近年、触覚再現を行うための機器が数々開発されている。触覚再現を行う手法のひとつに静電気力を用いる、静電触覚と呼ばれる方法がある。しかしこれらは基本的に小型なインターフェースが多く、感覚提示を受けられるのが指先だけに限定されていることが多い。 そこで従来の静電触覚技術に紙エレクトロニクス技術を組み合わせた新たなディスプレイを開発し、"触覚ポスター"として体験者がより広範囲に、自由な感覚提示を受けられるようなシステムの確立を目指す。

【参考文献】

T. FUKUDA, Y. HASHIMOTO, "Basic Characteristics of Printalbe Large-Area Electrostatic Tactile Display", 2019 IEEE World Haptics Conference, August 2019.

福田, 橋本, "プリンタブル静電触覚ディスプレイにおける絶縁層厚みと知覚強度の関係", ROBOMECH2019, 2A1-T03, 2019年6月8日

島津, 橋本：触覚ポスター：プリンタブルな大型静電触覚ディスプレイの提案 ,Interaction 2018, 3A01,2018/03/05