簡単に?見られるタナイス:水槽の底砂からこんにちは


体長数ミリメートル,巣に隠れていたり海底に潜んでいたりとなかなか見る機会のないタナイスですが,皆さんにも「比較的」簡単に見ていただける場所がありました.

それは水族館です.

私が子供のころの水族館の展示といえば,青い箱の中を魚が泳いでいる,というような感じだったように思うのですが,最近(?)は,野外の生息環境の再現を試みた展示が多く,水槽の底には底砂がしっかり敷いてある場合が多い気がします.そういう水槽のなかには,底砂の断面が見えるくらい底砂が敷いてある展示もあります.タナイスを見ることができるのは,そういった水槽の底砂の中になります.

以下に私がこれまでにタナイスを確認した水族館を列挙します.私が行ったことのある水族館は限られているので,他の水族館にもきっといると思います. ただ忘れてはならないのは,彼らのサイズ.体長数ミリメートルです.ぼんやり見てたら「あ,いた」みたいな見つかり方はしませんので,やや根気が必要です.

観察の手助けとして,これまでの私の経験では,ライブロックの入ったサンゴ砂の敷かれた暖かい海の動物を展示した水槽からアプセウデス属?の一種が,砂地にアマモが植えられている水槽からナミタナイス属?の一種がよく見つかります.

ぜひ探してみてください.