本研究室では
物事に触れる際に得られる感触を
技術およびコンテンツの研究を行います
”感触”と聞いて,みなさんは何を思い浮かべるでしょうか.おそらく多くの方は「手触り,肌触り」といった直接肌が物体に触れることで得られる情報をイメージするかと思います.しかし辞書によると,
外界の物事に触れて心に感じること.
物事の雰囲気などからそれとなく受ける感じ.印象.
手や肌に触れた感じ.手ざわり.肌ざわり.
とあり,様々な”感じる”を内包していることが分かります.
本研究室では,この”感触”をキーワードとして,触覚のみならず他の諸感覚を組み合わせ,人間の生理学,心理学に基づいた適切な情報提示を行うことにより,ユーザが真に得たい”感触”を得られる新たな人間中心インタフェースを設計することを目指します.
VR, AR, 意識下感覚提示,触覚インタフェース,心身強化,健康支援,睡眠,漆,マルチモーダル,クロスモーダル,テレイグジスタンス
本研究室の目的に対して,主に以下のアプローチを行っています.
無意識的な行動変容技術の確立
研究例:手指の巧緻性向上手法,確率共鳴現象を用いた身体機能の向上,嗅覚反応時間を考慮した香料提示 etc...
錯覚やクロスモーダル,マルチモーダルの諸現象や人間の知覚特性を利用した効率的な感覚提示手法の開発
研究例:足爪振動刺激による歩行時の触感重畳,水中VRシステム,体内への錯触覚提示,ポールウォーキングの触覚的拡張,温度提示による睡眠改善 etc...
天然素材と先端技術を組み合わせた「琴線に触れる」プロダクトの創出
研究例:漆をベースとした電子回路およびインタフェース,紙エレクトロニクスを用いた感覚インタフェース etc...