著者 原田 宗彦
3.5 5つ星のうち 6 カスタマーレビュー
ダウンロード スポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくり Ebook PDF - 内容紹介 ★★産経ニュース、日本経済新聞、神戸新聞各紙に書評が掲載されました★★ オリンピックなどの巨大イベントとともに、自治体が独自にイベントをプロデュースし、 地域の活性化を図る例が増えている。 しかし一方では一過性で効果が乏しい施策やイベントもまま見られる。 本書では、スポーツに親しむまちづくりとスポーツによる交流拡大に必要な都市政策上の課題と、 その戦略的な解き方・進め方を示す。 --------- ◎目次 序章 スポーツ都市戦略:スポーツツーリズムが変える都市 第1章 スポーツと都市 ●コラム スポーツと地域愛着 第2章 地域スポーツイベントと都市 ●コラム 群馬県みなかみ町:アウトドアスポーツタウンとしての発展 第3章 オリンピックと都市 第4章 スポーツツーリズムと都市戦略 第5章 都市の活性化装置としてのスポーツコミッション 第6章 スポーツに親しむまちづくり ●コラム 野球のまち阿南・オガール紫波 第7章 2020年後を見すえたスポーツ都市戦略 著者について 原田宗彦(はらだ・むねひこ) 1954年大阪生まれ。77年京都教育大学卒業。 84年ペンシルバニア州立大学健康・体育・レクリエーション学部博士課程修了。 Ph.D. 鹿屋体育大学助手、フルブライト上級研究員(テキサスA&M大学)、 大阪体育大学大学院教授などを経て、2005年から早稲田大学スポーツ科学学術院教授。 主な著書に、『スポーツ産業論第6版』(杏林書院、2015年)など 訳書に『オリンピックマーケティング』(株式会社スタジオタッククリエイティブ、2014年)など。 一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構代表理事、 日本スポーツマネジメント学会会長、Jリーグ理事を務める。 2008年大阪五輪招致では招致委員会参与。 2016年東京五輪招致では、JOCオリンピック招致推進プロジェクトに所属する。 現在は、2026年札幌冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画検討委員会委員長や 観光庁スノーリゾート地域活性化検討会委員長、経済産業省ヘルスツーリズム認証制度検討委員会座長、 そして厚生労働省スポーツイベント産業業界検定開発委員会委員長などを務める。
以下は、スポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりで最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 昨年はデービッド・アトキンソン著「新・観光立国論」が受賞するなど、権威ある賞を受賞する。 近年、少子化・過疎化に伴う地方の衰退に対し、「地方創生」が叫ばれている。その有効な手段の1つがスポーツを通じた活性化策であろう。スポーツを都市に呼ぼうとするときに中心になるのがハードインフラであるが、スポーツを公共財とみなす傾向が強い欧米では、スタジアムやアリーナのようなスポーツインフラは美術館や図書館、劇場といった他の文化施設の整備と同じように価値の高いものとして見られている。一方の日本では「公共財=地域住民が使用できる」という観点になりがちで、「する」スポーツに重きが置かれ、従って国体のスタジアムを象徴するようにサッカー場に陸上トラックが敷かれていたり、華やかな「アリーナ」ではなく音響や照明などが最低限で演出には向かないこぢんまりとした「体育館」が点在している。また、「交流人口」という、観光客と地元住民が交わることを意味する言葉は地域活性化の観点で頻繁に使用される用語であるが、集客力の大きいスポーツイベント(「する」「見る」「支える」のいずれのイベント)はまさにこの交流人口の拡大にうってつけで、「スポーツツーリズム」の規模拡大は地域活性化には欠かせない。特に日本ではその国土の狭さもあってアウェーファン(サポーター)/外からの参加者も移動しやすく、親和性が高いと考える。かつてのプロ野球や実業団スポーツなど、私企業の宣伝のために行われてきたトップスポーツが、国や自治体も巻き込んでの地域経済の活性化をはじめとした都市戦略の大車輪となるためには、各スポーツ団体が地域に根差した活動を行い、公共財としての地位を確立していくことが必要であろう。本書は地方の衰退や高齢化社会を始めとした社会における諸問題をスポーツで解決するという観点で、非常に示唆に富む情報や提言に溢れている。スポーツは、スポーツ界に留まらない幅広い影響を社会全体に及ぼし、高い効果を生むことを改めて考えさせられる。政府が掲げるGDP600兆円という目標の中で、スポーツは15兆円(今の約3倍)と大きな役割を担うこととなる。特に日本におけるスポーツは学校体育やアマチュアリズムから脱し切れておらず、産業としては未発達である。翻ってみれば、周辺産業を巻き込んで大きな成長の余地が残されているのがスポーツ界であるとも言える。スポーツツーリズムを核としたスポーツ都市戦略がスポーツ産業発展の中心として確立していけるよう、各自治体を中心に官民一体となった活動の拡大化が注目される。追記:1964年の東京オリンピック前までは、「メイド・イン・ジャパン」=粗悪品の代名詞で、この大会を契機に高品質で耐久性があるイメージに変化したとは全く知らなかった。2020年東京大会も、日本の問題点を劇的に変えるような大会であってほしい/しなければならないと考えさせられた。本書内の主なキーワード<序章>・観光後進国/観光ビッグバン・内需産業としての観光からインバウンドへ・ガラパゴス文化・モノづくり→コトづくり・インナー政策とアウター政策の両輪<第1章>・プロ化によるステークホルダー増(数・種類)・消費誘導機能<第2章>・正味便益・アウトドアスポーツ資源・ニューエンデュアランススポーツ<第3章>・メイド・イン・ジャパン・排他的独占権・知識・情報レガシー・人的資源・ネットワーク・レガシー・民活五輪⇔国家主導型五輪・陸上競技場からフットボールスタジアムへの改修<第4章>・アクティブライフスタイルの一般化・触媒力・スポーツと観光の融合(教育からの離れ)・デスティネーション・マネジメント・スペシャル・インタレスト・ツーリズム<第5章>・フィルムコミッション・スクリーン・ツーリズム・Stay to play policy・Tax Increment Financing<第6章>・無電柱化率・戦略的なスポーツ都市計画・アクティブなライフスタイルを誘発する生活環境・自転車専用の高速道路・スポーツイベントの種類と開催都市(地域)のマッチング・コンパクトな市街地づくり(コンパクトシティ)・ナッジ(Nudge)<第7章>・固有のスポーツ資源・マーケットイン⇔プロダクトアウト・生活社会資本・需要ドライバー・ドバイランド(ドバイ・スポーツシティ) Tags:スポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりPDFダウンロードスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりPDFスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりのePubスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりダウンロードスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりオーディオブックスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりダウンロードブックスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくり発売日スポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくり試し読みスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりネタバレスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりamazonスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりdownloadスポーツ都市戦略: 2020年後を見すえたまちづくりkindle