はじめに.
出版された私の研究について紹介していけたらと思います.
きっかけは船員さんの言葉です.
私は研究内容がら調査航海によく参加し,船上では当然ながら船員さんたちにお世話になっています.
船員さんたちにひいこら揚げてもらった泥から得たタナイスを使って,私は研究成果を出せているわけです.
そんなわけで,論文が出た際にはこんな成果が出せたんだと船員さんに報告したいのですが,
論文を渡そうとすると,決まって「こんなに英語は読めないよ」と言われてしまうのです.
研究者は研究成果を世界に発信していくべきだと思います.そのためには英語で論文を書くことになります.
しかし(日本で)お世話になった人々にとっては日本語で説明してもらった方がわかりいいでしょう.
私だって分野外の論文は日本語で読めたほうが早くて楽です(悲しいかな).
そんなわけで,論文の日本語解説をやってみようとこのスペースを作りました.
ごく短文の要旨はこちらにあります.
研究の合間にポチポチやるので,なかなか書き進められないかと思いますが,気長にどうぞ.
…と,気長にやっていたら完全に停滞してしまったので,分量抑え目で行くことにしました.
とはいえ,引き続き気長にお待ちください.
なお,当初私が研究代表者であるものとそれ以外,みたいな分け方をしていたのですが,
タナイス類についても私が主導しない共同研究成果が出てきたことを受けて,
大まかなテーマごとにまとめることにしました.
以上の背景から,各項目には私が主著者でない(南極プロジェクトでは私が著者に入っていない)成果も含みます.
Kakui et al. (2007, 2010, 2012); Kakui & Kajihara (2011); Kakui & Angsupanich (2012, 2013); Kakui & Yamasaki (2013); Kakui & Hiruta (2014); Kakui & Kohtsuka (2015); Kakui & Naruse (2015); Kakui & Shimada (2017); Tanabe et al. (2017); Kakui & Fujita (2018); Kakui & Tomioka (2018)
Kakui et al. (2011, 2012)
Kakui & Hiruta (2013); Kakui et al. (2019); Kakui & Fujita (2020)
Kakui et al. (2010, 2017a, 2017b); Kakui & Angsupanich (2013); Kakui & Hiruta (2014); Kakui (2014, 2016); Kakui & Kohtsuka (2015); Kaji et al. (2016)
Jimi et al. (2017); Shimada et al. (2017, 2019); Fujimoto et al. (2020)
Tomikawa et al. (2010); Shimomura & Kakui (2011, 2012); Shimada et al. (2012); Uyeno et al. (2013); Kohtsuka et al (2014); Nakano et al. (2015); Kajihara et al. (2015a, b); Shimada & Kakui (2015); Uyeno & Kakui (2015); McClain et al. (2016); Hiruta & Kakui (2016); Narahara-Nakano et al. (2016); Jimi et al. (2017); Komai et al. (2017); Bayartogtokh et al. (2017)