IAMとは(Identity and Access Management)
更新日:2026年5月10日
■ 概要
IAM(Identity and Access Management)とは、
👉 「誰が、どこに、どの権限でアクセスできるか」
を管理する仕組みです。
日本語では、
ID管理
アクセス権管理
認証・認可管理
などと表現されます。
クラウド時代では非常に重要な概念であり、
Google Cloud
AWS(Amazon Web Services)
Microsoft Azure
Google Workspace
Firebase
Cloudflare
など、多くのサービスでIAMが採用されています。
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■ IAMの役割
IAMの本質は、
👉 「必要な人に、必要な権限だけ与える」
ことです。
例えば、
社長 → 全権限
経理 → 会計データのみ
営業 → 顧客情報のみ
外部業者 → 一時的な限定権限のみ
というように、
アクセス範囲を制御します。
これにより、
情報漏洩防止
誤操作防止
内部不正対策
セキュリティ強化
を実現します。
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■ 「認証」と「認可」の違い
IAMでは、
「認証(Authentication)」
と、
「認可(Authorization)」
の違いが重要です。
■ 認証(Authentication)
👉 「あなたは誰ですか?」
を確認すること。
例:
パスワード
2段階認証(2FA)
生体認証
Googleログイン
など。
■ 認可(Authorization)
👉 「何をしていいですか?」
を管理すること。
例:
閲覧のみ
編集可能
削除可能
管理者権限
など。
IAMは、
この両方を管理しています。
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■ 実務でどう使われるか
IAMは、実務ではほぼ毎日使われています。
例えば、
■ Google Workspace
Drive共有制御
管理者権限
グループ制御
共有範囲制限
■ Google Cloud
Firebase管理
API権限
サービスアカウント管理
Cloud Run実行権限
■ Cloudflare
DNS編集権限
Zero Trustアクセス
チーム管理
など。
特に最近は、
👉 「とりあえず全員管理者」
が大きなセキュリティリスクになります。
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■ なぜ重要なのか
クラウド時代では、
👉 「社内ネットワークの中だから安全」
という考え方が通用しません。
現在は、
在宅勤務
スマホ利用
SaaS利用
外部委託
AI連携
などが増えており、
「誰がアクセスしているか」
の管理が極めて重要になっています。
そのため、
👉 IAM = クラウド時代の入口
と言っても過言ではありません。
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■ よくある実務上の問題
実務では、
退職者アカウントが残る
全員管理者
パスワード共有
個人Gmail利用
権限整理されていない
外部共有が放置
などが非常に多いです。
特に中小企業では、
「とりあえず使えればいい」
状態で運用されているケースも少なくありません。
しかし、
IAMが整理されていない状態は、
👉 “会社の鍵を全員に配っている”
状態に近いです。
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■ Time合同会社での考え方
Time合同会社では、
Google Workspace
Cloudflare
Firebase
AppSheet
Google Cloud
などの導入時に、
👉 「最初にIAM設計を整理する」
ことを重視しています。
例えば、
管理者アカウント分離
2段階認証(2FA)
権限最小化
共有Drive整理
外部共有制御
サービスアカウント管理
など。
特に生成AI時代では、
👉 「AIへ何を見せるか」
もIAM設計に関係してきます。
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■ よくある誤解
IAMは、
「大企業だけ必要」
と思われがちですが、
むしろ中小企業ほど重要です。
理由は、
👉 “少人数ほど権限が雑になりやすい”
ためです。
また、
「パスワード管理だけ」
と思われることもありますが、
IAMは、
権限
共有
アクセス制御
ログ管理
デバイス管理
まで含めた概念です。
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■ まとめ
IAM(Identity and Access Management)とは、
👉 「誰が、どこへ、何をできるか」
を管理する仕組みです。
クラウド・生成AI時代では、
Google Workspace
Google Cloud
Cloudflare
Firebase
AppSheet
など、多くのサービスで必須となっています。
現在は、
👉 「システム導入」よりも先に、
👉 「アクセス管理設計」
の重要性が高まっています。