攻の履修単位として組み入れることができます。また、例年11月下旬~12月上旬には英専協の研究発表会が開催され、各大学院から数名ずつ発表者が出て研究発表を行います。いわば「他流試合」に臨むことができるわけで、院生同士で切磋琢磨し、研究を進めるまたとない機会となっています。他大学の教員からそれぞれの研究発表に対して有益なコメントをもらうことができます。日常接する指導教授のものとは異なる視点からアドバイスを頂戴する貴重な機会となり、研究の質を一層高め、論文にまとめ上げることも可能です。このような絶好の機会を逃す手はありません。
[現職教員・社会人の皆様へ]
本学英文学専攻の前期課程を修了することにより、英語の専修免許を取得することも可能です。現役の英語教員や既に学部を卒業し3年以上経過した方であれば、「社会人入試」を利用して入学することができます。また、昼夜開講制を採用しているので、仕事帰りに受講することも可能となっています。加えて、2016年度より、「特定課題研究論文」を新たに導入しました。これにより、学術的な性格の強い「修士論文」に代わって、教育現場の向上・改善に資する研究成果を挙げ、前期課程を修了することが可能となりました。
英語に対する情熱を十分お持ちの方であれば、どなたにでも道が開かれています。
英文学専攻
専攻長 北原 妙子
専攻概要
本専攻では、学生はもとより、社会人になっても英米文学・英語学への興味と熱意を抱き続けている方々にも本格的な学びの場を提供します。
時代を問わず普遍的な学問である文学の研究は、たとえ学部での勉強を終えてもまだその入り口にたどり着いただけだといわざるをえず、大学院で学んでこそ、その本当の意義や楽しみを知ることができるのです。
本専攻は都内主要大学を含む12大学院からなる「大学院英文学専攻課程協議会」に加盟しており、他大学院の授業に参加したり、加盟大学の図書館を利用することも可能です。
入学定員:前期課程5名/後期課程3名
開講時間:昼夜開講(昼間主)
キャンパス:白山
学位:前期課程 修士(文学)/後期課程 博士(文学)
取得可能な資格:高等学校教諭専修免許状(英語)/中学校教諭専修免許状(英語)